曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

ホンダ・シャトルを試乗した

2015-05-18 23:08:26 | クルマ
フィットの点検の待ち時間に新型車二台、シャトルとステップワゴンを試乗した。まずはシャトルの曖昧な感想。

グレードはハイブリッドZ。一番上のやつだ。色は新しいミッドナイトブルービーム。写真では黒に近い濃紺に見えるが、太陽光の下で見るとパール成分がキラキラする。それでいて深みがあっていい色だ。フィットRSにあったらこれにしたかも。

基本的にフィットと同じ顔。真横に横切るシルバーのメッキパーツが入ったりして、目つきが悪いなと思ったが、近くで見るとそうでもない。



ハイブリッドZはルーフレールが付く。写真で見ると控えめなサイズなので飾りかなと思ったが、実際にはちゃんとキャリアー類を挟んで使える。穴が開いてない分、強度も高そう。

運転席に座った感じはフィットハイブリッドそのもの。センタークラスターが高くなり、シフトセレクター裏に空洞ができたりしているが、前後左右の壁までの距離感はフィットだ。エアコンの吹き出し口の位置、メーターの角度も同じ。インパネの基本骨格がフィットから変わってない。

リアハッチを開けると、座敷のような広くてフラットなラゲッジが。貧乏性&去年までストリームに乗っていた癖で、こんなに広かったら3列目を置けばいいのにと思った。

では発進。

ホイールベースはフィットと同じだが、尻が長いのを気にしてしまう。コーナリング中に、後輪より後ろの重さと遠心力を微かに感じる。

乗り心地がすごくいい。シートはフィットと変わらないようなので、サスペンションチューニングとボディ重量の差か。適度に硬いがショックは柔らかい。先日家具屋で見てきたカリモクのソファみたいだなと思った。

フィットハイブリッドはシフトショックを消すために0.1秒単位でモーターが介入していたが、シャトルは切り替えが頻繁ではない。それでいて明らかにギクシャク感がなくなっている。言われないとCVTかと思うほど加速は滑らかで自然だ。

加速が滑らかなせいかもしれんが、同じはずのパワーがフィットハイブリッド以上に感じた。減速も自然で、回生してるかどうかの区別がつかない。

だが、Sモードにしても劇的にパワーが出ることはなかった。エアコン全開で走っていて、エンジン駆動率がもともと高かったから差が出なかったのかも。

小型ステーションワゴンが必要な人にはいいが、ありふれたフィットは嫌だ、というだけの理由で買うには微妙なクルマかも。この、チューニングが進んだi-DCDを搭載したフィットハイブリッドが出れば、そっちのほうがいいと思う。

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