今はまさに金継ぎの季節です。
温度と湿度この両方が高い時期でないと漆が固まりません。
1年で金継ぎが出来る季節は限られています。
そういうわけで今回は趣味の金継ぎから一番簡単な漆止め
を紹介します。
画像の順番に作業を進めます。画像が作業風景なので
乱雑であまり綺麗ではありませんのでご承知おき下さい。
皿に乗っているのは生漆のチューブと
漆を塗るための筆です。
漆を薄める液(リグロイン)
とビニール製の手袋です。実は私は漆にかぶれて
しまいますので手袋は必需品です。
生漆を出して薄め液をかけたところです。
茶色いのが生漆です。
生漆をニューをなぞるように塗ります。
もちろん反対側の外側も同じく
塗ります。
初日の作業はこれで終了です。
私の場合は発砲スチロールの中に
タオルをひいて水をかけて水分を
留めます。木の部分はすのこの
小型です。蓋をして2日ほど今の
状態で放置します。
2日後取りだしたのがこの状態です。
完全に固まっています。
これを私の場合は1,000番程の
サウンドペーパーに水をつけて
漆を擦ります。
これで漆どめの完了です。
12時の方向です。これで叩いてもチンチンと音がします。
金継ぎの作業としては全体の5分の1ぐらいの作業です。
もっとも簡単な修理です。