ともちゃんの のんびり登山教室

分県登山ガイド「大阪府の山」(山と渓谷社)著者の岡田知子が
ご案内する登山教室。
のんびり、ゆるゆると山に登ります。

2021年9月18日(土)~20日(月・祝) 台風一過の晴天!白馬乗鞍岳から蓮華温泉へ

2021-09-22 00:19:06 | 人数限定登山
シルバーウィークの3連休は、栂池高原から白馬乗鞍岳に登り、白馬大池を眺めてから蓮華温泉に下山するという
ゴールデンコース。台風が心配されましたが、初日の移動中に小雨が降ったぐらいで済みました。








1日目は麓の温泉旅館に宿泊。広い部屋に2人ずつ泊まることができて、密を避けることができました。








ゴンドラとロープウェイで栂池自然園へ。








ナナカマドが真っ赤に色づいて、台風一過の青空とのコントラストがまぶしいくらいです。








天狗原(てんぐっぱら)を通過。








標高を上げてから天狗原を見下ろすとこんな感じ。









白馬乗鞍岳の三角点は、立入禁止のロープの向こうにあって近づけません。代わりに、このケルンが
山頂とみなされています。








白馬大池が見えました。青くてキレイ!








池の周辺をのんびり散策・・・というわけにはいきませんでした。結構な岩場で、慎重に足を
運ばなければなりません。









白馬大池山荘に到着。池の周囲を歩くのに、ちょっと時間がかかっちゃったな。








蓮華温泉に向かってひたすら下ります。岩場や木の根むき出しの道に苦戦。








天狗の庭。天狗がウチワであおいだから、木の枝がこんなになっちゃったのかな?








予定時刻を大幅にオーバーして、蓮華温泉ロッジにたどり着きました。








ロッジの夕食。オオヨモギの天ぷらが珍しい。とんかつにのっているのは蕗味噌。疲れた体に生ビールが
染み渡りました!








朝食後、女性優先の露天風呂「薬師湯」に入りました。薬師如来みたいにキレイになれたかどうかは
ご想像にお任せします

帰りは道の駅白馬と、大町のスーパーマーケットに寄り、信州の果物を思う存分買って帰りました。




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2021年9月16日(木) 稲村ヶ岳 絶滅寸前種の花を求めて

2021-09-16 22:47:12 | 人数限定登山
母公堂登山口から登り、往路も同じルートをたどります。








登山口近くに咲いていたアケボノソウ(リンドウ科センブリ属)。花弁の上の黄色い点からは蜜が出ていて虫を寄せます。







ツリフネソウ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)。普段日帰り登山する低山にはキツリフネが多いので、ちょっと珍しい色かも。








ミカエリソウ(シソ科テンニンソウ属)。そこらじゅうに群生していました。








ハンショウヅルかと思ったけど、後で調べてみたらどうやらツルニンジン(キキョウ科ツルニンジン属)だったみたい。
別名ジイソブ(「じいさんのそばかす」という意味。花の中の斑点をたとえた。)







アキチョウジ(シソ科 ヤマハッカ属)。ピンボケですみません。








おなじみの「マンモス杉」または「パオーンの木」が見えてきました。








この木もなんだか存在感があります。








アザミの一種。ナンブアザミみたいなんだけど、葉に斑が入っているから違う気もする・・・。




稲村ヶ岳山荘で昼食。パラパラと雨が降ってきた上、風が冷たいので、レインウェアを着込んで山頂に向かいました。











見つけたー!シラヒゲソウ(ウメバチソウ科ウメバチソウ属)!!
花の直径は2~2.5cm。「こんなに小さいとは思わなかった」「知らなかったら見逃すかも」
山地の湿地に生育するのですが、各地でレッドリストの指定を受けています。奈良県では絶滅寸前種に
指定されているそうです。大切にしたいものですね。









こんなキノコも見つけましたよ。シビレタケの仲間?








クチベニタケ。いつ見ても可愛い。

山荘より下の標高では、ほとんど雨が降っておらず、風もなかった様子。どうやら、「天候が悪くなった」のではなく、
私たちが「悪天候(雨雲)の中に自ら突っ込んでいった」ようです。誰にも文句言えませんね。ずぶ濡れになることも
なく、無事に5時前に下山できました。めでたし。
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2021年9月11日(土) 播磨富士・笠形山に登る

2021-09-15 21:14:08 | 人数限定登山
本日は、グリーンエコー笠形から登るコースです。



登山口からほどなくして子育て観音に着きます。








さらに登るとオウネン滝。








扁妙ノ滝。冬には氷瀑になることもあるそうです。








長~い鉄階段を上ります。60段あるらしい・・・。








滝見台に寄ると、下からは見えなかった扁妙ノ滝の上部が見えます。すごい高さ!








登山道沿いに、いろんなキノコを見つけることができました。これはシロオニタケかな?
「メリーゴーラウンドの屋根みたい」という表現も。








アンズタケ?








ホウキタケ?








ベニナギナタタケ。








一枚岩の上を流れる川。こんな標高で出くわすことに驚きます。夏ならザブザブ水の中を歩きたいな。








笠形山(939m)山頂に着きました。地元で人気の山なので、たくさんの登山者がいました。








よくこれで雨が降らないね、というくらいどんよりとした空。雨が降らないだけでありがたい。







山頂にはキガンピ(ジンチョウゲ科ガンピ属)がたくさん咲いていました。







下山時にも、面白いキノコを発見。これはスエヒロタケというらしい。








最後の発見は、おそらく希少なソライロタケ。きれいな青色でした。

下山後は道の駅「銀の馬車道・神河」で小腹を満たしました。
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2021年9月9日(木) 迷岳の神秘的な二重山稜を歩く

2021-09-15 17:00:31 | 人数限定登山
迷岳と言えば、奥香肌温泉スメール手前の唐谷沿いに進み、クサリやロープが設置された
岩場をよじ登って稜線に取り付き、急登のやせ尾根をたどるルートが知られています。
今回は八知山林道を通って標高を稼ぎ、緩やかな尾根道を歩くルートを選びました。
八知山林道は未舗装のダート道なので、四輪駆動車がおすすめです。



登山口。








美しい雑木林です。










ブナの木もあります。







尾根に着くと、南側の景色がよく見えます。








奇妙にねじ曲がったブナの枝。








稜線上にある台地・桃の木平。テント泊したら気持ちよさそう。








尾根を歩いているとは思えない景色が広がります。








コケもみずみずしい。








複数の稜線があると分かりやすい場所。二重稜線は線状凹地とも呼ばれるそうです。







白い岩々も印象的。








展望岩よりも、ちょっと先の裸地からの方が眺めがいい。








線状凹地には湿気が溜るのか、岩にコケが生えています。








霧が出て幻想的になってきました。







まん丸なコケを見つけました。可愛い!










迷岳(1308.7m)山頂に到着。山頂付近にかかっていた雲の中に入ってしまったようで、あたりは
真っ白です。








同じ道を戻ります。稜線にはシロヤシオの古木が多く、花や紅葉の時期に来てもよさそう。








ノミノツヅリ(ナデシコ科ノミノツヅリ属)かな?小さくて白い花っていっぱいあるから分からない。

下山後、奥伊勢フォレストピアで温泉入浴してから、道の駅大台で買い物しました。

美しい二重稜線を持つ迷岳ですが、この稜線と木梶山の稜線に風力発電施設の建設計画があるらしく、
のんびり歩きを楽しむことができるのはあと何年もないかも知れません。ブナやシロヤシオやコケが
きれいなのになあ。もったいないなあ~。
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2021年9月7日(火) 三徳山三佛寺奥院 投入堂参拝登山

2021-09-15 15:16:03 | 人数限定登山
長年憧れ続けた、「日本一危険な国宝」「死ぬまでに見ておくべき100の建築の一つ」とされる、
三徳山三佛寺奥院の投入堂を、ついに訪れました。









本堂。








境内にこんな立札が。








立札の場所から見上げると、「ホンマや!建物が見える!」「あんな場所まで行くんやー!」








参拝登山するための条件がたくさんありますが、登山の恰好だとほぼ合格です。ただし、
山スカートは禁止。履いてきちゃった場合は、スカートの部分をめくりあげて、短パン
みたいにしましょう。

参拝登山中の水分はOKですが、食べ物は禁止です。







サンダルやパンプスの人は、わらじを購入できます。なんと、ともちゃんが大好きな画家、山口晃さんの
イラストが!








宿入橋を渡るとすぐに岩場出現。ここを登れなかったら戻れということね。








役行者像が送り出してくれます。








木の根が入り組んだ急斜面。フツーの人はびっくりするかもしれませんが、山ではよくある道なので
「根っこさんありがとう!」という気持ちで登ります。








ところで、道端に咲くヤマジノホトトギスがどれもすごく立派で花が多いんですけど、これも、ここが
パワースポットだから?








こんな標高でもブナが生えてます。










クサリ坂を登ると文殊堂があります。










舞台造りの文殊堂と地蔵堂。靴を脱いで廻り縁を歩くことができます。手すりはないので、落ちないように!







クサリの付いたトラバース道もあります。







地蔵堂。本堂の前から見上げた建物です。ここにも靴を脱いで上がることができます。







鐘楼堂の釣鐘は、重量推定2トン!こんな高い場所まで、どうやって持ち上げたんでしょう???








岩のやせ尾根は馬の背と呼ばれています。この後牛の背と呼ばれる地形になります。








納経堂を過ぎると、洞窟に突っ込まれたような建物、観音堂が現れます。元結掛堂の前を通り過ぎ、岩壁を
回り込むと・・・。








ついに!投入堂に到着しました!感激!!!








嬉しくて、つい自撮りしちゃいました。








事故の起きやすいのは下山時なので、さらに注意深く下山します。







トチの実が落ちてました。お寺近くの土産物店に、とち餅があったので、このあたりの名物なのかな。








可愛らしいクチベニタケも見つけました。







事故もなく、無事に参拝登山を終えることができました。

受付所でいただいた、天台宗の僧侶・元三大師(がんざんだいし)が鬼の姿になって疫病神を
追い払った時の姿、角大師のお札は、家の中に貼っておくといいそうです。北向きは✖。東向きが
ベストだとか。1年たったらどこかのお寺に納めましょう。

元三大師を祀るお堂・元三大師堂は比叡山にあります。







三朝温泉後楽で入浴してから、道の駅で鳥取の梨を買って帰りました。












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