【3月20日データ隠蔽疑惑】
届いたメルマガを開封すると「3月20日 隠蔽された
3号機格納容器内爆発」とありいまごろなにをと思い
つつ福島第一原発の三号機といえばMOX燃料→プル
トニウム汚染じゃないかと、やりかけたていた作業を
中止し記載記事を読む。
上図は。東大・原子核理論チーム(佐々木、初田、永
田、早田)による都道府県別・放射線レベルグラフ。
赤線枠は3号機の格納容器内爆発事故が発生していた
時間帯を表示。
この数値は日ごと・時間ごとに変化するが、健康安全
研究センター(新宿百人町)における測定値は、3/19
は0.05μSv/h前後で推移、20日から若干上昇して23日
20時台では、0.15μSv/h(財)日本分析センターによ
れば、2008年の東京の空間放射線量は、概ね0.03~
0.07μSv/hの範囲で推移しているので、21日からの上
昇については、原発事故の影響は出ていると言ってい
いだろうと解説している。
関連ネットやそこに掲載されているデータだけ見てい
ると影響がないとは言い切れないがそれにしてもデー
タ不足ということになる。50数基の原発施設を保有し
ていながら、その備えがなかったというのは、余りに
も無謀なと言わざるをえない。せめて、世界最速コン
ピュータの‘京’レベル?のハードと各原発と放射能セ
ンサと気象センサとの総合的情報ネットワークとリア
ルタイムでリンクさせ、追跡解析できるプラットフォ
ームをスクランブルさせておけば良かったと悔やむ。
【エピソード】
・「技術と人間」は技術評論社の月刊誌。佐々木浩氏
と相談し、当時、立命館大学教授の故・星野芳郎氏の
『日本の技術者』を教科書にして労働組合の研究活動
を行っていたが、講演会を企画実行したことがあって
以来のお付き合をさせて頂いたが、こんかいの福島第
一原発もその前のJR西日本福知山線脱線事故も起こ
りうることを早くから指摘されていた。また、健在で
あれば、今朝のメルマガのような「データ隠蔽疑惑」
が生まれる前に、現地と日本の技術者と政府などの関
係者と共に被害拡大防止と原因究明、再発防止に奔走
されていたのではないかと想像している。それにして
も「いまなすべきは何か」との問いかけは、大変重い
ものになってしまった。
・また、敦賀で原発事故が起きた場合のシュミレーシ
ョン予算を滋賀県(全国の都道府県も同様)は国に要
求実施しそれを参考に緊急事態マニュアルを策定すべ
きだと考える。特に滋賀県は琵琶湖・淀川水系を抱え
ているから相当の労力が必要と思われる(例えば、百
人×6百万円/年=6億円/年)。
・本日、田中豊一氏の三回忌。田中家の供養塔に参拝
させて頂きました。先に参拝された方がおられたのか
入れ違いになり、蝋燭の残り火がと灯っていました。
有り難うございました。
また、ことしは石井智幸氏の初盆です。よろしくお
願い申し上げます。
【脚注及びリンク】
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1)「グリーンピースジャパン日本」
2)「放射能について正しく学ぼう」
3)「放射線量モニタまとめページ」
4)「宮城県 環境モニタリング情報」
5)「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」
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