曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

レッドブル・エアレース2015千葉に行ってきた

2015-05-17 01:58:36 | 日記
といっても予選だけど。

僕が居たのはコースの一番端のCエリアというところ。値段も一番安い。が、コースの折り返し地点なので、テクニックやそれぞれのスタイルがよく見えたと思う。折り返しのターンは、ループ気味(垂直に回る)人と、水平にターンする人、その中間の人がいて、パイロットごとの個性が最も出るところのような気がした。他のセクションは、とにかくタイムを削る部分なので。

しかも、速く旋回すると10Gを超えてペナルティを食らう(失格)。10G超えないように、でもタイムは削る旋回にしなければならない。その辺のバランスが難しい。たぶん。

パイロンが二本のところは、赤い部分の高度で水平状態で通過しなければならない。旋回しながら通過する一瞬だけ水平にして、また素早くロールして旋回に移る挙動がかっこいい。

唯一の日本人、室屋義秀選手のアタック時は司会の煽りもあって盛り上がった。やはり母国でのレースは感慨深いらしい。司会が「拍手してください。パイロットには聞こえないと思ってるでしょう? 聞こえるんですよ!」と言ってたので、僕も拍手してみた。

まだへたくそなチャレンジャークラスと、上手なマスタークラスと時間を分けて(室屋はマスター)練習飛行したのだが、機体の挙動が全然違った。マスターになると1.5~2倍ロールが速い。明らかに超えられない壁があった。今年は2名昇格したそうだが。

日本では初開催ということで、手探りの運営って感じがした。飲食物持込み不可はやりすぎだろう。午前11時に見始めて、終わったのは5時だ。6時間飲まず食わずは厳しかった。会場内で売っているものは高く、水が500円というレベル。

司会がDJ風なのもどうかと。DJ的な軽妙な会話の流れの中でトレーニングの開始、終了、予選の開始、終了などの案内を入れるため、聞き逃してしまう。専門家ではないからか、アタック中の解説も解説になってない。単なるファンの感想。次があるなら、勉強してきたアナウンサーが実況し、航空関係者が解説してほしい。DJは競技の合間だけで十分。

飛行機が飛んでない時間がかなり長く、予選が始まるまで時間を持て余した。飛んでない理由の説明がなく(あるいは聞き逃しやすく)、大勢の観客の間に微妙な空気が流れていた。微かに何かを期待していて、でもやることはなく、でも気持ちは弛緩しきれてない無言の時間。大人のそういう空気を気にせず砂遊びに興じる幼児たち(小さな子供を連れた家族が意外に多い)。次があるなら、もう少しメリハリをつけて引き締まった運営をやってほしい。どのくらい引き締まってなかったかというと、スケジュールが押して?チャレンジャークラスの予選が中止になったくらいである。誰も何もしてない時間がたっぷりあったというのに。


日本人パイロット、室屋選手のEdge 540。


室屋機の垂直尾翼には「義」と書かれている。それがサムライスタイル。


使用機材はニコンD7100+AiAFニッコールED70-300mm F4-5.6S。


左ぎりぎりで見切れてしまっているが、接触したパイロンが切れている。


その切れて空気が抜け、クタっとなったパイロンを修復しているところ。パイロン接触は4回くらいあった。そのたびに競技が中断した。


ボディ駆動の古い望遠ズームだが、3DトラッキングのAF-Aで結構合焦してくれた。


シャッター速度優先で1/800秒か、1/1000秒で撮ると、機体はそれほどブレず、プロペラが少しブレて回転しているように見えることが分かった。


海上にはセレブっぽいクルーザーや、漁船?が多数浮かんでいた。無料で見ているのか、何かあった時のための監視係なのか。


第一人者、ポール・ボノム機。


予選が終わった後、千葉の消防ヘリが2機やってきて救助のデモをやった。

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