いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

レッスン

2011年02月25日 | ピアノ・音楽
 今日は夕方にレッスンを入れてもらいました。
 最初にツェルニー30番の8番と9番を聴いてもらいました。8番を弾く前に拍子と速度記号をちゃんと見るようにとのこと。相当速い速度で書いてあるので数値で表してある速度通りには弾けなくてもOKとのこと。9番は細かく動かす左手に目が向きやすいのですが、右手の旋律部をしっかり歌わせるようにと言われました。単純なようで打鍵やバランスの取り方が難しいものです。
 次に2台の曲です。今日は2曲目の「崖の上のポニョ」が中心でした。しっかり拍子をとってリズミカルに弾かなければなりません。ベートーヴェンでの習慣からか、ペダルをほとんど踏まないで弾いていたのですが、もっとペダルを踏んで響かせること。そして踏むところと踏まないところを分けてめりはりをつけるといい、とのことでした。合わせる上でのアドバイスもいただきました。
 最後にベートーヴェン5番の第2楽章。響きが大変美しく、弾いているとのびやかな気分になれる曲です。一音一音の密度が濃いのでしっかり聴きながら弾くとエネルギーも消費しますが充実感もえられます。問題の28小節目、かなり練習したのですが第1回目は残念ながら決まりませんでした。楽譜に書かれていない指遣いを用い、スライドして弾くとよいのではないか、というアドバイスを。初めはその指遣いでは難しいのではと思えていたのですが、スライド移動してきっちり次の音をきめれば、そんなに難しくなく、却って楽譜にある指遣いよりも弾きやすいことが判明。左手の和音を徐々に盛り上げることによって全体を盛り上げていく練習もしました。小さく書かれている装飾音をかっちりと弾きすぎない、ということも。鍵盤にある「かっくん」というポイントを見つけ、そのポイントで弾くことが大切だそうです。

 今日はピアノ以外の話も少ししました。ピアノの演奏にも性格はでるそうです。私は芯が強いとか。。。自分のことをまったくそう思っていなかったので、とてもうれしかったです。

 他に、めでたくも久しぶりに自然消滅しなくてすみそうなこそ練曲の楽譜も持っていったのですが、診ていただく余裕はありませんでした。本番には今のところ乗せる予定はないものの、もっと弾けるようになったら診ていただいてもいいかもしれないな。でも診ていただいたらこそ練の意味もなくなりますが(笑)

 レッスン日記なのでコメなしです。
 
 明日は近所のスタジオで2台の初合わせです。
 

うさ・うさこちゃん

2011年02月25日 | お絵かき
 「うさ・うさこ」ちゃんです。名前は勝手につけました。今年の干支でしたよね。遅れて登場です。

 私の場合、それに落書きを加えることもあるのですが、今回はそのようなことはやめておきます。
そういえば愛する落書きサイトを、2年ぶりぐらいに見てました。

福田のフォト絵

 かなり前に終わってしまっていたんですね、残念。過去のアーカイブを楽しむこととしよう

 これから暖かくなるし(それとどういう関係があるのかわからないのですが)私もフォト絵を復活させたくなってきました。

過去の作品例 きりふきじいさん

このごろのお気にいり曲

2011年02月25日 | ピアノ・音楽
ブルグミュラー作曲 25の練習曲 「おしゃべり」 演奏 友清 祐子

ブルグミュラー作曲 25の練習曲 「なぐさめ」 演奏 友清 祐子

 むか~しむかし、一番最初にホームページを作った時、「おしゃべり」のMIDIが鳴るようにしていました。ブログのない時でした。今の読者のみなさんの中に、その時代を知っている方はおそらくいないであろう。

トリオソナタ二短調第1楽章 C.P.Eバッハ

2011年02月21日 | ピアノ・音楽
 昨日聴いたC.P.Eバッハのトリオソナタ二短調の動画を探してみました。J.S.バッハの音楽の捧げ物のトリオソナタ(こちらも非常に好きな曲です!)はたくさんあったのですが、C.P.E.バッハの二短調のトリオソナタの動画や音源はなかなか見つかりません。ほとんど諦めかけていたところ、やっと以下の動画を見つけました。渋めかもしれませんが、こんなに美しい曲があったのかと思えるような美しい曲です。動画ではフルートは二本になっています。音源としては物足りない面もあり、映像ももっと工夫してほしいような気がしたのですが、曲そのものの美しさは心によみがえってきました。

トリオソナタ二短調第1楽章 C.P.Eバッハ

アマチュア室内楽フェスティバル

2011年02月20日 | ピアノ・音楽
 今日は横浜でピンときた催し物に行ってきました。「みなとみらいアマチュア室内楽フェスティバル」!今まで目に入らなかったのがなぜだと思えるような感じの面白そうな催し物です。願ったりかなったり。昨日を励みに今日は家で真面目に練習に励もう、とは思っていたもののなんだか気になる。主人の出張中の悪だくみ(?)ではないですが「みなとみらい」「アマチュア」「室内楽」という言葉が頭から離れなかったので出向くことにしました。
 幸い当日券がありました。出演者の知り合いの方が多かったと思います。このアマチュア室内楽フェスティバル(略してACF)、全国からアマチュアのアンサンブルチームが参加し、録音とエピソードなどの予選があります。選出基準は演奏レベルだけではなく、チームのエピソードも大いに加味されます。勝ち抜いたチームが昨日と今日、みなとみらいで行われるフェスティバルに出演することになります。プログラムには出演チームの演奏曲目とエピソードが紹介されていました。

 プログラムもろくに見ずに出向いたのですが、以下の通り充実したものでした。(後で見たらちゃんとネット上にありました)

J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067より メヌエット、バディネリ(管弦楽合奏/10人)

ハイドン:ピアノ三重奏曲 第39番 ト長調 Hob.XV-25より 第1、第3楽章(ピアノ三重奏/3人) 

ショッカー:エアーボーン(ピアノ・フルート・デュオ)  

シューベルト:弦楽四重奏曲第14番 ニ短調「死と乙女」 D.810より 第1楽章 (弦楽四重奏/4人) 

ラック:ボヘミアの歌 イ長調、プーランク:ノヴェレッテ ハ長調(ギター・アンサンブル/7人)

ジョイウェップ(編曲/斎藤邦彦):シェア・マイ・ヨーク、マンシーニ(編曲/前田健一郎・斎藤邦彦):ピンクパンサーのテーマ (金管五重奏/5人)

ラーマ7世:ラートリー・プラダップダーオ(夜の星空)(タイ古典楽器アンサンブル/10人) 

C.P.E.バッハ:トリオ・ソナタ ニ短調 Wq.145より 第1楽章 (ピアノ・ヴァイオリン・フルート三重奏/3人) 

ベートーヴェン:七重奏曲 変ホ長調Op.20より 第6楽章(管弦楽合奏/7人)

啼鵬:モダンチャルダッシュ (サックス四重奏/4人)

ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.81より  第1楽章 (ピアノ五重奏/5人) 

 最初のバッハは小学校の管弦楽クラブ、2番目のハイドンのピアノ三重奏曲は中学生男子3人でしたが大人顔負けの演奏でした。バッハを演奏した小学生の彼女たちは全員4年生から楽器を始めたというけれど、ここまでできるようになるとは並大抵のことではないと思います。指導された先生がすごいのかも。ハイドンの中学生男子3人は結成のきっかけは本人同士ではなかったそうですが、いや~あれだけの演奏、アンサンブルができるのは大したものです。うらやましいし素敵なことだと思います。(しかし私が本当に彼らの年齢であのような立場にいるとしたら、純粋にそう思えていたかというと心もとないのですが)
 ギター、金管、サックスの演奏も楽しかったです。普段あまり聴くことがなかったから新鮮でした。ギターの音色って繊細で美しいですね。経験もさまざまな人たちが集まったそうですが、心が温まる演奏でした。金管五重奏は市民オーケストラの仲間たちが一緒にうまい酒を飲みたいという理由から結成されたチームだそうですが、メンバーの登場の仕方などの演出が楽しかったです。サックス四重奏をされた方たちは一通のメールで20年ぶりに再会し、そのまま結成されたチームで、拠点は静岡でありながら他県から集まってくるメンバーもいます。限られた練習日ですがそのときは長時間燃焼するそうだとか。4人の呼吸がぴったりあっていてそろうというのはこんなに美しいものなのか、と感じさせてくれました。
 タイ大使館の職員によるタイの楽器での出演もありました。舞台の後方にたたみ(に見えました)をしき、そこの上でタイの古典楽器、胡弓のようなソードゥアン、ソーウー(参考)という楽器、ジャケーと言う琴、キムという打弦楽器、チンというシンバルの合奏が披露されました。作曲者はラーマ7世で国王。西洋の音階とは違う不思議な音階で神秘的な演奏でした。そうでありながらのびやかで自由な感じも。微笑ましい恋愛を表現した曲で、テンポとともに感情も高まりそうでした。演奏前と演奏後に手を合わせているのも音楽に敬意を払っているような気がして美しく感じました。貴重なものを聴くことができました。
 そして当然オーソドックスとも言えるトリオ、カルテット、五重奏、七重奏のアンサンブルもありました。アマチュアオーケストラや学生時代の縁となって結成されたグループで、どの方たちの演奏も本格的に思えました。おそらくここまで至るためには紆余曲折があったと思うのですが、どの方も音楽が大好きでまっすぐに向き合っているというのが伝わってきて心打たれました。曲も好きなものがたくさんでてきてうれしい限り。ちなみにC.P.E.バッハのトリオソナタ二短調の演奏は私のツボにはまりました。ちなみにそのグループのリーダーさん、バッハの音楽の捧げものを演奏するのが夢だと言われていましたが。。。その曲、私もあこがれてるんですよ~。ひそかにチェック候補です。
 その後賞の授与がありました。いろいろな要素を加味した上での賞だったようです。

 聴いているだけでも幸せな気分になれたフェスティバル。本当に楽しかったです。一方演奏する側になってアンサンブルをやってみたいという願望もありますが、実際にやるとなると大変な面も多いと思います。現時点ではそのような機会があったら乗ってみたい、という状態で自らの足でかなえたい、というほど強くはないのですが、せめてこのような演奏会があったら足を運んでみたいと思います。
 このアマチュア室内楽フェスティバル、毎年行われているようです。

グランミューズコンサート

2011年02月19日 | ピアノ・音楽
P○NAコンペ入賞者のグランミューズコンサートの帰りです。(ちなみに主人は今日は出張です)

いや~凄かったですね。さすが入賞されるだけあります。プロ顔負けの演奏が次々と。
その一方、ピアノの音の幅のコントロールの難しさ(これを私が書くのもどうかとも思うのですが)と奥深さも感じました。楽器を知りつくし身体もその楽器にフィットさせることが大切かもしれませんね。
それから音楽というのは、他の芸術と比べ生理的な面が強く、身体に直接働きかける力があると感じました。耳を中心とした感覚器官から有無を言わせず刺激となって影響を与えると。意味ははっきりと分からなかったものの、身体にずしりずしりきた演奏があったのです。受け手側に見よう、読もうという意志があって初めて刺激となる美術や文学とは大きく違う面があると実感したひとときでもありました。音楽療法や胎教、また音楽を聴かせて料理をしたり野菜を育てたりするというのは大いにありだ、と思った次第です。入賞者コンサートの本筋からちょっとずれた感想かもしれませんが(汗)
多彩なプログラムに素晴らしい演奏で、頑張っている方がたくさんいらっしゃるんだと感じ、励みになりました。

ダ・ヴィンチ特別展

2011年02月19日 | 気になる場所、風景
尊敬するダ・ヴィンチの展覧会に行ってきました。明日で終わりなのでギリギリセーフです。
絵画だけではなく多方面に広く深い関心を持ったダ・ヴィンチ。人が空を飛ぶために鳥の筋肉量と比較し、胸と腕の筋肉は鳥の4分の1しかないことから考案した、飛行機、ヘリコプター、パラシュートのもととなる飛行機械、軍事、土木のために必要な滑車、自走車、測定器、チェーン、トランスミッション、ベアリング、カムなどの機械が当時作られたままに近い木製の状態で展示してありました。実際に動かして仕組みを確かめることもできました。解剖に基づいた人体の解剖図の細かいスケッチもありました。モナリザが描かれた当時の色彩は現在とかなり異なっているのですが、精密な調査の結果現れた当時の色彩でのモナリザも見ることができました。終身持ち続け、つねに直しながら完成とさせることのなかったモナリザへの彼の並々ならぬこだわりを感じました。彼には音楽の才能もありました。美声の持ち主でバイオリンの前身の楽器の演奏を得意としてました。二管のフルート、自動演奏ドラム、移動しながら演奏できる鍵盤楽器を発明していました。多方面に広く関心を持ち、それをある程度の形にしたダ・ヴィンチはとても面白く偉大な人だったと思います。
ぎりぎりでも行けてよかったです!

間違えないように弾けるようになりたい

2011年02月18日 | ピアノ・音楽
 今の私のピアノの練習の目標の一つに

間違えないように弾けるようになりたい

というのがあります。ものすごくゆっくりでもいいのです。とにかく間違えずに弾けるようになりたいのです。

(もちろん、音色や曲の雰囲気を出すことなどほかにも気になることはあるのですが)

実はかつての私は、間違えてもいいんだ、と思うところがありました。大体音が出せて感じがつかめたら、そして感情を出して弾けたらいいじゃん、って。
しかしそういう意気込みだから、曲が自分のものにならないのだと分かってきました。
そして現在このようなことを思う理由は個人的な曲の例で恐縮なのですが、ベートーヴェンのソナタ第5番第2楽章の28小節目というとっても間違えやすいところがあるからです。そこだけ取り出して部分練習しているうちに、その部分だけはなんとか弾けるようになりました。しかし、前の小節から続けると必ずつっかえます。こうなったらしつこく粘るしかなさそうです。

しかし、この28小節目の例は除くとして、個人的にここは特に間違えたくない、という箇所があることに気づきました。

それはハーモニーに直接関わるところ。和音も含まれます。この音を間違えると全く雰囲気が変わる、というところを間違えると、曲の雰囲気も変わってしまうから。譜読みの段階で間違って読んでいたりしたら恥ずかしい、と思います。雰囲気を違うように捉えてしまっていることだから。(じつはやっていたのですよ、ある曲でそういう間違いを)作曲家にしてみれば、その音を選んだ必然性があるはずなのに。

神経質にはなりたくないものの、練習の段階では間違えないように弾けるようになりたい、という思いを持ち続けていたいこのごろです。

ちょっとしたニュース

2011年02月15日 | ピアノ・音楽
 音楽ジャーナリストの伊熊よし子さんのホームページとブログ、とても面白いです。さすが音楽業界の最前線に携わっている方、話に臨場感があります。ホームページにはアーティストをイメージしたアーティストレシピが載っていて素敵です。辻井伸行氏は具だくさんの満腹カニ玉です。
 その伊熊さんのブログに注目すべきニュースがありました。昨年のショパンコンクールで第2位だったインゴルフ・ヴンダー氏がドイツ・グラモフォンとレコーディング契約を結んだということです(この記事です。彼女はヴンダー氏が優勝すると思っていたようです)。ドイツ・グラモフォンと言えば世界でもっとも長い歴史を持つクラシック音楽のレコードレーベル。ピアニストではポリーニ、アルゲリッチ、ツィメルマン 、ピリス、グリモー、ランラン、ユンディ・リ、アリス=紗良・オット、ブレハッチなどが契約を結んでいるのですが、その中にヴンダー氏が入りそうです。大手と契約ですね。グラモフォンのカレンダーを家に飾っているのですが、彼の写真も入るかもしれませんね。いいことだと思いますがくれぐれも型にはまらないでほしいなあ。伊熊さんのブログによるとヴンダー氏のデビューCDはショパン・リサイタル・プロになるのでは、ということです。楽しみですね!(来日予定はないのかな?)

自分に酔う?

2011年02月15日 | ピアノ・音楽
 ピアノを弾いているとき
 自分に酔ったことのある人、手を挙げてくださ~い。

そう言われたら私の手は垂直に上がります。
あこがれの曲が自分の手で音となってうれしかったとき
ここがツボだと思って感情を込めたとき
体をしっかり揺らしてこの曲のこういうところが好きなんだと思いながら弾いているとき

しかしその勢いのままだけで
人前で弾いたりするのは恥ずかしいようだということが
実感をもって分かったのは自分の録音を聴いたときでした。
聴くに堪えないって、こういうことなのか、と思いました。

それまでは
レッスンで、ここはまずいよ、と言われても
なんでこんなに厳しいことを言われるのだろう、
こんなに素晴らしい曲だから
心をこめて体をしっかり動かしてここだという気持ちで弾いたのだから
伝わっていないわけはないじゃないか
せめて鍵盤の前では気分がよくなったっていいではないか、と思っていました

しかし客観的な事実を突き付けられると。。。あわわ。

でも、鍵盤の前で
難しかったあこがれの曲が自分の手で音となった瞬間は
それはそれでうれしいはずだし、
ツボだと思うところが見つかって感情を込めた瞬間は
それはそれで思いがこもっているはずだし、
ここがいいなあ、というところが見つかった瞬間は
それはそれで感動的なはずだ。
そういう瞬間ちょっぴり自分に酔うのは、悪いことではないと思う。

もちろん人前で恥ずかしくないように弾こうと思ったら
もっと心がけることがあるけれど。

酔いの勢い、もっと広く通じるものにしたらいいんですね。
みんなを酔わせられたら、そして感動が伝えられたら最高ですね。
そのために
聴き方や
弾き方があるんですね。
人に聴いてもらったり
録音したりすると
そういうことも見えてきます。

みんなを酔わせて自分は冷静、という人が一番かっこいいのかもしれないけれど
(ときにプロさんの発言にそういうのもあって、
びっくりすることもあります。そして演奏がまた素晴らしかったりもします)
そういう人には
なれなくてもいいじゃない、と思います。

奥は限りなく深いです。