最近改めて読んでいるブログがあります。本ブログで紹介しておきながら、いつの間にか自分は読まなくなっていたのに、ある方がちゃんと読んでくださっていたのを知り、改めて読もうと思った伊熊よし子さんのブログです。そのブログの記事に、いいタイミングでピアニストの萩原麻未さんの記事が出てきました。このブログで紹介するのはちょっと恐縮なのですが、出身が同県だし、演奏も一度だけですが聴いたことがあるのです。初めて聴いた演奏もすごいなあ、うまいなあと思ったけれど、世界的なピアニストになられましたね。最近演奏を聴いていないので聴いてみたいです。(9月にハープとデュオの演奏会があるようです)
本も読みました。『音楽演奏の社会史』大崎滋生氏著 ある方のブログに紹介してあり興味が湧き購入していたのですが、なかなか最後まで読めずにいました。しかしやっと読めました。興味深い内容を誠実に書いていると感じました。でも今のところ内容がまとまらず。。。音楽を純粋な音の並びとしてだけではなく、社会的なコンテキストや演奏慣習で見る必要がある、ということと、過去の慣習を知ったとしても過去の音楽が初めて演奏された時点に戻ることはできない(たとえば当時の社会的環境と現代とは違うし、人々のとらえ方も明らかに違う)ので、本当に完全には音楽の復興はできないのだけど、当時の環境を知り近い状況を作ることによって、立つべき前提を確認することによって近づいたり意味のあるものにしたりできるのでは、といったような内容だったと思います。
ほかにも読んだ本がありました。『からだで変わるピアノ』宇治田かおるさん著、ピアノを弾くうえで体の使い方が非常に大切だということを述べた本ですが、まずピアノが好きだということ自体が才能だ、その人の演奏はその人しかできない、という内容で勇気づけられた私です(甘い?)。フォルテのところはピアノで、ピアノのところはフォルテで練習するのもあり、とのこと。
『オーケストラが好きになる事典』緒方英子さん著、も読んでいました。オーケストラに出てくる楽器の奏者たちの裏話が興味深く語られていました。ヴァイオリンは篠崎史紀氏、ピアノは横山幸雄氏でした。それにしてもピアノ以外の楽器の奏者って、楽器に対しておどろくほど神経を使っているのだなあと。おどろくべき話もあったのですが、また気が向いたときに紹介します。
そして読む予定の本を他にも何冊か買っているということは、それらの本と確かに縁があるということなのですが・・・・。