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湖沼名 | チリカ湖 |
大 陸 | ユーラシア |
国 名 | インド |
緯度(deg) | 19.75 |
経度(deg) | 85.42 |
面積(km2) | 1,170 |
最大水深(m) | 5 |
容積(km3) | 4 |
標高(m) | 1 |
淡水/塩水 | 汽水湖 |
チリカ湖はインド東部、カルカッタの南にある
ベンガル湾に面したインド最大のラグーン(汽
水湖)として世界的にも知られている。面積は
およそ日本の琵琶湖の2倍。1981年にラムサー
ル条約の登録湿地になる。水鳥の越冬地イラワ
ジカワイルカの生息地としても知られ、生物多
様性豊かな湖。周辺には、132の漁村があり、
15万人の住民のうち70%が漁業によって生計を
立てている。しかし1980年代以降、上流部の森
林伐採による土砂流入を発端として、湖は浅く
なり(最大水深4メートル)、湖口が埋まって
狭くなり、その結果、淡水化が進み、漁獲量が
激減し、貧困などの深刻な社会問題が発生する。
生態系の悪化でラムサール条約からは改善勧告
(モントルーレコード記載)を受ける状況とな
る。
チルカ湖は、渡り鳥やフラミンゴの重要な生息
地と繁殖地だ。渡り鳥は、遠くシベリア、イラ
ン、イラク、アフガニスタンやヒマラヤなどか
ら10月に到着し3月まで滞在する。その鳥類の
数は150種に渡り保護される。湖はまた、323種
の魚とカワゴンドウの(OrcaellaのBrevirostris)
などの水生生物の多様な生息地でもある。
湖の水深は雨季で1.8メートルから4.2メートル
に乾季には0.3 mから0.8 mに変化する。湖は4
つの別々のゾーン、南部、中部および北部セク
ターと外側の流域に分割。ベンガル湾と湖を結
ぶ平均幅河口は64.3キロだ。
【エピソード】
【脚注及びリンク】
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1.「"Stone anchors along the coast of Chilika Lake: New light on the
maritime activities of Orissa, India」
2.「チリカ湖の歴史」
3.「チリカ」
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