いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

発表会がありました Sound Bouquet@Musica 2014

2014年04月30日 | ピアノ・音楽

 先日の4月27日、私の地元の広島で友人主催の発表会がありました。この会場で開かれる際にいつも声をかけていただき、今まで毎回参加しては刺激をいただいていました。今回は三度目。三度目の正直とばかり張り切って?出かけました。参加者の顔ぶれは以前からの友人、前回にも参加されお会いした方たち、今回初めてお会いした方たちとさまざまでした。4時間ぐらい前からリハーサルが始まって本番は2時からでした。

プログラムは三度の休憩込みで以下の通り、無記入はピアノソロです。連弾あり弦楽器ありオカリナあり、クラシックあり日本の歌ありラジオ体操ありと多種多様な内容でした。

ソナタ第24番Op.78「テレーゼ」第1楽章   ベートーヴェン

イタリア協奏曲BWV971第1楽章               バッハ

ピアノソナタKV545第1楽章                      モーツァルト

ヴァイオリンソナタ第5番Op..24「春」第1楽章 (ヴァイオリンとピアノ)       べートーヴェン

エル・ペレレ                                                グラナドス

威風堂々(ピアノ連弾)                                    エルガー

弦楽四重奏曲KV156全3楽章  (弦楽四重奏)     モーツァルト

童神(オカリナとピアノ)                                    作詞:古謝美佐子 作曲:佐原一哉

ラジオ体操 第1                                            服部 正

ラジオ体操 第2                                            團伊玖磨

小プレリュードBWV939                                バッハ

ノクターン1番 Op.9-1                                  ショパン

ソナタ第8番Op.13「悲愴」第1楽章                 ベートーヴェン              

幻想小曲集Op.73よりⅢ (チェロとピアノ)         シューマン

ハンガリー舞曲 第1番&第4番(ピアノ連弾)      ブラームス

平均律曲集第2巻第14番BWV883                 バッハ

バラード3番Op.47                                       ショパン

月の光 Op.54-3                                       パルムグレン

ロマンス Op.101-1                                  シベリウス

小組曲―小舟にて・行進・メヌエット・バレエ―(ピアノ連弾)        ドビュッシー

 ピアノ歴は様々な方たちだったのですが、どの方の演奏も曲に深く真摯に向き合ったと感じる演奏ばかりで、とても聴きごたえがありました。弦楽器やオカリナのアンサンブルも心から楽しんでいるというのが伝わってくる演奏でした。弦楽四重奏というのは初めてでしたね。モーツァルトのKV156わくわくしながら聴きました。連弾も素敵でした、高校生の方も出ていたのですがハンガリー舞曲溢れ出るようなエネルギーが伝わってきてこちらもパワーをいただきそうでした。大人の方たち同士の連弾も楽しそうでキラキラ感が感じられるものでした。

 ソロの演奏も静けさの中から高貴さが伝わってきそうな演奏があってそのままその音楽の世界に没入していたいような思いになりました。自分は弾かなくていいから。。。そう、消え入りたいような思いにも。

 そう、私はショパンのバラード第3番を弾いたのですが、なぜかプログラムが終わりの方でした。大曲を選んだのもあったのかもしれませんね。前の方が素晴らしすぎて緊張にさらに輪が掛かってしまった状態で出る羽目に。。。今までにないようながちがちした状態。Uターンできるのならばしたいような、いつの間にかそういう弱気な思いとの闘いになっていました。しかしそれでは、これまでの数か月が水の泡になってしまいます。前回のこの会場での演奏会で弾いたラヴェルのように、止まったり暗譜が飛んで楽譜を取りに戻るということだけにはならなければよい、あとは落ち着いて弾こう、と思って弾きました。う~ん、確かに、止まりはしませんでした。しかし、呼吸はいつのまにかなくなっていたし音は外したし、まともに弾けたとは言えないような状態。

 自分の演奏が終わった後は、瑞々しいパルムグレンやシベリウス、そしてドビュッシーの演奏を楽しむことができました。さりげなそうに弾かれているのですが、その背景にはたゆまない努力があるのだと思いました。

 私の演奏は反省点だらけでしたが、発表会、とても楽しく温かく、しかも刺激を受けたひとときでした。限られた環境の中、本当に真摯に取り組んでいる方たちばかりで頭が下がる思いでした。声掛けして下さったKさん、そしてご一緒することが出来た方たち、有難うございました!ちょっと遠距離なのですが、また機会があれば、顔を出せたらと思っています。

 そしてひとまず私は、頭を冷やして次に向かおうと思います。  音楽にじっくりと真摯に向き合う事と地道な積み重ねの大切さをひしひしと痛感した機会でもあったので。


「信じられる自分」に気づく本 大原敬子著

2014年04月08日 | 読書

 久しぶりに読書レビュー。ユーモラスで実践的な人生啓発本。ブック○フでとても安い値段で手に入れることができて感謝感謝。

 「自分を知るまで、自分を愛するまで、なんとまあ、長い時間と遠い道のりをかけてきたことか」という言葉が好きな筆者。自分を知ることの大切さ、愛することの尊さは「自分の欠点」を理解することの中で教えられるという立場で、悩みの原因、そしてその悩みの解決に合ったアドバイスを書いています。

 いくつか例を挙げてみます。

いつも他人と比べてしまう人へ

 いつも他人と比べてしまうのは、もっともっと自分の人生を貪欲に生きたいからです。

 自分の存在を語る唯一の証は子供の頃の写真です。寝る前に幼いころの写真を見ましょう。なえた心を奮い立たせてくれます。

 

いつも責められていると感じる人へ

 いつも責められている気持ちになる人は、大きな失敗をしない「人生の達人」です。

 寝る前に、枕を思いっきり投げとばしてみましょう。きょう一日の「我慢」を吐き出すように。

 

何もしたくないという人へ

 何もしたくないときは自分が寂しいときです。むなしさもせつなさも、自分の思い通りにならないからです。でも反対に目的さえ見つかれば、一気にそこに突進します。

 休日、公園に出かけましょう。そして一日じゅう、ボーッとしているのです。ボーッとしているつもりでも、あなたはきっと何かをつかむはずです。

 

自分では決定ができない人へ

 自分で決定ができないのは、決して優柔不断ではなくて、欲張りだからです。生きるのに貪欲なだけです。

 朝起きたら、大きな声で言いましょう。「私は欲張り!」と。欲張りと認めることで心から満足するから不思議です。

 

私がこの本を読んでいて印象に残ったのは、悩みのもとには欲がある、ということが書かれていたことです。欲というものは人を動かす原動力にもなるけれど、認識を間違えると心をまどわせ悩みの元になりかねない。なので自分はどんな欲をどれぐらいもっているか、ということをまず自覚することが、心のもやもやから解放されるのに不可欠な気がしました。

 最後にこれを挙げることにします。

むなしさに襲われる人へ

 私は今まで何をしてきたのだろう、そう思った時が新たなる門出です。人は自分の危うさには敏感だから。

 月に一回、大きな図書館に出かけてみましょう。あの本の一冊一冊に、その人の人生が凝縮されているのです。手でふれるだけでも、帰り道のあなたの表情は違います。


さくら(その1)

2014年04月06日 | 気になる場所、風景

 今日は横浜市内の三ツ池公園という公園に桜を見に出かけました。一見有名でなさそうに思える公園ですが、実は日本の桜100選にも選ばれる桜では定評のある公園です。とはいえ、初めて知ったところなので半信半疑で出かけました。この三ツ池公園、おそらく上野公園にも匹敵するであろう広さ、名前の通り三つの池がある上に起伏もあってミニハイキングでもできそうな雰囲気の自然豊かな素敵な公園でした。桜も少し散りかけてはいたものの、まだまだ満開の花もたくさんあって楽しむことができました。

 桜を始めとし美しい花にたくさん巡り合えたのですが、今日はこちらをアップします♪

 昨年紅葉の写真を撮るときに、カメラを下から上へ向けたら天井画みたいで素敵だったのを思い出し、さくらでもやってみました。今回は午前中に出かけたので朝日の光がちょっと覗いています。

 それから三ツ池公園という名の通り、桜が池に面しています。種類の違う桜が隣り合わせに植えてあってカラフルでした♪

 そして池の水面に向かって桜の枝が垂れているようなところがありました。水際に咲いているからこそ見ることの出来る姿だと思います。

 そして近くに迫りくる花にも巡り合うことが出来ました。そういうときって本当にうれしいですね!

 この花を元に絵を描いてみました。ピンク、無理やりつけているかもしれませんね、あと枝も遠景は省略しています。桜の絵を描くのは難しいのですが、折角なので描こうと思いました。久しぶりです♪

 ちなみにこの投稿、桜の後に(その1)と書きました。実は続きの記事も書きたい想いがあるのでした。すっかり桜も散った後になるかもしれませんが、書けたらと思っています 


ロケット葉牡丹!

2014年04月06日 | お絵かき

 先々週横浜のある街を歩いていたら、ロケットみたいな風貌の強烈な花を見つけました。この季節、カラフルな竹の子のようにも見えます。

 しかしこの花、正確には花ではなくて葉っぱでした、葉牡丹なのですね!白く輝いて見えるので、一瞬花のように思えますが、葉牡丹の仲間だそうです。

 二週間後ですがその葉牡丹の絵を描いてみました、透明水彩色鉛筆で描いたのですが、透明感を出すのは至難の技でした。強烈な印象を出すのには熟練がいりそうです。

 ちなみにロケットのような葉牡丹の行く末が今日花見に出かけた公園で分かりました。黄色い菜の花みたいな花が咲くのですね!葉牡丹はアブラナ科の植物なのでそれはごもっともだったのですね

 

 


水彩色鉛筆の絵 椿もしくは山茶花

2014年04月06日 | お絵かき

 この季節になると紅色の大胆で丸みを帯びた花びら、そして先端が黄色い雄しべの愛らしい花を見かけます。そういう花は椿と呼ぶのだと思っていたのですが、似たような花に山茶花というのもありました。思わず写真に収めたくなるし、絵にも描きたくなる花です。

 そこで早速描いてみました。この花は花弁の形から、恐らく椿のような気がしたのですがいかがでしょう。うつむき加減の表情ですがとても愛らしかったです。

  そしてこの花はどちらでしょうか?上は元々の写真です、ちょっと薔薇のようにも見えますが、薔薇ではなくて、椿か山茶花のようです。さてさてどちらでしょうか?

 随分白っぽいしごまかして描いている、と突っ込まれたら困るのですが、立体感と明るさを出そうとしたらこのようになりました。葉っぱの光沢を出すのも難しかったです


合唱団「アニモKAWASAKI」記念演奏会に行ってきました

2014年04月05日 | ピアノ・音楽

 今日は合唱団「アニモKAWASAKI」の記念演奏会に行ってきました。ツイッターで知り合ったフォロワーさんに団員の方がいらっしゃり案内していただきました。アニモKAWASAKIは神奈川フィルハーモニー管弦楽団特別演奏会の合唱担当として川崎市合唱連盟が川崎市からの要請を受け、連盟加盟団体より選抜された精鋭たちとオーディションに合格したメンバーにより結成された合唱団で、毎年東京交響楽団とともにクラシックの合唱曲を演奏してきました。今回はその公演の15回目の記念演奏会でした。出演は音楽監督・指揮:堀俊輔、ソプラノ:馬原裕子、メゾソプラノ:富岡明子、テノール:鈴木准、バリトン:青山貴、オルガン:藤井美紀、合唱:合唱団「アニモKAWASAKI」、管弦楽:東京交響楽団でした。

 曲目は

シューベルト作曲 未完成交響曲 ロ短調 D.759

モーツァルト作曲 レクイエム ニ短調 KV.626 ジュスマイヤー版

 シューベルトの未完成交響曲は東京交響楽団のみの演奏でした。チェロとコントラバスの地の底から出てくるような旋律から印象的、美しく憂いに満ちた音楽に溢れていてとても充実した内容だったのですが、睡魔に少し襲われてしまい第2楽章のある箇所でうつらしてしまいました。本当にもったいなくて申し訳なかったです。実はこの未完成交響曲、私にとっては睡魔を誘う曲の上位になっておりまして最後まで睡魔に負けずに聴けたことがないような気がします、精神性の深い名曲だと思いながらこういう状態、恥ずかしい限りです。今度こそ睡魔に襲われることなく心から堪能したいです。

 モーツァルトのレクイエムでは気分をがらりと切り替えました。モーツァルトのレクイエム、音源や映像で数回聴いたことがあるのですが生で聴くのは初めて。どんな音楽を体感できるのかわくわくしていたら、スポーンと抜けるような勢いのある合唱も含めた情熱的で熱い出だしでたちまち惹きこまれました。すごいものが始まりそうだというわくわく感でいっぱいに。場面に応じてソロになったり合唱になったり、しかも各パートの参加の仕方にも変化が見られたりしていました。目で見ることができたのでその変化を視覚的にも味わうことができました。東京交響楽団の管楽器の方も上手でトロンボーンのソロの部分も美しかったです。合唱の部分では静かなところと入り組んだフーガのようなところのめりはりがはっきりとしていて、フーガの所は立体的で心にぐいぐい迫ってくるような音楽でぞくぞくしっぱなしでした。合唱団のメンバーさん、暗譜で歌われていたのですがあんなに美しく構成のしっかりした彫刻を思わせるような音楽を作られていてただただ脱帽、お見事でした。今もレクイエムのフーガの部分が頭の中を駆け巡っています。歌詞は聴くだけではつかめなかったのでプログラムに掲載してあった歌詞の部分を手でなぞりながら聴いていましたが、歌詞の意味も聴くだけで理解できたらもっと深く聴けただろうなと思いました。

 言葉ではうまく言い表せていないのですが素晴らしい演奏会でした。同行した友人も見事な演奏に心うばわれていました。本当に素敵なひとときを過ごすことが出来ました。有難うございました!