大型台風21号が通り過ぎた後、山の道はどうなっているか、おそるおそる進みます。
滝尻バス停から林道を進むと、道路をふさぐように倒木が!
こんなふうに倒木をくぐったり乗り越えたりする箇所が、いくつかありました。
薄暗い谷に可憐に咲くクサアジサイ(アジサイ科クサアジサイ属)。9月にアジサイが咲いている
なんて、ちょっと不思議です。
金山谷の登山道に入ります。水量の少ない時なら沢の中を歩けるのですが、さすがに水の量が多く、
水を避けて歩くのが困難。
高巻きも大変!今回の台風のせいだけでなく、ところどころ道が抜けていたり、踏み跡が消えていたり
して、かなり歩きにくくなっています。
困難の末、ようやく布引滝に到着。安全に配慮したため、結構時間がかかってしまいました。
誰もケガをしなかったのはさすがです!
上り詰めると、車道に出ます。
「今までの道のりがウソみたい。」
汗(冷や汗?)をぬぐい、昼食をとってから、岩湧寺への車道を歩きます。
「きゅうざかの道」から再び登山道へ。
道沿いにクチベニタケを見つけました。丸っこくて可愛いキノコです。
ヤマジノホトトギス(ユリ科ホトトギス属)もたくさん咲いていました。この株では、つぼみ、咲き始め、
開花後の姿をいっぺんに見ることができました。
「つぼみがロケットみたい。」
植林を抜けると、きれいな雑木林になります。
さすがに「きゅうざかの道」と名付けられただけあって、なかなかの傾斜でした。
「このコースは健脚者向きって書いてあるー!」
「どおりでしんどかったわけやわ!」
いったん車道に出たので、よけいにしんどい気がするのかもしれませんね。
岩湧山の山頂部はカヤト(ススキ)が一面に生えていて、毎年春に山焼きが行われ、手入れされて
います。
三角点峰(897.1m)。
西峰で記念撮影。
金山谷で予想以上に時間がかかり、予定していた滝畑ダム17:13発のバスに乗れそうにもなく、
17時台のバスを逃すと次は19:08まで待たなければなりません。
コースを変更して、岩湧寺を経て神納バス停まで、舗装道を歩くことにしました。
時間はかかりますが、暗くなっても安全ですし、バスの本数は格段に増えます。
岩湧寺に下山します。
ちょうど、シュウカイドウ(シュウカイドウ科シュウカイドウ属)が満開でした。
道沿いには見事な大群落!コース変更したおかげで、見ることができました。
地面から出たばかりのタマゴタケも発見!
名前の通り、真っ赤なタマゴみたい。
ここが大阪かと思うような田園地帯の舗装道を、のんびりと歩きます。
猛暑、炎暑と言われた夏も過ぎ、ヒガンバナが咲き始めていました。ちゃんと季節は巡るんですね。
神納バス停での待ち時間が長いようなら、南青葉台口バス停まで足を延ばすつもりでしたが、到着してから
ちょうど15分後くらいにバスが来るということで、ようやく足を休めることができました。
こんな登山がしてみたくなったら、メッセージください。
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