毎年、夏の行き先選びには困っています。低山は暑いし、かといって標高の高い山は歩行時間が
長くなるし。大阪から日帰りで行ける、涼しい山を探して、毎年頭をひねっています。
長い間運休していた、比良・イン谷口へのバスが運行再開し、比良駅から登山口までの時間を短縮できるということで、
今月は比良登山に決定。
今月はMr.Dashが東京から帰ってこられないので、山岳部の後輩、T橋くんにピンチヒッターを
お願いしました。
万一の場合、車があれば心強いかと思って車で比良駅に向かったのが間違いでした。京滋バイパスで
渋滞に巻き込まれ、カーナビは遠回りの道を案内し、バスの時間に間に合わないかもとおおいに
あせりました。「間に合わなかったら、イン谷口行きのバスに乗って、先に向かっておいてください」
とM原さんに電話したのですが、なんとかギリギリ間に合いました。
関東出身のT橋くん、イン谷口を地名とは思わず、「INN谷口」というホテルがあると思って地図上に建物マークを
探していたそうです。笑っていたら、江若バスの車内アナウンスのイントネーションが「このバスは比良イン
谷口行きです」となっていました。運転手がマイクでフォローしてましたけど。
大津ワンゲル道を行くか、本来の計画通り神璽ノ滝ルートを行くか迷ったけれど、やはり暑い尾根道よりは
沢沿いを歩くほうがいいと判断しました。結局、正解でした。沢筋でも暑い暑い!20~30分ごとに休憩し、
水分補給します。
地面に落ちたヤマボウシの実を発見。よく熟すと甘く、食べられます。
リフトのあった場所はまだ木が低く、眼下を眺めることができます。この場所でふと上を見上げたS木I子さんと
A路さんが、「ここ、冬に来たことがある!A旅行社の登山教室で、雪の中直登した!」と、記憶がよみがえった
様子。夏と冬ではまるで別世界なのに、よく思い出しましたね。
まっすぐに伸びるから「スギ」と名付けられた杉も、比良の雪に毎冬覆われていると、こんな個性的な枝ぶりに
なります。京都北山の芦生スギに似ていますね。
リフト駅の跡。ちょっとした近代遺跡です。
稜線に出ると、琵琶湖を見下ろすことができました。暑さにうんざりしていた皆さんの顔が、ぱっと明るく
なりました。
この景色ですから!
釈迦岳山頂に到着。日陰で昼食をとっていると、昼寝したくなるくらい快適な気温でした。ここで往路を
引き返すこともできたのですが、予想よりいいペースで登ってこられたことと、下山ルートにある楊梅滝
を楽しみにしている方が多かったので、当初の予定通りのコースをとることにしました。
琵琶湖を見下ろしながらの稜線歩きは気分最高!
ヤケオ山に到着。暑いので先を急ぎます。しばらくすると後ろから「せんせーい!」という声。M原さんの
足がつってしまったのでした。最初はふくらはぎ、しばらく歩くと、次は腿という具合に、痙攣する場所が
次々と移っていき、そのたびに休憩をとりました。やはり熱中症の症状でしょうか。それとも、比良の山は
ちょっとハードだったかな。
足への負担を減らし、背中からも熱を放射するため、M原さんのザックをT橋くんに背負ってもらいました。
ヤケ山。今日は3山制覇です。
羽化したばかりのセミを見つけました。セミは朝に羽化するものだと思っていたけど。
石灰岩質の登山道がおおきくえぐれた道を通ります。まるで人間が溝を整備したみたいになっています。
楊梅滝の滝見台から雄滝まで下りることができるのですが、「滝まで下りたい人~?」と尋ねても、
全員が「・・・・。」暑さと疲労で、もう寄り道する気力もないみたい。「ではまたの機会に」と
いうことで、先に進みました。
比良げんき村まで下山しました。T橋くんが「あそこに自動販売機があります!」と声をかけると、
みなさんが一斉に駆け寄って、冷たいものを買い求めました。文明の利器のありがたさがしみます。
北小松駅で解散したのが午後6時。暑いのでこまめに休憩を取ったとはいえ、コースタイム4時間
のところを、8時間もかかってしまいました。これから日が短くなるので、10月からの登山計画は
慎重に決めていかなければなりませんね。
しかし「猛暑につき運動禁止」という警告が出ている中、みなさんよく倒れずに歩いてください
ました。そこらへんの若いモンよりも体力あるかも、です。来月は涼しい大台ケ原で避暑気分を
味わいましょうねー。
長くなるし。大阪から日帰りで行ける、涼しい山を探して、毎年頭をひねっています。
長い間運休していた、比良・イン谷口へのバスが運行再開し、比良駅から登山口までの時間を短縮できるということで、
今月は比良登山に決定。
今月はMr.Dashが東京から帰ってこられないので、山岳部の後輩、T橋くんにピンチヒッターを
お願いしました。
万一の場合、車があれば心強いかと思って車で比良駅に向かったのが間違いでした。京滋バイパスで
渋滞に巻き込まれ、カーナビは遠回りの道を案内し、バスの時間に間に合わないかもとおおいに
あせりました。「間に合わなかったら、イン谷口行きのバスに乗って、先に向かっておいてください」
とM原さんに電話したのですが、なんとかギリギリ間に合いました。
関東出身のT橋くん、イン谷口を地名とは思わず、「INN谷口」というホテルがあると思って地図上に建物マークを
探していたそうです。笑っていたら、江若バスの車内アナウンスのイントネーションが「このバスは比良イン
谷口行きです」となっていました。運転手がマイクでフォローしてましたけど。
大津ワンゲル道を行くか、本来の計画通り神璽ノ滝ルートを行くか迷ったけれど、やはり暑い尾根道よりは
沢沿いを歩くほうがいいと判断しました。結局、正解でした。沢筋でも暑い暑い!20~30分ごとに休憩し、
水分補給します。
地面に落ちたヤマボウシの実を発見。よく熟すと甘く、食べられます。
リフトのあった場所はまだ木が低く、眼下を眺めることができます。この場所でふと上を見上げたS木I子さんと
A路さんが、「ここ、冬に来たことがある!A旅行社の登山教室で、雪の中直登した!」と、記憶がよみがえった
様子。夏と冬ではまるで別世界なのに、よく思い出しましたね。
まっすぐに伸びるから「スギ」と名付けられた杉も、比良の雪に毎冬覆われていると、こんな個性的な枝ぶりに
なります。京都北山の芦生スギに似ていますね。
リフト駅の跡。ちょっとした近代遺跡です。
稜線に出ると、琵琶湖を見下ろすことができました。暑さにうんざりしていた皆さんの顔が、ぱっと明るく
なりました。
この景色ですから!
釈迦岳山頂に到着。日陰で昼食をとっていると、昼寝したくなるくらい快適な気温でした。ここで往路を
引き返すこともできたのですが、予想よりいいペースで登ってこられたことと、下山ルートにある楊梅滝
を楽しみにしている方が多かったので、当初の予定通りのコースをとることにしました。
琵琶湖を見下ろしながらの稜線歩きは気分最高!
ヤケオ山に到着。暑いので先を急ぎます。しばらくすると後ろから「せんせーい!」という声。M原さんの
足がつってしまったのでした。最初はふくらはぎ、しばらく歩くと、次は腿という具合に、痙攣する場所が
次々と移っていき、そのたびに休憩をとりました。やはり熱中症の症状でしょうか。それとも、比良の山は
ちょっとハードだったかな。
足への負担を減らし、背中からも熱を放射するため、M原さんのザックをT橋くんに背負ってもらいました。
ヤケ山。今日は3山制覇です。
羽化したばかりのセミを見つけました。セミは朝に羽化するものだと思っていたけど。
石灰岩質の登山道がおおきくえぐれた道を通ります。まるで人間が溝を整備したみたいになっています。
楊梅滝の滝見台から雄滝まで下りることができるのですが、「滝まで下りたい人~?」と尋ねても、
全員が「・・・・。」暑さと疲労で、もう寄り道する気力もないみたい。「ではまたの機会に」と
いうことで、先に進みました。
比良げんき村まで下山しました。T橋くんが「あそこに自動販売機があります!」と声をかけると、
みなさんが一斉に駆け寄って、冷たいものを買い求めました。文明の利器のありがたさがしみます。
北小松駅で解散したのが午後6時。暑いのでこまめに休憩を取ったとはいえ、コースタイム4時間
のところを、8時間もかかってしまいました。これから日が短くなるので、10月からの登山計画は
慎重に決めていかなければなりませんね。
しかし「猛暑につき運動禁止」という警告が出ている中、みなさんよく倒れずに歩いてください
ました。そこらへんの若いモンよりも体力あるかも、です。来月は涼しい大台ケ原で避暑気分を
味わいましょうねー。