ともちゃんの のんびり登山教室

分県登山ガイド「大阪府の山」(山と渓谷社)著者の岡田知子が
ご案内する登山教室。
のんびり、ゆるゆると山に登ります。

2018年8月18日~19日 兵庫県最高峰・氷ノ山で避暑!

2018-08-31 22:13:02 | 遊山の会(旧 週末日帰り登山教室)
いつもは日帰りで近隣の低山に登る「遊山の会 日曜日教室」ですが、さすがに暑すぎるので、
今月は1泊2日で氷ノ山を訪れます。








さすがに泊りとなるとハードルが高いのか、参加されたのは仲良しの常連さん3名様のみ。
和気あいあいといきましょう。

今夜の宿はプチホテル ホワイトウイング。リゾート感漂うたたずまいです。







夕食はすき焼き。いいお肉でした。








明日はがんばろう!
「カンパーイ!!」








お風呂と夕食の後、庭に出ると、たくさんの星が見えました。木星と金星もくっきり明るい。








明け方は肌寒いくらいの気温でエアコン要らず。快適に熟睡できました。
ああ、夏の間中、ここで暮らしたい・・・。








当初予定の福定親水公園の登山道は、公園に向かう林道が先日の台風で通行止めになっていて、
まど登山口に変更しました。(まど登山口までの林道も、途中から通行止め。)

立派な道標もある、しっかり整備された登山道です。








東尾根避難小屋に着きました。
氷ノ山にはこうした避難小屋が要所要所に建てられていて安心です。








ブナが美しい稜線をゆったりと歩きます。








ツルリンドウ(リンドウ科ツルリンドウ属)の花。








トチノキの巨木。








神大ヒュッテ。








古千本杉と呼ばれる地帯。山頂近くに湿原があり、スギが生えています。







山頂に到着~!








昨夜泊まった宿が見下ろせました。








同じ道で下山。街の猛暑を忘れさせてくれる山歩きでした。

帰りは「合格の湯」天然温泉まんどの湯に浸かり、道の駅ようか 但馬蔵でお土産を買って帰りました。




暑さを忘れる山旅がしたくなったら、メッセージください。 

                      

講座の予定です。


















2018年8月12日-14日 Mr.Dashの高校の同級生たちと富士登山!

2018-08-31 21:50:23 | 個人ガイド
高校の同窓会をきっかけに始まった「富士山プロジェクト」(?!)

何度か登山教室で練習を積んでいただき、いよいよ本番に挑んでいただきました。

詳しくはMr.Dashのブログにて!






仲良しグループの単位での個人ガイドも承ります!メッセージください。




                      

講座の予定です。























2018年8月9日 友ヶ島へ、葛城二十八宿第一経塚・序品窟を訪ねる船旅

2018-08-31 15:02:44 | のんびり山歩の会
関西の山々に登っていると、あちこちで役行者の足跡を見ることができます。
28か所にお経を埋めたといわれる葛城二十八宿も、今に残る足跡。今回はそのうちの
一つ目、序品窟(じょほんくつ)を訪ねます。








序品窟は友ヶ島にあります。友ヶ島には船で渡らなければなりません。この友ヶ島汽船が、
天気や波によって急に欠航したり、最終便が早い時間になったりするのでリスキーです。
今日はちゃんと運航してくれました。








船での移動は、ちょっとした旅行気分。










この日も暑かったけど、樹林帯に入るとかなりマシ。広い道を、虎島に向かいます。
友ヶ島は、地ノ島、沖ノ島、虎島、神島の、4つの無人島の集まりの呼称です。
港のあるのが沖ノ島、序品窟は虎島にあります。









沖ノ島から虎島に行くには、石橋を渡らなければなりませんが、この橋は度重なる台風などで
崩れていて、潮が引いた時でなければ渡ることができません。ちゃんと調べておかないと、
戻れなくなります。







石伝いに虎島に渡ってから、さらに石を伝って序品窟へ。








岩に行儀よく開けられた穴。この島は昔、採石場でもありました。お城の石垣にも使われたとか。









ようやく序品窟に着きました!








お邪魔しまーす。穴の中は涼しい~!








どうにかこうにか、穴の向こう側に抜けると・・・。








間近に海が!








昼食の後、虎島の最高点にある虎島砲台跡を見に行きました。
昔のレンガ造りの建造物は、本当に丈夫にできているんですね。レンガの並びの美しさに
感動すら覚えます。









日差しが照り付ける中、役行者像を見に行きました。途中の小道にトゲ植物が生い茂って、
なかなかに厳しい道のりでした(大げさ)。








大きな羽が落ちていました。そういえば、写真撮るのを忘れたけど、港にはクジャクの羽も
落ちていました。蛇退治のためにオスばかり3羽放たれたそうです。海の家で餌付けされて
いるとか。








沖ノ島に戻り、第三砲台跡を見物。








木々が茂る上、石の建造物だからか、周辺はひんやりとしています。








ここに保管されていた砲弾。運んで大砲に積めるのも大仕事ですね。








沖ノ島の最高峰、コウノ巣山(タカノス山)。一等三角点の前で記念撮影。








最終便に乗って、加太港に戻りました。





こんな船旅をしたくなったら、メッセージください。




                      

講座の予定です。



















2018年8月7日 台高山脈北部の稜線を縦走 ~伊勢辻山、赤ゾレ山

2018-08-27 22:15:37 | 人数限定登山


高見山の大峠駐車場でクルマから出ると、空気がひんやりとしていました。各地の猛暑をよそに、
今日の山歩きは涼しくなりそうです。









今日のコースは主に稜線歩きとなり、細かいアップダウンが続きます。








美しい雑木林の尾根道。








ミニチュアのリンゴかナシみたいな実が落ちていました。ヤマナシかと思って後で調べたら、
オオウラジロノキ(バラ科リンゴ属)の実のようです。








まずは雲ヶ瀬山(1075m)で記念撮影。








伐採された尾根。曇ってくれたおかげで、強い日差しを浴びることなく歩けました。








立派な枝ぶりのブナの木。








次は伊勢辻山(1290m)。








硯池に向かいます。








池がハート形に見えてインスタ映えするというkとで、訪れる人が増えているとかいないとか。
ハートに見える?








帰路は同じルートをたどります。








霧が出て、往路とは違う景色になりました。
「今日も、誰にも合わなかったねー。」






こんな静かな山歩きがしたくなったら、メッセージください。




                      

講座の予定です。

















2018年7月31日~8月2日 八ヶ岳・赤岳に挑戦!

2018-08-27 17:47:48 | 人数限定登山
遊山トレッキングサービスと言えばのんびりゆったり登山の代名詞となりつつありますが(?)、
そろそろ岩場のある3000メートル峰にもチャレンジしましょうと企画すると、
「私にも行けるかしら?」
「がんばってみたい!」
と、名乗りをあげた4名様。







1日目は赤岳山荘に宿泊。標高1700mなのに、日なたは暑い!








豪華な夕食。明日はがんばりましょう!カンパーイ!!








メニューはなんと、ステーキです!柔らかくておいしいお肉でした。
その他、手作りの煮物や漬物もおいしくて、今日はクルマに乗っていただけなのに、ご飯がすすみました。

赤岳山荘ではお風呂もいただけます。大きな湯舟でゆったりお湯につかることができました。

日が沈むと気温も下がり、快適に眠ることができました。







2日目。朝食のおかずもおいしい!








「行ってきまーす!」







しばらくは未舗装の林道を歩きます。道端にキバナミヤマオダマキ(キンポウゲ科オダマキ属)が咲いて
いました。







ノウゴウイチゴ(バラ科オランダイチゴ属)の実がたくさんなっていました。こんなにちっちゃいのに、
ちゃんとイチゴの形してます。







サルナシの実もありました。食べられる植物を見つけるの、特技なんです。あ、これはまだ熟してないので
食べられないし、国定公園内なのでそもそも動植物や鉱物を含むすべてのものの採取は禁止されています。








シモツケソウ(バラ科シモツケソウ属)。








イワシャジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)






ハマウツボ科

コゴメグサ(ハマウツボ科コゴメグサ属)。








登山道に入り、美しい沢の流れを見ながら歩きます。








行者小屋に着きました。カレーはもちろん、パスタや牛丼、つけ麺など、山小屋にしてはメニューが豊富。
ハンドドリップのコーヒーが400円とはありがたいですね。







氷がたくさん入った、冷たーいレモネードをいただきました。








登山道の整備にMAMMUTが大いに関わっているらしく、鉄筋にロゴマークが。







木材にもMAMMUTロゴが!








若いシカは好奇心が旺盛なのか、逃げもせずにじっと私たちを見るどころか、近づいてきました。
「シカせんべいはないでー。」








いよいよ急登の始まりです。








階段、ハシゴ、クサリ場が連続します。








地蔵ノ頭で、風を除けながら少し休憩。








稜線を歩き始めると、ガスが出てきました。








コマクサ(ケマンソウ亜科コマクサ属)が咲いていました!








えっ?こんなところにまで?という場所にも咲いています。








遠くに、白花も見つけました。








綿毛が開く前のチングルマ。ゴッホの描くイトスギのような、トロール人形のような、愛嬌のある形です。



⇑トロール人形







イワベンケイ(ベンケイソウ科イワベンケイ属)。雌雄異株なんだそうです。これは雌株の実かな。








振り返ると、お客様3人が同じ恰好をしている(笑)







赤岳頂上山荘に着きました!みんなでハイタッチ。








山荘に荷物を置き、山頂に向かいました。念願の赤岳山頂~!
「登れるかどうか、不安やったけど来れた~!」
「嬉しいー!」
そんな声を聞いて、こちらまで嬉しくなりました。








山からのご褒美は、神々しいブロッケン現象。








おいしい夕食をいただきました。







味噌汁ではなく、洋風のスープでした。








日の入りを待っていたらガスで真っ白になり、他の人たちは諦めて山荘に入ってしまいました。
辛抱強く待っていたら、周りが真っ赤になってきました。なんだか禍々しいような、神秘的な
ような雰囲気の空に。








3日目の朝。日の出はちゃんと見られました。








うっすらと富士山も見えました。








昨日と違って、すっきりと晴れた景色をバックに、もう一度写真を撮ることができました。








文三郎道を、注意深く下ります。








色鮮やかなタカネシオガマ(ハマウツボ科シオガマギク属)。








行者小屋で、優雅にコーヒータイム。おいしゅうございました。








往路は北沢を通ったのですが、復路は南沢をたどりました。北沢コースとは違う花が見られてまた楽し。

これはタマガワホトトギス(ユリ科ホトトギス属)。








赤岳山荘に戻ってきました。女将さんが出迎えてくれました。








麺類ならできるということで、うどんやそばで昼食しました。








帰りに尖石温泉縄文の湯で疲れを癒しました。





こんなチャレンジがしたくなったらメッセージください。





                      

講座の予定です。