懸賞エントリー通知

懸賞エントリー通知は、相当数発送されてきているようです。
私のブログの検索キーワードにも沢山出てきます。
応募した覚えのない懸賞に当選、しかも億以上の高額通知信じる人はないと思いますが、
1万円ぐらいだと騙されてもいいやと・・・。
返答される方もありはしないかと心配します。

こんな夢のような棚ぼたの話に真実はありえないこと、少し考えれば分かるはずです。

振り込み詐欺も、チョット考えれば、騙されないようなのですが、残念です。

菊谷の先生の、人間は考える葦をご覧下さい。


パンジーの花はフランス語では『パンセ』といいます。

『パンセ』といえば、哲学者パスカルの著書『瞑想録（パンセ）』ですが、

中でも『人間は考える葦である』という一句はよく知られるところです。

「人間は、自然の中で最も弱い一本の葦にすぎない。
　しかし、それは考える葦である。」で始まる文章です。


人というのは自然界においてか弱いものです。

ライオンやクマはおろか、野生の犬やサルよりものろくて非力です。

養豚場の豚にしても、空手家の黒帯の渾身の正拳突きもなんとも思わず、
えさを食べ続けるそうですが、人間は身を守る毛皮も持たず、爪も牙もない、

裸で野山を走ったら枝や茨で全身血だらけになることでしょう。

震災や津波などの大自然の猛威の前には無力と化す、その姿は
昨年にもまざまざと知らされました。

かくもか弱い人間ですが今日、万物の霊長として
動物界において圧倒的な強さを保っています。

そしてそのようにたらしめているのはまさに「考える力」の
ずば抜けているところにあります。

今日のような政治形態、経済の仕組み、科学の発展、医学技術の進歩・・
どれ一つとってみても人間ならでは、のものばかりで、
ほかの動物がどれだけ努力しようがもう築けるものではありません。

人命が尊厳なのは、この偉大な「考える力」にある、
といえるのでしょうか。

いえるとしたら、なぜいえるのでしょうか。