梅木よしてる徒然日記

人生60歳代からが黄金の時代だとか、我が家は黄金の人生??悪戦苦闘の人生ですが、黄金の人生を目指しています。

親孝行したいとき親はなし!

2011-11-25 22:54:17 | Weblog
11月始めの結婚式で、今年はお喜びで締めくくりにしたいと思っていましたが、残念ながら近所のおばあちゃんが亡くなりました。明日は葬儀です。

お通夜に寄せていただきました。
おばあちゃんは一人で住んでおられましたが、休みのたびに息子さんや息子さんのお嫁さんが帰って来られて居ました。
最後は、息子さんの住まれている広島で迎えられましたが、生まれ里や嫁に来たこの地を恋しがられていたそうです。

親孝行したいとき親はなし。


今日の菊谷先生の【仏語】は『恩』です。


■「這えば立て立てば歩めの親心
  わが身に積もる老いも忘れて」

赤ちゃんがはいはいするようになったら
今度は立ってくれ
立つようになったら
今度は歩いてくれ

「初めてうちの子、立った」
「今日二本の足で歩いたの」
と、大騒ぎ。

我が身に積もる老いも忘れて、
子供の成長を一心に念じてくださった
親のご恩を歌ったものです。

立った、歩いた、では終わりません。

うちの子、小学校に入った
今度、高校に合格した
大学に合格した
就職が決まった、結婚は。。。と、

どこどこまでも子供の成長にのみ
心身ともせわしくしているうちに、
確実に老いは進んでいきます。

■今まで忙しさにかまけて
実家には1年に一回帰ればいいほうだったのですが、
今年は努めて実家に寄ろう、と心がけ、
2,3ヶ月に一回、
愛知の実家に帰っています。

帰る度に
「あれ、体こんなに小さかったっけ」
と思うことがあります。

幼稚園に行きたくないと駄々をこねる私を
ひっぱる母の力はとても強く、
その背中も大きく見えたものです
それが今はだんだんしぼんでいってしまったかのようです。

ずっと心配させてきた自分のせいだともいえます。


仏教講師の道を進みたいと言ったときには
「そんな道に入れるために大学に入れたのではない。」
と勘当騒ぎとなり、泣かれたものです。

しかし最後には
そんな自分の意思を尊重してくれた両親でした。

真の親孝行をしたいです。