僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

恐怖の パリ同時多発テロ

2015年11月15日 | 旅行

パリで、身の毛もよだつ恐ろしい事件が起きた。

コンサートホールやサッカー場などで「同時多発テロ事件」が起きて120人以上の人たちが死亡したという。パリはかつて「花の都」ではなかったのか。今年1月にもイスラムを風刺した新聞社などをイスラム過激派が襲撃した事件があったばかり。今回、またもイスラム過激派→「イスラム国」による犯行であると見られている。もう「花の都」や「文化・芸術の華やかな街」のイメージは影が薄れ、テロ集団が跳梁跋扈する危うい都市となりつつある。


初めてパリへ行った時(1994年)の印象は、大方の人がそうであるように、言葉で表せないほど素晴らしいものだった。その時は、大阪府内の自治体職員の合同研修会でヨーロッパを訪れたのだったが、こんなに見所が多くエレガントな街は見たことがなかった。ぜひ妻にも見せてあげたい…と思い、翌年の10月、2人でパリへ個人旅行をした。しかし、今になって思えば、当時からパリはイスラム過激派に脅かされており、決して安全な街ではなかったのである。

僕たちが行く数ヶ月前、パリ市内の地下鉄サンミッシェル駅爆弾テロ事件というのが起き、10人が死亡。翌月にも同じ地下鉄で、凱旋門駅爆弾テロ事件が起きて、イスラム過激派が関与しているとされた。

僕たち夫婦がパリへ行ったのはその直後だった。

パリでの初日、街に出た時のことだ。地下鉄のモンパルナスの駅で降りて、そこから国鉄の駅までかなりの距離があるのだが、そこを歩いて行くと、防弾装備姿で自動小銃を持った治安部隊の隊員たちがズラ~っと並んで立っていたのが今も目に焼きついている。日本では決して見ることのない「厳戒態勢」という雰囲気で、足がすくむほどだった。

爆発物を仕掛られるのを防ぐため、その時のパリ市内のゴミ箱はすべて撤去されていて、あちらこちらの道端にゴミが散らかっていたのも、忘れられない。

幸い、僕たちが滞在している間は何事もなかったけれど、今回のテロ事件の報道に接して、20年前の旅行での厳戒態勢のことを思い出したわけである。


パリへはその後にも、1999年と2009年の2度行っているけれど、その時はそういう空気は感じられなかったように思うのだが、そんな単純なものではなく、今回こんなフランス史上最悪のテロ事件が起きた。どうもイスラムがらみの国際情勢というのは、日本人にはなかなか把握しにくいところがある。

さて、これからパリへ旅行しようと計画している人は大変だなぁと思う。一部のツアーは中止になっているそうだが、飛行機自体は飛んでいるので、個人旅行の人は、判断に苦しむところだろうなぁ。僕だったらどうするかな…?と考える。う~ん、やはり今回はやめておくだろうなぁ。


こうして「イスラム国」のテロがどんどんエスカレートしてくると、もう安全な国というものが地球上から消えてしまうことになる。日本も、今後十分に気をつけなければならないと思う。(どう気をつければいいのか、わからないけど)


それにしても、この同時多発テロが起きたのは、パリ現地時間で13日の金曜日だった。

この日に犯行が行われたのは、何か意味があるのだろうか…?

それとも単なる偶然なのだろうか…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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