~ 激おこ ぷんぷん丸 ~
こんな結末って、あっていいのか?
「まさかの逆転負け」「悪夢の最終回」なんて言葉、
今日はいっさい、目にしたくない。耳にしたくない!
それにしても何なのだ、あの最終回の逆転のされ方は。
あぁ、もう悔しい。残念。
野球の世界一を決める第1回「プレミアム12」
日本は予選を見事に勝ち抜き、準決勝まで進出した。
それまでの勝負強さは他国を圧倒していた。
韓国にも、予選で5対0と文句のない勝利。
そして、昨日の準決勝で、再び韓国を相手に、
予選同様、大谷が出てきて6回までノーヒットに抑えた。
その間、日本は打線が湿り気味だったが、4回の裏、
相手の下手くそな守備もあって、3点をもぎ取った。
そのあとは…
大谷が韓国打線をバッタバッタとなぎ倒し、
韓国は7回にようやく初安打が出たが、そこも生かせず、
8回には大谷に代わって出て来た則本が完璧に三者凡退に抑えた。
8回を終了し、韓国は1安打のみで、ニ塁ベースすら踏めなかった。
もう、日本中が日本の勝利を信じていただろう、
テレビ解説者も、
「決勝戦は誰を先発に持って来るでしょうね」な~んて言っていた。
そして、問題の9回を迎えた。
先ほどの則本の投球を見たら、3点をひっくり返されるなんて、
とても考えられなかった。あとは、試合終了の瞬間を待つばかり…
あぁ…それなのに、それなのに。
韓国は8番からの下位打線から始まったというのに…
先頭打者として出て来た代打に簡単にヒットを打たれ、
次にまた代打に出て来た選手にセンター前にはじき返され、
次の1番バッターには三塁線を抜かれて1点を取られてしまった。
8回まで1本しかヒットのなかった韓国打線が、3連続安打を放った。
解説が「キャッチャー嶋のリードがおかしいのでは」と言っていた。
つまり、どの打者にも同じ様な配球を要求したと言うのだ。
しかしまあ、そんなことはこっちにはわからない話だ。
それより、この韓国の豹変ぶりはいったい、何なんだ!
ノーアウト2、3塁だから、一打同点の大チャンスである。
そして…
続く2番バッターにはなんと死球を与え、無死満塁となった。
日本はまだ2点リードしているが、韓国ベンチはお祭り騒ぎ。
則本がマウンドから去り、次に出て来た松井が四球…で押し出し。
これで韓国はあと1点差に迫った。まだノーアウト満塁である。
まともに見ていられないシーンである。
また別の投手(増井)が出てきて、今度は4番打者に2点打を浴びた。
これで、あっというまに4対3。まさか?まさか?の逆転劇である。
ぷっつんとキレてしまった僕は、そこでテレビを消して、寝た。
結局日本は、大谷の見事なピッチングだけが目立った試合であった。
日本の打線が不振だったのが痛かった。
何度も追加点のチャンスがあったのに、
「ここで1本出れば決まり」というところでことごとく凡打。
3番山田、4番筒香、5番中田、6番松田らがチャンスに打てない。
7回にはノーアウト1、2塁というチャンスに4~6番打者が不発。
日本は韓国同様の6安打だったが、7番中村、8番平田が2本ずつ。
そして9番の嶋が1本…と下位打線にしかヒットが出ていなかった。
最後に9回裏二死から中田がヒットを打ったようだが、焼け石に水だ。
打線がモタモタしていたことが、9回の「悪夢」を招く伏線となった。
結果が出たから言うわけじゃないが、昨日の試合は、
リードしていても、日本の打線はダメダメ打線だった。
こんなことでは、ひょっとして最後に逆転されるかも…
…という悪い予感がした人も、中にはいただろうと思う。
この試合では、日本の2連打は4回の一度だけである。
あとはヒットが続くということは全くなかった。
繰り返すが、安打数は両チームとも「6」だった。
しかし韓国は、8回までわずか1安打だったのに、
9回に安打、安打、安打、死球、四球、安打…と、
ノーアウトのまま四死球を挟み4安打を連発したのだ。
日本は3回以外、打線がつながらず、何度も好機を逃した。
この差が、こんな逆転負けを喫することにつながったのだ。
素晴らしい投球を見せた大谷が報われず、とても気の毒である。
まったくもう、何とも言いようのない悔しい試合内容であった。
それも…よりによって韓国を相手に、こんな負け方をするなんて…。
7時からテレビでずっと応援していた人たちも、めちゃ悔しいだろう。
韓国は、昨日の試合のことを、今後少なくとも10~20年は、
野球の世界大会がある度に「歴史に残る奇跡の逆転勝利」として、
何度も何度もこの9回表の攻撃を語り継ぎ、映像を流すのだろう。
「東京ドームの奇跡」などという題名をつけてね。やれやれ…
もう、情けないやら腹立たしいやら…。
きょうは朝から「激おこぷんぷん丸」の僕なのである
参考までに、激おこぷんぷん丸とは… ↓
この悔しさを紛らわすため(?)に、2009年のWBCの決勝戦、
日本対韓国の試合のことを書いたブログを引っ張り出しました。
イチローの決勝打で日本が優勝した時の記事です。
僕が仕事を退職する直前に行われた大会でした。
http://blog.goo.ne.jp/non-ap/e/85ebc2bac2da13cb62e3f2dff6006171
これでも読んで、せめてもの慰めとしますわ(慰めになりませんか?)
ちなみに、このブログの中で、こんな文章を書いています。
とにかく韓国を破って優勝を決めたことはサイコーである。
これで、大会中のいろんな不満もすべて帳消しだ。
「終わりよければすべてよし」とはよく言ったものだ。
…と。
今回の大会は、これと全く逆でした。
この試合までは、素晴らしい戦いぶりだった日本。
最後の最後に、こんな信じられない逆転劇で敗退した。
「終わりよければすべてよし」の正反対となったわけで…