もう、引き戻せない。
それは、彼がそこに現れたときに覚悟した。
ずっと。
見ていたかった、
触れていたかった、
応援していくはずだった、彼らの姿は。
私の記憶の中に眠り続ける。
あの夏の、あの言葉たちは嘘じゃない。
あの瞬間の真実。
私たちが窺い知れない時間と話し合いを重ねて、出た「結論」を。
また、呑み込んで応援していくしか出来ない。
「5人」と彼がつぶやいた。
そこに欠けた「ひとり」の意味を、今更推し量ったところで、どうすることもできない。
個人の活動と。
グループの意味を。
そこに所属する限り。
自由にはできないだろう、と思う。
「ひとり」は、囲い込まれた柵の中に守られている。
扱いはどうあれ、
守られすぎている気がしてならない。
そこに。
「やりたい」ことを続けられる自由は、無いのだ。
取り返せない、彼らの音。
記憶の中の、彼らの音。
大好きだった。
忘れない。
夕方から、喉が痛み出して。
これは若干、キツイ感じがしなくもないので。
おやすみなさい。