すばるに恋して∞に堕ちて

新たに。また1から始めてみようかと。

背中。

2014-12-17 22:25:24 | すばる事

あの日。

私の目は、ずっと君を追っていて。

遠くを歩いていく君の背中を、何度見たことだろう。


そのたび。


あの華奢な肩の、
小さな背中が。

どれほど大きく見えていたか、分かってもらえるかな。

初めて君を見た、あの裸の背中とは比べものにならないくらい。

たよりなかった、
不安げだった、
なにかを拒絶していた、

君の背中が。

少しずつ、少しずつ。

大きく見えてきたのは、いつからだったろう。


君を腕に抱きしめて、囲い込んで、
すべてのものから守りたかったのが、
遠い昔のような気さえする。

君に守られている。

そう思えるのは。

私が弱くなったのかな。