ともちゃんの のんびり登山教室

分県登山ガイド「大阪府の山」(山と渓谷社)著者の岡田知子が
ご案内する登山教室。
のんびり、ゆるゆると山に登ります。

2021年9月26日(日) まるで探検?!地獄鎌尾根から七種薬師

2021-09-28 21:56:33 | 人数限定登山


地獄鎌尾根と、なんとも恐ろしい名前の尾根をたどり、七種薬師に登ってから、通称「ゴリラ岩」を
目指して下山するというルートです。牧場を通り、興味津々の牛たちの視線を浴びながら、明王池の
登山口まで。









明王池のほとりの草地で準備運動をしていると、ヒルを発見!そそくさと登山を開始しました。







急傾斜をよじ登って尾根に取り付き、しばらく進むと、向かいの尾根上にゴリラ岩が見えました。
本当に、ゴリラの横顔に見えますね。








シダの藪と岩稜が交互に現れます。シダの藪漕ぎの後は、ダニがついていないかチェックが必要です。








傾斜が急になりました。見事な柱状節理!








滑りにくい岩質なので、安心して登ることができます。高所恐怖症の人は、後ろを振り返らないように
しましょう。








緑色のキノコを発見。クサイロハツ?ウグイスハツ?アイタケ?








十字峰で昼食を済ませ(ここにもヒルが!)、七種薬師峰に着きました。







七種槍が見えます。








山頂の南側にある祠の中に、薬師如来がいらっしゃいます。







ヒラタクワガタのメスがいました。








十字峰に戻って、西尾根を南下します。ここも岩稜とブッシュの連続!








ゴリラ岩の「鼻」に立ち、正面からみたところ。「右目」に役行者像が納められています。

尾根を離れ、テープをたどりながら明王池に戻りました。牧場では大きなイノシシが猛ダッシュで
前を横切り、最後までスリルを味わった一日でした。


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2021年9月23日(木・祝) 美作富士・日名倉山に登る!

2021-09-23 22:40:46 | 人数限定登山


日名倉神社からスタート。








しばらくは簡易舗装の林道を歩きます。ミツマタの木が多く、花の時期にはきっときれいでしょうね。
宍粟市にはミツマタの花で有名な谷もあるそうです。







シバグリが落ちていました。秋ですねえ。








実は小さくて、皮をむいたら食べるところなくなりそう。








林道終点からは、何度か渡渉しながら川沿いを歩きます。








奥海越を経て、しばらく植林の山道を登ると、自然林が現れます。








傾斜が緩やかになると、一ノ丸に到着。続いて二ノ丸、そして山頂に着きます。








日名倉山(1047m)山頂には、小さな祠と、一等三角点があります。








ススキ越しに、後山が見えました。那岐山も見えるはずだけど、晴れているのに遠くはガスっている感じ。








西側に下っていくと、凱旋門のような建物が見えました。ベルピール自然公園にある「愛の鐘リュバンベール」だそうです。








中に入って鐘を鳴らすことができるんですが、雑草が生い茂り、内部は埃まみれ、壁は剥がれているし、
「なんだかなあ」という印象でした。せっかく大金をつぎ込んで作った施設なのに、もったいないですね。








麓のエーガイヤちくさで温泉に入り、土万ふれあいの館で買い物して帰りました。


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2021年9月18日(土)~20日(月・祝) 台風一過の晴天!白馬乗鞍岳から蓮華温泉へ

2021-09-22 00:19:06 | 人数限定登山
シルバーウィークの3連休は、栂池高原から白馬乗鞍岳に登り、白馬大池を眺めてから蓮華温泉に下山するという
ゴールデンコース。台風が心配されましたが、初日の移動中に小雨が降ったぐらいで済みました。








1日目は麓の温泉旅館に宿泊。広い部屋に2人ずつ泊まることができて、密を避けることができました。








ゴンドラとロープウェイで栂池自然園へ。








ナナカマドが真っ赤に色づいて、台風一過の青空とのコントラストがまぶしいくらいです。








天狗原(てんぐっぱら)を通過。








標高を上げてから天狗原を見下ろすとこんな感じ。









白馬乗鞍岳の三角点は、立入禁止のロープの向こうにあって近づけません。代わりに、このケルンが
山頂とみなされています。








白馬大池が見えました。青くてキレイ!








池の周辺をのんびり散策・・・というわけにはいきませんでした。結構な岩場で、慎重に足を
運ばなければなりません。









白馬大池山荘に到着。池の周囲を歩くのに、ちょっと時間がかかっちゃったな。








蓮華温泉に向かってひたすら下ります。岩場や木の根むき出しの道に苦戦。








天狗の庭。天狗がウチワであおいだから、木の枝がこんなになっちゃったのかな?








予定時刻を大幅にオーバーして、蓮華温泉ロッジにたどり着きました。








ロッジの夕食。オオヨモギの天ぷらが珍しい。とんかつにのっているのは蕗味噌。疲れた体に生ビールが
染み渡りました!








朝食後、女性優先の露天風呂「薬師湯」に入りました。薬師如来みたいにキレイになれたかどうかは
ご想像にお任せします

帰りは道の駅白馬と、大町のスーパーマーケットに寄り、信州の果物を思う存分買って帰りました。




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2021年9月16日(木) 稲村ヶ岳 絶滅寸前種の花を求めて

2021-09-16 22:47:12 | 人数限定登山
母公堂登山口から登り、往路も同じルートをたどります。








登山口近くに咲いていたアケボノソウ(リンドウ科センブリ属)。花弁の上の黄色い点からは蜜が出ていて虫を寄せます。







ツリフネソウ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)。普段日帰り登山する低山にはキツリフネが多いので、ちょっと珍しい色かも。








ミカエリソウ(シソ科テンニンソウ属)。そこらじゅうに群生していました。








ハンショウヅルかと思ったけど、後で調べてみたらどうやらツルニンジン(キキョウ科ツルニンジン属)だったみたい。
別名ジイソブ(「じいさんのそばかす」という意味。花の中の斑点をたとえた。)







アキチョウジ(シソ科 ヤマハッカ属)。ピンボケですみません。








おなじみの「マンモス杉」または「パオーンの木」が見えてきました。








この木もなんだか存在感があります。








アザミの一種。ナンブアザミみたいなんだけど、葉に斑が入っているから違う気もする・・・。




稲村ヶ岳山荘で昼食。パラパラと雨が降ってきた上、風が冷たいので、レインウェアを着込んで山頂に向かいました。











見つけたー!シラヒゲソウ(ウメバチソウ科ウメバチソウ属)!!
花の直径は2~2.5cm。「こんなに小さいとは思わなかった」「知らなかったら見逃すかも」
山地の湿地に生育するのですが、各地でレッドリストの指定を受けています。奈良県では絶滅寸前種に
指定されているそうです。大切にしたいものですね。









こんなキノコも見つけましたよ。シビレタケの仲間?








クチベニタケ。いつ見ても可愛い。

山荘より下の標高では、ほとんど雨が降っておらず、風もなかった様子。どうやら、「天候が悪くなった」のではなく、
私たちが「悪天候(雨雲)の中に自ら突っ込んでいった」ようです。誰にも文句言えませんね。ずぶ濡れになることも
なく、無事に5時前に下山できました。めでたし。
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2021年9月11日(土) 播磨富士・笠形山に登る

2021-09-15 21:14:08 | 人数限定登山
本日は、グリーンエコー笠形から登るコースです。



登山口からほどなくして子育て観音に着きます。








さらに登るとオウネン滝。








扁妙ノ滝。冬には氷瀑になることもあるそうです。








長~い鉄階段を上ります。60段あるらしい・・・。








滝見台に寄ると、下からは見えなかった扁妙ノ滝の上部が見えます。すごい高さ!








登山道沿いに、いろんなキノコを見つけることができました。これはシロオニタケかな?
「メリーゴーラウンドの屋根みたい」という表現も。








アンズタケ?








ホウキタケ?








ベニナギナタタケ。








一枚岩の上を流れる川。こんな標高で出くわすことに驚きます。夏ならザブザブ水の中を歩きたいな。








笠形山(939m)山頂に着きました。地元で人気の山なので、たくさんの登山者がいました。








よくこれで雨が降らないね、というくらいどんよりとした空。雨が降らないだけでありがたい。







山頂にはキガンピ(ジンチョウゲ科ガンピ属)がたくさん咲いていました。







下山時にも、面白いキノコを発見。これはスエヒロタケというらしい。








最後の発見は、おそらく希少なソライロタケ。きれいな青色でした。

下山後は道の駅「銀の馬車道・神河」で小腹を満たしました。
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