寒い今日この頃、湯船の中に入るひとときの爽快感はなんともいえません。しかも、疲れているときはなおさら、この気持ち良さが身に沁みます。
しかし、その爽快感に甘えすぎると、おそろしいことになります。今日もなりかけました。湯船の中でうとうとと、舟を漕いでいたのです。途中で気付いたからよいものの、気付かずに頭が湯に浸かっていたり、体全体がすべったりなんかしたら、と思うとぞっとします。実際、前者はなりやすいです。顔が湯につきそうになってあわてた経験があります。お風呂で溺れる、という話が現実味を帯びていました。
疲れているときのお風呂には注意。湯船は布団ではありません。しっかり目を覚ましましょう。お風呂は気持ちがいいほうがいいですが、気持ちがよすぎると危険です。お湯を沸かすときも要注意です。温かくなるにつれ気持ちよくなるのですが、茹で上がる前に気づかないと大変です。
このところ帰りが遅く、今日はパソコンを開けるつもりはなかったのですが、自らへの警告もかねて書きました。
そういえば、水に顔をつける、という話から、ある海外小説に洗面器に顔をつけて水泳の練習をするという話があったのを思い出しました。プールや海のない土地で、老人たちに水泳を教えることになった人が編み出した水泳練習法です。洗面器に水を貼って、呼吸の練習をします。進むときは洗面器とともに進むので床は水でびしょびしょ、しかし主人公のコーチはその土地を離れた後も自分から水泳を習った老人たちのことがいとしく感じられたとか。
そして舟を漕ぐ話は。。。。。自他とも経験豊富なうえに、おそらく読者の方の多くも心当たりのある方が多いだろうと思うので省略します。(そうでない方は申し訳ありません。)同じ漕ぐにしても、うまい下手があるようです。陸上でも漕ぎすぎて頭から倒れることのないように。
そう思ったら、自家用車で出勤する方を尊敬します。どんなに疲れていても、運転中は舟を漕げないですので。