【学術会議-原子力委員会に提出】
原発の使用済み核燃料から出る高レベルの放射性廃棄物の
処分をめぐって、日本学術会議は「白紙に戻す覚悟で見直
すべき」などとする提言をまとめ、11日に国の原子力委
員会に提出した。国はこれまで、使用済み核燃料から出る
高レベル放射性廃棄物「核のゴミ」について、地下300メ
ートルより深いところに数万年以上埋めて処分するとして
いた(『関電、大飯再稼働なくても電力供給に余力』『高
浜原発現地調査始まる 安全対策実効性検証』)。提言で
は、この地層処分について、「今の科学的見地ではリスク
が高すぎる」として、将来的に取り出しが可能な状態で数
十年間から数百年間、暫定的に保管し、その間に最終処分
の方法などを決めるよう求めている。また、「原子力政策
についての社会的合意がないままに、処分場選びを進める
のは適切ではない」として国の計画をいったん白紙に戻す
覚悟で見直すべきだとしている。
【エピソード】
処理方法の最適解が見つからない。それでは、代替案はとい
えば、テレビで観ていた限りでは「放射性物質の半減期の短
縮技術」の研究開発が述べられていた。これはわたしも考え
ていたことで(どこかで掲載したことがあったけ?)、これ
は真剣に考えなくてはとの思いに至る。誰か良い考えがあれ
ば連絡して下さい。
【脚注及びリンク】
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・「世界はどのように「核のゴミ」を処理しているのか」
・「大飯発電所」ウィキメディア
・「滋賀県と京都府、大飯原発再稼働について物申す」
・「高浜発電所」
・「関西電力は大飯原発を再稼働して、火力発電所8基を停
止」
・「線量計偽装 作業員8人 違法派遣か」
・「不定期日記(2012)」2012.7.21
・「<原発推進秘密会議>司会役がメール削除 隠滅の疑
い」(毎日新聞、2012.7.27)
・「高レベル核廃棄物処分の見直しを~学術会議」(読売新
聞、2012.9.11)
・「高レベル放射性廃棄物の処分について」(日本学術会議
2012.9.11)
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