積もることは無いでしょうが、小雪がチラツキ寒い日です。
1週間のスパンでなく、1日のスパンで考えるなら、やはり部下の「帰宅直前」を狙って叱るのがいいだろう。
部下がもうすぐ帰りそうだ、というタイミングで叱るなら、翌日まではお互いに顔を合わせることを避けることができ、しかもたいていの人は、夕飯を食べて眠ってしまえば、それなりに怒りを沈静化してくれるものである。
嫌われる上司は、月曜だろうが、午前中だろうが、平気で怒鳴り散らしている人間である。
そんなタイミングで叱れば、その1週間ずっと、あるいはその1日中ずっと、お互いに気まずい思いをすることを考えないのだ。
よほど部下が、命にかかわるような危険なミスをしたとか、取引先に重大な損害を与える問題を引き起こしたというなら、その場で叱る必要がある。
その場で叱らないと、ことの重大さを認識させられないからだ。
しかし、そうでないのなら、叱るタイミング、小言を言うタイミングに注意して欲しい。
叱るのがうまい上司と、ヘタな上司とは、叱り方の内容に違いがあるのではなくて、ただタイミングを見計らうのがうまいかヘタかの違いがあるだけなのである。