高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムが付着した木材
チップが投棄された問題で、県は3日、撤去完了後に
採取した土壌の放射能濃度の測定結果を公表した。10
か所でサンプル採取したが、最大でも24ベクレル(
1キロ・グラムあたり)で、国が放射性物質として扱
う基準に定めている百ベクレル(同)を大きく下回っ
ていたという(読売新聞、2013.03.04)。
それによると、10か所のうち最も高かったのは、河川敷
の出入り口に設置された門扉から河川敷側に入って2・5
メートルの場所の土壌だった。県は各地点での空間線量
も公表したが、最大値は、国が除染が必要と規定している
基準値(毎時0・23マイクロ・シーベルト)を下回り、毎時
0・13マイクロ・シーベルトだった。県循環社会推進課の
担当者は「健康や環境への影響は問題ないレベルだと考
えている」と話した。
県外業者によるチップの撤去作業は2月26日に終わった。
県は同28日、住民らが立ち会う中、チップがあった周辺の
土壌を採取し、県衛生科学センター(大津市)で放射能濃
度を分析した。
【エピソード】
告発と汚染調査結果公表の2つが静かに進行している。
大切なことは、萎縮(自粛)することなく未来(後世)に向け
オープン(技術的には公正な記録を残す:比較しようにも、
まともなデータがなければ進化できないのだから)にしてお
く。これは大人としての力(つと)めだ。
【脚注およびリンク】
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- 環境工学研究所 WEEF 公式ホームページ
- 分析は何のために、何を測るかが大事、2014.02.04
市民環境研究所 - 2014年02月05日:高島の汚染チップ 嘉田県知
事、国・東電に防止要請へ - チップ撤去 河川敷の放射能基準以下、2014.03.04
- 滋賀県、4日にも告発 高島の汚染チップ放置、
京都新聞、2014.04.04 - 土壌検査は基準値下回る 高島汚染チップ、同
上、2104.03.03 - 知事、卒原発を堅持 県議が冷静な対応求める
21014.03.04、中日新聞 - 一級河川鴨川河川敷および周辺における放射能
濃度等の環境モニタリング検査について、滋賀
県、2014.03.04 - 汚染チップで家宅捜索へ滋賀県警が告発受理、
京都新聞、2014.03.04
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