今日は古道具から
この道具を見つけた時は初見で何だろうと思いました。
かなり使い込まれていて長い間道具として活躍したものだろう
と思いました。
見方によってはまるで木製のオブジェのようです。
これだけでインテリアの飾りになる雰囲気があります。
前置きがながくなりましたがこれです。
さてこれは何に使われた道具でしょうか。
私は聞くまでは判りませんでした。
これを購入した後でほんの数回だけこの道具を
見かけましたがこれほど面白いデサインの道具には出会っていません。
別の角度からの写真です。
そうですね。古民具として出ているものです。
もう少しヒントを出しますとこの写真になります。
そうでうすね下部にこの棒を通して使います。
棒が無くても充分飾れるものなんですね。
裏の太い鉄の鎹もアクセントになっていますね。
すいません。随分引っ張ってしましました。
これは萱ぶきの屋根の萱を叩いて整える道具です。
今では使う事は滅多にないですね。
完全な絶滅危惧種の古民具でした。
今日は陶片の話です。
つい最近ある方のブログで畑から出土した焼き物の話題が
出ていました。そう言えば少し似たような経験があります。
今からそう7年ほど前になります。骨董仲間と話していた時に
子供の頃土器を拾って遊んでいた経験を話しました。
そこで思いだしその場所へ行ってみたわけです。
そこは祖父母から所有する田んぼと畑と山林があるところです。
そこは中世の山城があったと語り継がれているところで
祖母が畑を耕した時に刀が出て来てそれから2~3日寝込んで
しまったという話しを聞かされていました。
今は田んぼも畑も作っておらず原野に近い状態です。
土器は見つかりませんでしたが、田んぼ沿いの用水といおうか
小川で(幅80cmぐらい)こんなものを拾いました。
左から備前だろうか。
真ん中上はたぶん珠洲焼き
下は網目の伊万里
右は初期伊万里、蘭の絵付けでしょうか
何と言っても自分の所有する土地から拾ったものです。
買ったものと違いなんとも不思議な縁を感じます。
時代は珠洲焼きが一番古く初期伊万里までの江戸初期
ぐらいの時代に捨てられたものかと思っています。
いわゆる消費地での発掘ならぬ川拾いですね。
今回は非常に個人的な話になりました。