『伊方原発運転差し止め』は広島高裁野々上友之裁判長(64)の定年前の最後っ屁だ。裁判官37年、16年間広島で勤務、今月65歳の定年だ。定年前に転がり込んだ伊方原発3号機の運転差し止めを求めた仮処分の即時抗告審で、地裁の判断を覆して来年9月30日迄運転停止を決定した。法律が専門の裁判官が原発に関する高度な知見 があるとは到底思われない。9万年前に起きたとされる阿蘇山の巨大噴火で火砕流が160キロ先に到達した。1万年に1回あるかも知れぬカルデラ火山の噴火で、今後火砕流が到達しないと判断するのは困難であるのが理由だ。12の争点について四国電力の主張に「不合理な点はない」としながら火山噴火を理由だ。原発の稼動は40年だ、それが9万年前にあり、1万年に1度起きるかも不明だ。第一破局的大噴火があれば原発があろうが、なかろうが関係あるまい。広範囲で全ての生物は死滅するだろう。9万年前の地球はホモ・サピエンスがアフリカから世界各地に広がったとある。天が落ちると心配した杞の国人の『杞憂』の現代版だ。この裁判官が退官後のソロバンをはじいての事だろう。弁護士で稼ぐより講演会で稼ぐ方が気楽だ。『原発反対運動』『原発廃止運動』は全国各地で喧しい、細川、小泉元首相もその一翼を担っている。左翼メディアにチヤホヤ誉めそやされ、全国各地の反対運動の連中から講演依頼が殺到、東奔西走して『御託宣』で稼ぐ。伊達秋雄判事のように『虎は死して皮を留め人は死して名を残す』にも合致する。今でも伊達判決といわれているのが1957年(昭和32年)砂川事件第1審裁判長伊達秋雄は,「日米安全保障条約に基づく駐留米軍の存在は,憲法前文と第9条の戦力保持禁止に違反し違憲である」として無罪判決を下した。これで名を売った伊達は1961年弁護士を開業、1968年日通事件では賄賂罪で在宅起訴された自民党池田正之輔の弁護をしたこともある。池田は最高裁で1年6ヶ月の実刑判決が確定したが病気で服役を免れたが、政界から引退した。伊達はその後法政大法学部教授、部長を歴任した。左翼の好きな法政大からお座敷が掛かるのではないか。民主党の応援団で「安倍に言いたい。お前は人間じゃない!叩き斬ってやる!」と啖呵を切った北大の山口二郎も法政大法学部教授に収まっている。
写真は新座市の平林寺の紅葉。