いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

江の島に行ってきました その3 水族館編(偏りあり)

2014年05月06日 | 気になる場所、風景

 最後に新江の島水族館に行きました。江の島とあるのだから、島内にあるように思えるのですが、実はこちらがわ島の手前の本州にあるのですね。

 印象的だった水族館の生き物たちを紹介します。ただ非常に偏りがあります、すみませんm(__)m

たくさんのクラゲ、本当に驚くばかりの種類があるのですね。

 どのクラゲたちもマイペースでゆったり泳いでいるように見えました。本人?たちはそういう認識はまったくないと思いますが、非常に幻想的に思えました。

 最近ウミガメがやってきたということで見たのですが、実に大きいですね!大人の亀は体長1mは軽く超えているように思えました。ゆったりと動いていました。

 ウミガメの子供です。小さい水槽の中精一杯泳いでいました。

 しかし私が最も楽しみにしていたのはこの方たちに出会う事でした!

 フンボルトペンギン!!!

 残念ながらガラス越しからしか見ることができませんでしたが、それでも愛らしいお姿をたくさん見ることが出来ました。

 なにもせずに立っている姿から品格に溢れています。

 しかしこのペンギンさんはこのようにごろりんと。

 えっへん。

 ようし今から水に入ろうっと。水の方に体を傾けました。構えている様子が何とも言えずに可愛いです。

 水中でのお姿も愛らしいのですよ。ちょっとかゆいのでしょうか、水の中で振り返って羽を掃除しているようです。かなり速い動きなんですよ。

 顔のアップが撮れました!えへへへへ。

 人の方を向いて泳ぐことは滅多にないのですが、たまにこのようなことがあると嬉しいですね。このペンギンさん子供に向かってちゃんと挨拶していました♪

 でもよそ見をしたくなることも。。。ありますよね。

 かと思ったらまたこちらを向いてくれました!ガラスを隔てていますがこの子とは意思が通じたような気が(^^)愛らしすぎてたまりません♪

 実は水族館ではいろいろなショーがあり、イルカやクラゲなどが主役になっていたのですが、この新江の島水族館ではフンボルトペンギンが主役の「ペンギンストーリー」というショーがありました。これは絶対に見逃すわけにはいかないと真ん前を陣取って見ました (イルカのショーはうっかりして見逃しました、残念)

 ショーが始まったとき。水中にかなりいたはずのペンギンが陸上に上がりました。飼育員さんの挙動からショーが始まることがちゃんと分かっているのですね。

 

 ペンギンは陸上ではよちよちと歩きますが、水中、そして特に餌を捕まえようとするときにはかなりの速度で泳ぎます。飼育員さんが魚を水中に投げた瞬間。我こそが餌にありつこうと競争のように餌に向かっていました。なんどかそういう餌を食べたペンギン当てクイズがあったのですが、同じペンギンが複数の餌をいただいたりと、生存競争の激しさを感じました。

 餌を確保後は水中でものんびりしていたのですけどね。

 水中での顔の拡大写真。なかなか真に迫っていると思いませんか?真剣な顔立ちです、凛々しいですね♪

 偏りだらけの水族館生物紹介でした。筆者の嗜好でフンボルトペンギンの割合が異常に多いのですが、実際はフンボルトペンギン以外も多くの種類の魚や生物たちが飼育されています。

 たとえば

 

 

 

こんなお方もいました☆

 ちょっと~何だよ!!!!!この俺様を忘れるとはとんでもない話だぜ。

 では♪

ご覧くださり有難うございました!

 


江の島に行ってきました その2

2014年05月06日 | 気になる場所、風景

 

 江の島、今度は別の方向から江島神社の奥津宮周辺そして海岸に向かうことにしました。

 商店街こと弁済天仲見世通りの坂を上っていたらこのような看板を目撃。

 島内にたくさんの猫を見かけたのですが、すべて島外から持ち込まれた捨て猫たちだったのですね。。。なんということでしょう。この方たちもそうだったとは!結構人慣れしていたのですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 商店街を出て山道を歩いていたらこのように美しい風景を味わうことができました。森の向こうに顔をのぞかせているのはまさにあの海!人の少ない朝でまさにパラダイスタイム♪

 奥津宮周辺に来ました。神様が宿っている神聖な木です!

 江島神社の奥津宮前です。しゃもじに絵が掛かれています。

 そして上を見ると睨みを効かせた亀さんが!!!!!

 この絵の通り「八方睨みの亀」というそうです。

そしてその隣には龍宮があって龍が祀られていました。龍宮の龍です!

 奥津宮からは海岸が近いです。しかもどちらかと言えば外洋に面しているため離れたところからも白い波が見えます。

 さらに近くまでやってきました。波の音が聞こえてきます。そのような中、釣りをしている人たちを何人か見かけました。波にもすっかり慣れているようでした。

 さらに近くに来ると白い波が迫ってくるように見えました。音もしっかり聴こえました。月の動きをもろに受けています。太平洋の海だと思いました。そんな中でも釣り人たちはたくましく釣りを続けていました。すっかり馴染みがあるからこのようにできるのだろうと思っていたのですが、警備をされている方は獲物の魅力に虜になっているのではという話をされていました。

 光がまぶしい中遠方には船が見えます。左のファミリー、かなり海の近くにいるようですが、慣れているような雰囲気です。

 岩と岩の間にあるのは橋のように見えます。左のこちら側にも右の向こう側にも人がいます。右側の人は真ん中の渡って向かったのでしょう。この状態だったら楽に渡れそうですね。

  ところが、そこに波が押し寄せてくると。。。。

 ジャブーン!

 とてもではありませんが、真ん中の橋を渡るときには細心の準備を。

 ちなみに右の釣り人さん、真ん中の波が引いた後すたこらさっさと左側へと渡って行きました。

 

波打っていた海から徐々に離れていきます。岩と岩の間に海があるというのっていいですね!

 そしてさらに歩くと、山ふたつというところにたどり着きました。島内は違う種類の岩でできた二つの部分に分かれているようですね。その境目です。彼方に見える海が懐かしいです。

 ご覧くださり有難うございました!


江の島に行ってきました その1

2014年05月05日 | 気になる場所、風景

 先日は江の島に小旅行に行ってきました。最初は江の島神社に咲いていた花を中心に投稿します。  

江の島神社の入口には、球状にまとまったツツジが咲いていました。このくすだまのようにまとまったツツジ、西洋ツツジの仲間のようですね。

 

 

 

 

 

 

 

紅葉や桜の記事を書いて以来、カメラを上へ向けて下から木の様子を撮ってみたくなる傾向が強くなったような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

登って行くと江の島神社の本社こと辺津宮の姿が見えました。緑の輪をくぐって穢れを払ってからお参りしました。

 

 

 

 

 

 

 

 その後八坂神社、中津宮とありました。

中津宮広場から見た海の眺めです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 さらに登って展望灯台のあるところ近くまで来ました。今回は展望灯台は登らなかったのですが、その周辺のサムエル・コッキング苑という庭園に色とりどりの花が咲いていました。明治時代の英国人貿易商「サムエル・コッキング」が私財をはたいて作った庭園だそうです。

 涼やかな風貌のネモフィラ。

 

 

 

 

 

 

 

 

このように整えた状態で咲いていたのでちょっと分かりにくかったのですが恐らく芝桜でしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

サイネリアというみたいですね。他の色の花もありました。なかなか激しい紫色です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ノースポール。白と黄色のコントラストが卵みたいで見ていてほっとしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

この花、名前はよく分からなかったのですが、鮮明な赤と整った花弁の形が印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

赤と黄色のコントラストが見事ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴージャスに咲いています。色のコントラストも見事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

当時のまま残っていた煉瓦積みの地下通路です。

 

 

 

 

 

 

 

 

金魚草。ふっくらした花弁が素敵です。

 そしてこんなに豪華な咲きっぷりの花も!ルピナスの小さな花。花びらの精巧で細やかなつき方が印象的でした。

 最後にラベンダーの写真を入れます。あの涼やかな香りも風と花弁も共に空中に舞っていました。


さくら(その1)

2014年04月06日 | 気になる場所、風景

 今日は横浜市内の三ツ池公園という公園に桜を見に出かけました。一見有名でなさそうに思える公園ですが、実は日本の桜100選にも選ばれる桜では定評のある公園です。とはいえ、初めて知ったところなので半信半疑で出かけました。この三ツ池公園、おそらく上野公園にも匹敵するであろう広さ、名前の通り三つの池がある上に起伏もあってミニハイキングでもできそうな雰囲気の自然豊かな素敵な公園でした。桜も少し散りかけてはいたものの、まだまだ満開の花もたくさんあって楽しむことができました。

 桜を始めとし美しい花にたくさん巡り合えたのですが、今日はこちらをアップします♪

 昨年紅葉の写真を撮るときに、カメラを下から上へ向けたら天井画みたいで素敵だったのを思い出し、さくらでもやってみました。今回は午前中に出かけたので朝日の光がちょっと覗いています。

 それから三ツ池公園という名の通り、桜が池に面しています。種類の違う桜が隣り合わせに植えてあってカラフルでした♪

 そして池の水面に向かって桜の枝が垂れているようなところがありました。水際に咲いているからこそ見ることの出来る姿だと思います。

 そして近くに迫りくる花にも巡り合うことが出来ました。そういうときって本当にうれしいですね!

 この花を元に絵を描いてみました。ピンク、無理やりつけているかもしれませんね、あと枝も遠景は省略しています。桜の絵を描くのは難しいのですが、折角なので描こうと思いました。久しぶりです♪

 ちなみにこの投稿、桜の後に(その1)と書きました。実は続きの記事も書きたい想いがあるのでした。すっかり桜も散った後になるかもしれませんが、書けたらと思っています 


大磯の海

2014年01月02日 | 気になる場所、風景

 今日は1月2日、箱根駅伝の第1日目でした。ぜひ中継地点で間近に選手たちの健闘ぶりを見たいと思い、中継地点の大磯に出かけました。早速旗をいただき、道路沿いに立って待つこと数分。風が強かったのとかなり前に到着していたのもあり、かなり待ったような気がしました。しばらくしたら選手たちがやってきました。大磯は第4区間、平塚中継所を出たばかりの選手たちが走ってきました。東洋大学の選手がトップに、その後選手たちが続きました。噂には聞いていましたがさすが速いです、あっという間に目の前を通過しました。一瞬の間に旗を振りました。一生懸命走る選手たちの表情と姿に心打たれました。

 その後大磯駅に向かって帰路についてもよかったのですが、折角海沿いの町に来たからにはそのまま帰るのももったいなくて、大磯の海岸に向かうことにしました。

 国道の近くに海水浴場が近くにあるのですね、入口に来たとたん見えたのが「日本最初の海水浴場」という看板でした。たまたま出かけたところで日本最古の海水浴場に巡り合えるとは思っていなかったのでびっくり。ネットで調べてみたところ、大磯海水浴場は明治18年(1885)、初代軍医総監をつとめた松本順氏によって開設されたのですね。

 早速海水浴場に入ると目に入ったのは広い砂浜と広大な海でした。太平洋だからでしょうか、波もかなり激しく水しぶきを上げていました。地球の呼吸を間近に感じ取れる、そんな空間でした。昼前の時間、太陽の光の差し方も少しずつ変化し、海水の輝きもきらきらと変化していていました。

 まずこのような風景が目に入ってきました。太陽の光がまぶしすぎて人が影のようになっていたりもしますがそこに確かに人はいました。

 波が押し寄せてきました。

  少し離れてまた右側を見てみると。。。実は灯台のある岬の手前に島がありますね。その島は「かぶと岩」と言って名物らしいです。

 

 波をアップして撮ってみました。結構激しいですがサーファーたちが楽しそうに波に乗っていました。

 太陽の高さが高くなり、水面がきらきらと光りはじめ美しく見え始めました。このひととき残しておきたくなりました。近くに寄ったので「かぶと岩」がはっきりと見えます。

  美しい海ですね♪

  もう一度左を向きました。地球の呼吸を感じ取れる瞬間でした。

 帰り道、海水浴場近くに柱らしきものがあり、そこに子供による人魚姫の絵がたくさん描かれていました。バラエティ豊かな作品ばかりで、この海だからこんなにバラエティ豊かな人魚姫を連想したのだろうな、と思えましあ。そして思わず連想したのが今練習中のショパンのバラード3番。ポーランドの詩人、アダム・ミツキェヴィチの詩に登場する水の精・オンディーヌと若き騎士との物語とも言われています。若き詩人を魅惑する水の精オンディーヌ、最後は詩人はオンディーヌによって水の中へと引きずり込まれるというお話し、こわいですね。こんな美しい海からそのようなお話を連想してしまうのは、ふとどきな気もするのですが、たまたま練習中の曲がそういう曲だったのと人魚姫の絵が描かれていたのもあり連想してしまいました。

 しかし海に限らず水のあるところっていいですね!そういうところに行くと特にピアノが恋しくなるのでした。

 それにしても本当に美しい海でした。日本一古い、そして美しい海水浴場がこれからも永遠に守られますように!


鎌倉長谷寺に紅葉を観に行ってきました

2013年12月01日 | 気になる場所、風景

 先週大雄山最乗寺に行き紅葉の美しさにすっかりはまってしまいました。美しい姿を見ることが出来るうちに行けるところに行っておこうと思った矢先に白羽の矢が立ったのが鎌倉の長谷寺でした。長谷寺は江ノ電の長谷という駅から北に向かって5分弱ぐらい歩き左に曲がってすぐのところにある浄土宗のお寺で、天平8年十一面観音像を本尊として開山したといわれ、長谷観音という日本最大級の観音様でも有名です。

 この長谷寺ですが紅葉の時期には日没から閉山(17:30頃~19:00)まで紅葉のライトアップが行われるとのことで、ライトアップした紅葉を見に行きました。

 入口では山門とともに長谷寺と書かれた大きく赤い提灯が歓迎してくれました。

 入ったとたん色とりどりの紅葉が迎えてくれました。ライトアップされてはいたもののまだ日が暮れていない状態です。多くの人たちがこの紅葉の美しさを十分に味わおうとひしめき合いながら、記録に残そうとカメラを構えていました。

 少し近づいてみました。黄緑と赤とのコントラストが感じられます。フラッシュががたけたりたけなかったりという状態だったのですが、たいたほうがよかった場合とたけていないほうがよい場合とがありました。

 ちょっと迷い込んだような感じの風景です。実はその前にもものすごい人がいたのですけどね。

そういうときにはカメラを上に向けたくなります。そうしたら、まるで天井画のような美しい世界が見えました!

 そして反対にカメラを下に向けると、かわいらしいお地蔵さんたちが三人肩を寄せ合っていました。

 お地蔵さん周辺は暗く写っていますがまだこの時間帯は日が暮れていませんでした。赤と黄色とがグラデーションのようになっている紅葉の美しさには息を呑むばかりでした。

  階段を上まで上り、本堂こと観音堂の前に来ました。長谷観音を見たのは初めてでしたが、非常に大きいのにまず驚きました。しかしとても穏やかな顔をしていました。観音堂の写真です。

 観音堂の隣の阿弥陀堂の写真です。阿弥陀如来様も堂々とした風貌でした。

 

実はこの長谷寺、紅葉ばかりではなく竹も美しく生えていたのでした。

 そうしているうちに日が暮れてきました。目に入る紅葉の色合いにも変化が見えていました。

 この木の葉のグラデーションの鮮やかさと美しさ、遠くから見たら非常に目立ちました。

 近くからもうまく撮れたらいいのですが。。。

 降りながらも出来るだけ多くの撮りたいとばかり欲張ってしまいました。

 空が真っ暗になってきました。ライトアップの方法も変わったのでしょうか、紅葉の周辺がさらに輝き出しました。ちょっぴり夜桜みたいです。

 黄色や緑色も負けていません。

 秋限定の花火でした。

 日が暮れていない時間帯に上に向けたカメラ、暮れてからも向けてみました。天井画、中心が暗くなりましたが紅葉が美しく彩ってくれています。

 コースを一通り回り、紅葉に別れを告げました。素晴らしい姿を見せてくれて本当にありがとう、また会おうね、と。

 


大雄山最乗寺

2013年11月24日 | 気になる場所、風景

 ブログ、前回の更新から1ヶ月以上間が空いてしまいました。その間アンサンブルの本番、聴きに行く演奏会、練習会、お仕事お遊びいろいろありましたが、なんとか元気にやっておりました。

 しかし少し足を伸ばし自然に触れるということは本ブログの前回の更新日、すなわち箱根以来やっていませんでした。今はまさに紅葉の美しい季節、しかも今日はフリーなひととき、この時を逃すわけはいきません。

 そこで小田原市から内陸部に入った大雄山というところにある、最乗寺という曹洞宗のお寺に行ってきました。天狗が住んでいるというお寺です。

 まず小田原から大雄山線に乗り、大雄山という駅に向かいました。小田原から内陸といえば箱根も思いつきますが、箱根が北西方向であるのに対して大雄山は北東方向です。初めて乗る大雄山線。午前中は人も少なくのどかでした。

 大雄山駅周辺は近くにお寺があるとは思えないぐらい平らで普通の市街地のように思えたのですが、そこからお寺に向かうバスがあったのでした。バスに乗ってしばらくすると道がどんどん狭くなり橋を渡ると市街地から森林の中に。この中だったら天狗がいてもおかしくなさそうな気がしてきました。

 バスから降りたとたん寒気が。やはり山間部なので気温が低くなっていたのですね。しかし目に入る風景はまさに森林。幻想ワールドへの誘いのような入口です。

 階段の向こう側から差している光が美しいです。登っていくとこのような門が見えました。

 おとぎの世界への入口みたいですね。いや、ここはお寺なのですけどね。

 さらに歩いていくと、ちらりと赤が見えました。いよいよ紅葉が見えてきたかしら。

 そうです、紅葉です!嬉しくなってどんどん写真を撮ってしまいました。

上を向くと優しい光が差してきて夢のよう。

 ちょっと近くに寄ってみると。。。まさに紅葉!嬉しいですね♪

  そして再び上を見ました。赤と黄緑とのコントラストが美しいです。

 右に曲がると本堂へと向かう階段が見えました。

 手前の赤いもみじを下からアップして撮りました。

 本堂に入りお参りをして、さらに登ろうとしたところでまた美しいもみじが目に入りました。もちろんお参りもちゃんとしたのですが、写真はどうしてもこちらのほうが多くなってしまいまして。。 

 

 最も奥にある御真殿に向かっています。途中で見える多宝塔と滝が美しいです。 

 そしてさらに登っていくと山の住民こと天狗たちにお目にかかることに。

左にあるこちらの天狗が小天狗。鳥のようなくちばしを持っていて烏天狗とも呼ばれています。凛々しいです。

 そしてこちらが大天狗。いわゆる普通の天狗と呼ばれる天狗に近い鼻が長い天狗です。

 彼らが御真殿の前に立ちはだかって守っているようですね。

 そして御真殿に到着。

 鐘を叩いてお参りし中にも入りました。中にもさらに大きくて威厳のある天狗たちがいてさらに奥の仏様を守っていました。

 中から出てしばらくすると、お坊さんたち何人かがこの御真殿にすたすたと入っているのが見えました。何かが始まりそうな気配です。部屋の中もたちまち人が増えました。私たちも物珍しさもあってもう一度中に入ってみたとたん、読経が始まりました。しかしその読経、今までよく聴いてきた一定速度の比較的ゆっくりとしたものではないのです。太鼓が高速で叩かれその速い拍に合わせてお経もものすごい速度、激しい調子で読まれていました。そして速度変化も激しく、速くなったり遅くなったりという状態が繰り返されました。しかもお坊さんたちは何かをひらひらとさせており、踊っているようでした。その読経とお坊さんたちの動きの迫力が薄暗い仏壇の前で繰り広げられていて、まるでそこから火が出ているような凄みを感じました。お経を聴いてかっこいいと思うことは今までほとんどなかったのですが、かっこよかったのです。曹洞宗のお経を聴いたのは初めてなので、それだからだろうかと思ったのですが、曹洞宗そのものとは関係がないようです。たまたま時間帯がよかったのですね、貴重なものを聞くことができて本当に良かったです。ちなみに最乗寺の読経を録音した動画もあったのでリンクを貼り付けておきます。

最乗寺修行僧の読経

 御真殿周辺の紅葉も美しかったです。

 さてさて帰る方向に向かうのですが、なにしろ目当ての紅葉たちを堪能しないわけにはいきません。気に入ったお姿を見かけたら全部シャッターを切りまくりました。 

 

 どんどん下っているのですが、そうなればなるほど最乗寺の紅葉の美しさを大切に残しておきたくなるのでした。別れを惜しんでいるのか紅葉たちも艶やかな姿を見せてくれたのでした。

 さみしいです、もう本堂の門も出てしまいました。

 来年できたら再会したい、と思えるような素晴らしい歴史と自然を楽しむことができました。最乗寺についてもっと調べたほうがよさそうなのですが今回はこの写真でおしまいにします。ありがとうございましたヽ(´▽`)/

 


箱根に行ってきました

2013年10月14日 | 気になる場所、風景

 さわやかな青空が広がっていた本日、自然に触れたくなり箱根に行ってきました。最初に芦ノ湖スカイラインを通ってふたつの峠に行きました。

 標高1030mの杓子峠です。自然が美しいところですが彼方に見えるのはなんと。。。

 富士山でした!雲より高い頂上をしっかりのぞかせています。県外とはいえずいぶん近くにあるように見えます。

 もう少し標高が高く、芦ノ湖スカイラインでは絶景が見えるといわれている三国峠に向かいました。標高1070mです。右側奥に何かが見えますね。

 くっきりと見えました!富士山よりも低い雲がさらに近づいているように見えます。前景の緑とよきコントラストをなしています。

 そして今回は秋の風物詩であるすすきを手前にして眺めることもできました!

 富士山を見た後はポーラ美術館へと向かいました。今回はクロード・モネ(1840-1926年)の風景のとらえ方の特徴をテーマにした「モネ、風景を見る眼」という特別展を開いていました(会期は11月24日まで)。好きな画家だったのでうれしかったのですが、今回はモネの絵の特徴を以前よりも具体的にとらえられたような気がしました。創作当初はミレー、コローを代表としたバルビゾン派の影響のもとで風景を写実的に描いてきましたが、次第に色彩は明るくなり移ろいゆく光、空気、水を描いていくようになりました。人物の描写も、筆者の思い出やストーリーを懐かしみ主観的に捉えて描いた他の画家たちにたいして、人物も自然や風景と一体化し溶け込ませ、絵を見る者たちが風景の中に入り込めそうような絵を描きました。当時の社会情勢が感じ取れ、まるで自分も100年以上昔のその場にいるような気持ちになれました。

 左から「貨物列車」1872年、「ジヴェルニーの積みわら」1884年、「雪のアルジャントゥィユ」1875年です。

 

 その後ますます移ろいゆく光を端的に捉えた美しい絵を描くようになりました。ボートを漕ぐ女性たちの絵を描いた「舟遊び」1887年、「バラ色のボート」1890年、日没の赤い光がたまらなく美しかった「セーヌ河の日没、冬」1880年、光を描いたモネを象徴する名作「ルーアン大聖堂」1892年、「国会議事堂、バラ色のシンフォニー」1900年、「睡蓮の池」1899年、「睡蓮」1907年等有名ともいえる絵も展示してあり、すっかり幸せな気分になりました。

 ちなみに先ほどあげた絵ほどは有名ではないかもしれませんが、今回もっとも強く惹きつけられた絵がこの絵でした。1882年に描かれた「ヴァランジヴィルの風景」です。海とともに地平線が見える風景の手前にどんとそびえている五本の木の存在感がただものではありませんでした。色も明るく一層存在感が感じられました。解説によるとこの地方は海に面する断崖と渓谷がみられる絶景だそうですが。。。日本の浮世絵の構図を採り入れたのではないかともありました。

 これらの作品を見て充実した気分になったのですが、

 さらに芦ノ湖畔の美術館に足を伸ばしたくなりました。日本画を中心に展示してある成川美術館に行ってきました。

 館内からは芦ノ湖や箱根神社の鳥居が見えてなかなかの景観です。空が晴れていたら富士山も見えるのですが、この時間では厳しかったですね。

 

  前回初めて行った時は点数はそこまで多くはないもののセンスのよい日本画が展示してあって好印象を抱いていました。院展の作家さんの名作や漆芸の第一人者の方の渋くて素敵な作品が展示してありました。他に今回はどのような特別展が開かれているのか知らずに行ったのですが、その特別展「小笠原元 風景との語らい」の作品が私にとっては嬉しい出会いになったようなのです。

 部屋に入るなり大変美しく細やかに描かれた絵が展示してありました。作者は小笠原元氏(1954年~)、Wikiにも載っていないし名が通った方でもないのですが、絵の美しさとその横にあった本人の飾らないコメントに惹きつけられました。具体的な言葉はちょっと違うかもしれませんが、「ぜひ描いてほしいと言われたので訪問した」「非常に寒くて少ししかその場にいることができなかった」「夏だったので1時間しかそこで描くことが出来ず何度も通った」「とても心に残る風景だったので再度取材したい」というようなコメントだったでしょうか。あまりにも飾っていないコメントに対して描かれた絵の細やかさと誠実さとのギャップが大きすぎてたまりませんでした。この人はこれらの風景が本当に気に入り、大切に思って描いてきたのだというのが絵全体から伝わってきました。購入した絵葉書からスキャナして紹介です。

 左は「春の訪れ」、右は「駒ヶ岳」です。どちらも大きな作品で屏風になっていました。駒ケ岳は今日見た風景と一緒のはずですが、この絵の季節は冬でしょうか。

 

 左は「忍野」右は「浜」です。「忍野」は山梨県の南東部、富士北麓に位置するところなのですね。大変気に入ったらしくもう一度訪れたいと書かれていましたが、私はこの「忍野」の絵全体から伝わってくる富士山の神がかった凄味にやられてしまいました。「浜」は中々雪の降らない地域(すみません、どこか忘れてしまいました)に短時間だけ雪が降ったらしく、その短時間を描写したという絵だそうです。

 そして噂できいて出かけたものの予想よりもはるかにすばらしく感じたという尾瀬を描いた作品「尾瀬」です。まるで桃源郷のようです。この絵を見ただけで実際に尾瀬に行きたくなってしまいました。

 あまりにも素晴らしい絵に巡り合い温かい気持ちになっていたところさらに衝撃の事実を知りました。なんと作者の小笠原氏、取材にカメラを一切使用せず自分の五感だけで自然に寄り添い対話しながら描いていたのだそうです。だから「寒くて帰った」というようなコメントもでてくるのですが、それでここまでの絵が描けるのです!衝撃です。ちょっとしたスケッチを描くのでも写真を撮らないと安心できない者としてはただただ頭が下がるばかりでした。写真に大いなる恩恵を被っている今、彼を見習うことはとてもじゃないけどできませんが、物事にまっすぐに取り組む姿勢から教えられることが多かったです。

 嬉しくなった気分のまま、美術館を後にし、芦ノ湖畔に向かいました。夕方、日没前の日の差した水面が美しかったです。しっかり写真ですが。

  

 


懐かしの場所

2013年09月18日 | 気になる場所、風景

 後日私の実家に向かいました。広島駅前のFデパートの最上階からこのような景色が見えました。左の写真の奥から二番目の橋の上を通っているのが有名な路面電車です。

  広島市の中心街である本通りから少し北に入ったところに、レコードをかけてくれる喫茶店「一楽章 未完成」がありました。カレーやラッシーが美味しかった記憶があるのですが、少し引っ越していました。そしてもともとは「一楽章」という名前だけだったのが後で「未完成」と追加されたようです(ミニコンサートなどの生演奏もされるようになったのですね!)。S社をはじめとした海外のピアノを販売しているHピアノ社の近くになっていました。今回は入らずに前だけを通ったのですが懐かしかったです。ビルの二階なので中の様子もかなり変わったのかもしれませんが。

 路面電車です。

 広島市内の横川というところにあるチアスという喫茶店にこっそり行ってきました。音楽がかかっていたりときにはイベントなども行ったりするおなじみの喫茶店でしたが外見はほとんど変わっていませんでした。

 いや、変わっていないのは外見だけではなくて店内も。。。(顔が分からないように塗りつぶしています)バロックの美しい弦楽合奏がかかっていましたが残念ながら誰の何の曲か分かりませんでした。

 ブレンド珈琲を注文しました。そのときのその人の様子に合ったカップを用意してもらうのでそれが楽しみで注文したのですが、今回はこのような小花のカップでした。 大人しくなっていたのかな。

 どちらにしてもほとんど変わっていない喫茶店チアスに行くことができて本当によかったです。

 次に実家の近所で咲いていた花。右端の花は秋の薔薇ですね!

 時間が経過し帰りの新幹線。ラッキーなことに高速で走る車両内からなつかしのこの施設の写真を撮ることができました。練習室のピアノは健在でしょうか?ツィメルマンのリサイタルも開かれるなど、ホールも大活躍のようですね!

 今回は急遽決まったので一泊で事前報告なしの帰省になりましたが懐かしいものにたくさん巡り合うことができました。

 

 

 

 


山口県小野田市の南端

2013年09月17日 | 気になる場所、風景

 

 週末は主人と私の実家に帰省してきました。主人の実家に帰省中にちょっと出かけた場所の一つに、小野田市の南端にある岬こと本山岬という岬があります。その本山岬は公園となっており、かつては遠足でも行けるような開けた場所だったのですが、あまり人が来なくなったのか岬へと向かう道は草がぼうぼうと生えていました。

 しかしその草をかき分けながら道を歩んでいくとそこは砂浜と海が見えてきました。トンネルを抜けるとそこは雪国に近いものが・・・。天候がちょっとよくなかったのですっきりした景観ではないのですが興味深い眺めです。向こう側にある岬のトンネルみたいな穴が妙に気になります。

 トンネルのある岬方面に少し近づいてみると・・・美しい地層が見えます。この地層は礫岩層で、トンネルも含めこれらの地層は海水の浸食によってつくられました。

 もっと近づいてみました。古代遺跡のように見えます。とても自然の力だけによるものには思えないです。

  反対側を見て見たら、瀬戸内海が広がっていました。そこそこの波があったようです。

 しばらく散策した後、ふたたび茂みの中をとおって戻りました。その道中なんとこんなお方に出会いました!甲幅4cm、体長10cmぐらいで鮮やかな色をしていました。しかも仲間達にもたくさん出会いびっくりするやら・・・。みなさん本当に逃げ足が速く、きちんと撮れた写真はこの方のみでした。

 無事に茂みから脱出し、この本山岬に近い駅へと向かいました。JR西日本小野田支線の終点こと長門本山駅という無人駅です。長門とありますが山口県北部の長門市からは北と南でかなり離れています。現在は朝晩ごく少ない発着しかありませんが、2002年までは22時まで列車が設定されていたそうです。

 

 この線路の止まり方がいかにも終点らしさを表しています。都会ではまず見ることのできない貴重な風景です。

 最後に、長門本山駅周辺に咲いていた花です。