悪天続きの9月後半ですが、今日の予報は朝10時ごろに雨が上がり、その後は晴れてくるという
ことだったので、伊勢に向かうことにしました。
朝熊岳道は、登山口に駐車場やあずまや、トイレがあり、便利です。出発までに、雨が止みました。
念のため、レインウェアを着て歩き始めました。
濡れた岩は滑りやすいのですが、要所には鎖のてすりが設置されているので安心です。
橋の下に、かつてのケーブルカーの軌道跡が見られます。
大正14年に開通し、当時は日本最高勾配だったとか。戦争のため、昭和19年に廃止されました。
道の脇には町石が設置されています。峠までは二十二町。
途中、道の真ん中にサクラの古木がありました。幹の真ん中にぽっかりと穴が開いていて、
向こう側が見えます。
こんなふうに、インスタ映えする写真(?!)が撮れますよー。
峠に着きました。ここは朝熊岳とうふ屋旅館跡となっています。
江戸期創業のとうふ(東風)屋旅館があり、大正14年に新築され、100畳敷の大広間があるほどの
立派な建築物だったそうです。
ここからは宇治岳道と合流し、車道歩きとなります。
朝熊ヶ岳(555m)山頂は、広い展望公園となっています。
コンクリート造りの社殿。八大竜王社です。
中もキレイで立派。
雨に降られることもなく、無事登頂!
伊勢湾を見下ろしながら、昼食をとりました。
金剛證寺にお参りしました。伊勢神宮の鬼門を守る寺で、空海が開いたとの伝承があります。
「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭の一節にも唄われたように、
伊勢神宮へお参りする人々はこのお寺にも参詣するのが習わしでした。
今日は金剛證寺だけで、伊勢神宮にはお参りしないから、結局は片参りなんですけどね。
連間の池にかかる連珠橋は、此岸(しがん・迷いの世界)と、彼岸(悟りの世界)の境を現わしている
いわれます。
600年の歴史を持つ薬、萬金丹。江戸時代に伊勢土産として広まった薬だそうです。
和漢植物6種(阿仙薬、桂皮、丁子、木香、千振、甘草)を配合した、小粒の丸剤で、
お腹の調子を整える効果があります。
巨大な卒塔婆群に、一同「何これ?」と目を見張りました。
伊勢志摩地方では、江戸時代から、宗派を問わず、葬儀の後に朝熊山に登り、金剛證寺奥の院に
塔婆を立てて供養する「岳参り」「岳詣(たけもうで)」などと呼ばれる風習があるそうです。
現実の山の中に死者の霊魂が集まる「他界」があるという考え方と、ここに塔婆を建てて供養
することで死者の霊は成仏するという考え方が具現化されたのが、この卒塔婆群なんだとか。
国史跡の経塚群を訪ねました。埋経信仰の遺品が数多く見つかった場所。アラビア数字が彫られた
石塔は、お経が埋まっていた場所を示すための、現代のもの。
帰路も同じ道をたどります。旅館跡からの眺めは、午前中よりくっきりしてました。
滑らないよう注意して下山します。
駐車場でふくらはぎに違和感を覚え、Mr.Dashがズボンをめくると、ヒルに喰われたあとが!
犯人(?)はコイツだ!!虫よけスプレーで退治しておきました。
下山後はおかげ横丁をぶらぶら。
五十鈴川を見下ろしながら、できたて赤福餅をいただきました。
こんな山旅がしたくなったら、メッセージください。
2018年10月期の講座の予定と、人数限定登山の申し込み状況はこちら。
ことだったので、伊勢に向かうことにしました。
朝熊岳道は、登山口に駐車場やあずまや、トイレがあり、便利です。出発までに、雨が止みました。
念のため、レインウェアを着て歩き始めました。
濡れた岩は滑りやすいのですが、要所には鎖のてすりが設置されているので安心です。
橋の下に、かつてのケーブルカーの軌道跡が見られます。
大正14年に開通し、当時は日本最高勾配だったとか。戦争のため、昭和19年に廃止されました。
道の脇には町石が設置されています。峠までは二十二町。
途中、道の真ん中にサクラの古木がありました。幹の真ん中にぽっかりと穴が開いていて、
向こう側が見えます。
こんなふうに、インスタ映えする写真(?!)が撮れますよー。
峠に着きました。ここは朝熊岳とうふ屋旅館跡となっています。
江戸期創業のとうふ(東風)屋旅館があり、大正14年に新築され、100畳敷の大広間があるほどの
立派な建築物だったそうです。
ここからは宇治岳道と合流し、車道歩きとなります。
朝熊ヶ岳(555m)山頂は、広い展望公園となっています。
コンクリート造りの社殿。八大竜王社です。
中もキレイで立派。
雨に降られることもなく、無事登頂!
伊勢湾を見下ろしながら、昼食をとりました。
金剛證寺にお参りしました。伊勢神宮の鬼門を守る寺で、空海が開いたとの伝承があります。
「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭の一節にも唄われたように、
伊勢神宮へお参りする人々はこのお寺にも参詣するのが習わしでした。
今日は金剛證寺だけで、伊勢神宮にはお参りしないから、結局は片参りなんですけどね。
連間の池にかかる連珠橋は、此岸(しがん・迷いの世界)と、彼岸(悟りの世界)の境を現わしている
いわれます。
600年の歴史を持つ薬、萬金丹。江戸時代に伊勢土産として広まった薬だそうです。
和漢植物6種(阿仙薬、桂皮、丁子、木香、千振、甘草)を配合した、小粒の丸剤で、
お腹の調子を整える効果があります。
巨大な卒塔婆群に、一同「何これ?」と目を見張りました。
伊勢志摩地方では、江戸時代から、宗派を問わず、葬儀の後に朝熊山に登り、金剛證寺奥の院に
塔婆を立てて供養する「岳参り」「岳詣(たけもうで)」などと呼ばれる風習があるそうです。
現実の山の中に死者の霊魂が集まる「他界」があるという考え方と、ここに塔婆を建てて供養
することで死者の霊は成仏するという考え方が具現化されたのが、この卒塔婆群なんだとか。
国史跡の経塚群を訪ねました。埋経信仰の遺品が数多く見つかった場所。アラビア数字が彫られた
石塔は、お経が埋まっていた場所を示すための、現代のもの。
帰路も同じ道をたどります。旅館跡からの眺めは、午前中よりくっきりしてました。
滑らないよう注意して下山します。
駐車場でふくらはぎに違和感を覚え、Mr.Dashがズボンをめくると、ヒルに喰われたあとが!
犯人(?)はコイツだ!!虫よけスプレーで退治しておきました。
下山後はおかげ横丁をぶらぶら。
五十鈴川を見下ろしながら、できたて赤福餅をいただきました。
こんな山旅がしたくなったら、メッセージください。
2018年10月期の講座の予定と、人数限定登山の申し込み状況はこちら。