キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

世論調査で傾向を見る・・

2020-09-23 14:16:42 | Weblog

  菅義偉内閣支持74%が読売、NNNの数字だ。日経74%、共同66.4%、朝日65%、毎日64%と各社の世論調査も高支持率だが新内閣船出の御祝儀相場だろう。過去の内閣発足時の世論調査の支持率1位は『自民党をぶっ潰す壊す』と叫び、正義の味方を展開した劇場型の小泉内閣が87%でダントツだ、2位鳩山内閣75%、菅義偉内閣74%、細川72%、第一次安倍70%第二次安倍65%、野田65%、菅直人64%だ。それぞれ御祝儀相場付きだ。有権者の期待に応えたのは小泉、安倍政権だけだ。公約で大きく膨らませた袋も総理になった途端、お粗末な公約の中身がばれたハットポッポ、カンカラ、細川殿様、野田ドジョウは急坂を転がり落ちるだるまの如く、止める技もなく無様な最後だった。今回の政党支持率自民党が47%(前回41%)に上昇し、第2次以降の安倍内閣の支持率が最高の74%を記録した。ごった煮党・立憲民主党は今回4%で、合流新党結成前の旧立憲民主党の前回値と変わらず、合流効果が見られず。御祝儀も付かなかった。あわれ秋風よ、情あらば伝へてよ・・・は佐藤春夫の『秋刀魚の歌』だ。枝野が負った脛の傷に沁みるじゃないか。次回の衆院比例選の投票先については自民党が55%、立憲民主党8%、公明党と日本維新の会が各6%、共産党3%。菅義偉内閣と同時に船出した新立憲党(立憲と国民両党、無所属、小沢が合流した)は党名、代表、幹事長など党役員も変わらず旧態依然、旧民主党に先祖返り、新鮮味の欠片もなく、有権者にそっぽを向かれっぱなしだ。空元気に枝野は政権奪取だ、2大政党だと叫ぶが、切羽詰まった衆院選の候補者選定もままならず、とても55%と8%ではケンカにならない。調査に愚問があった。「菅首相には、どの位首相を続けて欲しいと思いますか」次の4つから、1つだけ選べには、●来年9月の任期迄32%●2年位16%●3年位16%●出来るだけ長く28%だった。総理になった途端、どの位続けるかの問いは失礼だろう。安倍首相の体調不良による辞任が原因だから任期一杯のショートリリーフと考えての問いだろうが、結婚式の参列者に、新郎新婦は何時離婚するればいいかと尋ねるようなものだ。大きなお世話、迷惑な話だ。世論調査は端から信じてはいけない。精々傾向を眺める参考程度だ。写真は大佛次郎記念館で