いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

良きお年を!

2012年12月30日 | 日記

 師走とはいったものであっという間に12月30日、今年もあと二日を残すばかりになりました。


 相変わらず落ち着きのない日々を送っていたのですが、その間にもちょこちょこ楽しんでいました。久しぶりに第九を聴きに行ったのもその一つ。カンブルラン氏指揮読売交響楽団演奏の第九でしたが、好きな演奏でした。流れがしっかりとみられ躍動感がありました。第3楽章が特に美しくて、こんな第3楽章のあり方もあったのかというぐらい。第2楽章もかなり早かったのですが、この第3楽章を作るためにはこの速さが必要だったのではないかという話を同行した友人が話してくれました。カンブルランの指揮、前回のラヴェルでも感じたのですが音楽の作り方がなんともいえず素敵だった気が。本当に楽しいひとときだったな~。


 ピアノのレッスンではクープランの墓のフーガは地道にパートごとにやり直そうということになりました。全パートを合わせるのは来年になってからでよいと。各パートをしっかり把握しないからには、ということでした。3声なのでその前に2声を合わせるのも必要ですしね。


 今年の音楽については「ビバ フランス」。ほとんど取り組んだことのないフランスものに取り組んだ一年でした!道は険しいですががんばりたいです。


来年はどのような年になるでしょうか?


 時間がなくなってきたのでそろそろこの辺にします。横浜で書く、いや、今年の記事はこれが最後かもしれません。


 よきお年をお迎えください!



音源集め クープランの墓で最も古いと言われる録音

2012年12月15日 | ピアノ・音楽

 今日は久しぶりにインターネットラジオを聴きながら家の片づけをしました。演奏会のちらしの多いこと多いこと。それらを片づけるだけで相当な時間がかかり、それができただけでかなり整理されたような感じでした。。他の場所は別の日に行うことにしました。

 クープランの墓(Le Tombeau de Couperin)で次に弾く曲、1曲目はプレリュードに決まっていましたが問題の2曲目。内心メヌエットかリゴドンを狙っていたのですが、プレリュードと対となる曲と言えば素直に考えればフーガ、ということで、フーガを弾くことにしました。と書くだけなら何のこともなさそうなのですが、実はフーガは地味そうなうえに難しそうなので、飛ばせたらいいなとひそかにたくらんでいました。しかしそういうたくらみは見事に崩壊。譜読みを始めたところですが、今はコメントを控えておきます(汗)。

 それと同時に、音源発掘をしております。マルセル・メイエルさんの録音を見つけて喜び、モニク・アースさんのCDを買ってうっとりしていた私ですが、どうも演奏されている方は他にもたくさんいらっしゃるらしい。このクープランの墓を中心に非常に細かく聴いていらっしゃる方もサイト上にはいらっしゃって、ただただ驚いたり感心するばかり。クープランの墓の世界初録音らしき録音も紹介されていました。マドレーヌ・ド・ヴァルマレートさんによる、1928年の演奏ですが、音質の悪さを補うばかりの素敵な解釈と演奏。曲そのものの再発見もできそうです。

前半 1. Prélude 2. Fugue  3. Forlane

後半 4. Rigaudon 5. Menuet  6. Toccata 


そしてその後 自主リサイタルとお気にいり音源発見

2012年12月09日 | ピアノ・音楽

 昨日は友人の自主リサイタルを聴きに行ってきました。一年に2回自主的なリサイタルを開き自分に課題を課すことによってレパートリーを自分のものにしている彼。今回はショパン特集で、マズルカ、エチュード、ノクターン、バラード、舟歌と盛りだくさんの内容でした。かつてはあまり心動かされなかったという曲もあったそうですがあえて取り組んだというショパン、ものすごい内容だったのですが最後まで音楽を聴かせてくれました。これだけまとめてショパンを聴くのも久しぶりだったのですが、そのようなアプローチもいいものですね。本人は大変だったと思いますが。。。個人的にマズルカは好きな曲(Op.17‐2、Op.63‐3、Op.67-4 )があったのもうれしかったし、エチュードも難曲ぞろいだったのですがまったくエネルギーを切らすことなく音楽を止めることもなく演奏していていつもながらすごいなあと思いました。最後は感動のあまりぶるぶると。やっぱり舟歌いいですね。純粋なアマチュアでありながら努力を積み重ねている彼に改めて脱帽そして感謝。楽しく貴重なひとときをすごせました、ありがとうございました。

 そして私は、Le Tombeau de Couperinのお気に入り音源をまた見つけました。本番終わったのになに今更、などとはおっしゃらないでください、まだ終わってないですよ~。仲間(=フォルラーヌ以外)を増やして練習するつもりです。この録音はマルセル・メイエルさんの演奏です。古い録音で音程が少しずれていますがそんなことなんか目じゃないぐらい香り高く素敵な演奏です。組曲の中であまり好きでなかった曲も素敵に感じました。この録音を聴いたら、とてつもなく大変だと分かっていながらも全曲弾きたくなるではないですか~。

 マルセル・メイエル 1954年3月5日~8日録音

この録音の載っているユングさんのサイトは古い貴重な録音がたくさん載っているとてもありがたいサイトです。


発表会

2012年12月09日 | ピアノ・音楽

 発表会に参加してきました。会場は実家のある広島。色々な方たちが出演され、ピアノソロ、連弾、バイオリン、チェロ、オカリナ、歌などさまざまな方たちがさまざまなスタイルで出演され、曲目もクープランからE.Tのような映画音楽まで多種多様、しかもそれぞれの方たちの個性がにじみでるとても楽しいものでした。再会した友達、そして初めてお会いした方たちと楽しいひとときを過ごしました。


 みなさん、熱くてテンションがとても高いのです、聴いているだけで私もテンションがアップしました。力をいただきました。そのまま聴き続けていてもよいかも、というのが本番前極度に緊張した私の心境でした。どちらも今年は私にとってはチャレンジ的なものだったし、その割には完璧に準備が出来たと胸を張って言えるものではなかった気がしたので。。。


 しかし無情に順番は来てしまいました。演奏した曲は


秋の空               八木重吉作詞  畑中良輔作曲   弾き語り


<クープランの墓>より「フォルラーヌ」      ラヴェル作曲      ピアノ 


 前者の「秋の空」の弾き語り、これは当初は考えていませんでした。我ながら何とち狂ったのかと思います。なのであまり明らかにしたくなかったのですが、主催者の方の「ピアノソロだけでいきますか?」という質問と、昨年歌でも出演したということと、秋の空という歌がとてもいい歌だということで、突如出すことに。歌というよりも、実は伴奏というのをしてみたかったというのもありました。歌ってくれる方がいないのだったら自分が歌うしかないではないか、ということで、入れたのですが、ピアノの蓋を少し開けた状態でやってしまったので、声が通りにくかったようです。蓋を閉めるかウナコルダ(弱音ペダル)を踏んでやればよかったという感想をいただきました。二度と弾き語りはやらないと演奏直後は思ったのですが、ちょっと引きとめられた感じ。でも難しいです、ピアノを弾きながら歌うということは。アンジェラ・アキさんがいかにすごいかということを再認識。ほとんど可能性はないのですがもしとち狂って弾き語りをやろうとした際には、参加された方には弾き語りのベテランそうな方もいらっしゃるのでお知恵を拝借したいです。


 そしてクープランの墓のフォルラーヌ。直前のレッスンで目覚め、意識も変え、リハまではよかったのです、この調子だったらいけると思っていたのですが。。。出だしで・・・・?まさかの音忘れ。どういう音だったのか頭の中から消えてしまいました。なぜこのようなときにこんなことに。なかなか思い出せなかったので楽譜を取りに行き、平常心を取り戻そう、なんとか最後まで弾き切ろうと必死。ペースを戻したのは後半になってから。ショックでした。しかし、それが私の実力。


 ラヴェルの暗譜は和声が複雑なので音だけでは難しい、勘で覚えていたというのが最も通用しない作曲家の一人だということをその後の打ち上げで伺いました。そう、本当にそう思います。実はフォルラーヌ、和声がとても複雑なので和声で覚えるのは大変だということと、音や体の動きだけでなんとか覚えられていたので、楽譜をしっかり見ることと和音の確認のような地道な暗譜から逃げていました。他の作曲家以上に注意を払わなければならなかったのですね。子供の頃のように、反復や勘というものだけでは通用しないということを身をもって感じました。年齢的にも暗譜をするのが厳しくなってくると思うので心したいと・・・・。


 打ち上げではかなりしゃべっていたような気が(汗)いや、みなさんもかなりしゃべってました。カホンという面白そうな楽器も話題に。実演ぜひ見てみたいものです。


 というわけで私自身は反省だらけなのですが、出演者の方たちの素敵な演奏とエネルギッシュな姿勢に前向きな勇気をいただきました。温かい言葉もうれしかったです。素敵な企画でした。ありがとうございました!


発表会 速報

2012年12月02日 | ピアノ・音楽
温かみにあふれた素敵な発表会でした。出演者の方たちの個性もたっぷり出ていて音楽を楽しまれているのが伝わってきました。
私は譜面落ちというハプニングで力を出しきれませんでしたが、反省点、改善点が分かったので、それを糧に次に向かいたいと思います。もう一度ラベルやり直そうと。