貴乃花親方には”晴天の霹靂”だっただろう。弟子同士が暴行傷害事件を起こした。大阪で開催されている大相撲春場所8日目、支度部屋で貴乃花部屋の新十両・貴公俊(20歳)が付け人(22歳)を暴行、怪我をさせた。原因は付け人が土俵上の勝負に夢中になり、貴公俊への連絡が遅れたので土俵下の控えに入るタイミングが遅れ走って入場したのを境川審判長に注意された上、取り組みでは負けたのが原因のようだ。師匠の貴乃花親方は今場所では指導普及部副部長の職務を放棄、初日から3日間無断欠勤、注意を受けた4日目から役員室に顔を出しても25秒、1秒、1時間程。遅刻、早退を繰り返していた。こんなお粗末な男だ。職務をこなしている親方連が相手にせず、無視するのは当然、自業自得だろう。8日目も1時間一寸でお茶を濁しただけ、帰ってしまった為事件発生時には大阪府体育館にはいなかったという。
昨年起きた元横綱日馬富士の貴ノ岩に対する暴行傷害事件も相撲協会、白鵬を悪玉、貴乃花親方を善玉にしたような報道を週刊誌、テレビがしていた。特に貴乃花親方は暴行事件に対しては強硬な態度で『傷害事件をめぐる日本相撲協会の対応には「重大な疑義」がある』などとして、貴乃花親方は内閣府に告発状を提出している。横綱土俵入りでは露払い、太刀持ち、横綱が『心、技、体』の化粧回しを締めている。さて横綱以下力士の『体』『技』は認めるが『心』はどうだろう。甚だ、心許無い。”大男総身に智慧が回りかね”ではないだろうか。貴ノ岩事件以来の貴乃花親方の態度は幼稚過ぎる。連絡に訪問した協会役員に居留守を使ったり、門前払いしたり、ダンマリを決め込んだり、ふて腐れて指導普及部副部長の仕事をサボったりでは、ガキ以下だと言われても仕方あるまい。”因果は車の輪の如し”
現役の横綱、OB横綱の言動を見たり聞いたりしていて感じるのは、とても『心』などどこ吹く風、生臭坊主といい勝負だろう。相撲が強いから横綱になれただけの事だ。第一20歳台で『悟れ』など、とても無理な話だ。
写真はトサミズキ