愛してる、愛してない。

ウトウトした昼下がり。

すばるの声を聴きました。

小さなライブ会場。

上半身裸の彼が、激しく踊っていて、
汗で、額に髪が張り付いて、
それを振り切るように、なお、激しく踊って。

少しかすれた声が歌うのは、

『愛してる、愛してない』、でした。

しかも、異国の言葉で。

スポットライトに照らされて、
彼が、
あの瞳で、こっちを見て、

少し笑って、

不意に、消えました。

待って！！　と、手を伸ばしたところで目が覚めて、
それが、夢だったことに気付きました。

私の深層心理には、何が隠れているのでしょうか。

昨夜聞いたレコメンの彼の声を、
手放したくなかったのでしょうか。

不確かな音源を録音した、私の携帯音楽プレーヤーには、
彼の、
若い頃に歌った、その歌が録音されています。

まだやんちゃさが残る１０代の、
力任せで、荒削りな彼の声。

でも、心を捉えて離さない、その歌声。


今の彼の声で聴きたくなりました。

去年の春ツアーで、ひな・ヨコをバックにして、歌いましたよね。

あれを、
もう一度、聴きたい、と。

ほんとは、映像にして残して欲しかったんです。

綺麗な画像で、
きちんとした音質で。

今頃言っても、せん無いことですけれど。


すばる不足、なのかな？

声だけじゃ、足りないのかな。

TV誌のグラビアだけじゃ、満足しないのかな。

だとしたら、
私は、なんて欲張りなのかしらね。



アイシテル？

アイシテナイ・・・？


答えは、私の中にあるわね。