公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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隠さなければ文明らしく見えない

2010-12-06 14:16:13 | マキャヴェッリ
「人のなす事業は、動機ではなく、結果から評価されるものである。」
   マキャヴェッリ
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 成功しても、動機をすっかり忘れ、有頂天でいる時こそ反対者の声を聞くべき。そしてリーダーが為すべき事は、地獄へ向かう可能性を全て潰す覚悟で反対者がいかに本当の地獄を知らないか知らしめ、まず誰よりも先に自分自身に対してそうしなければならない。怠惰は論外だが、強者や成功者の貪欲はしばしば世間の称賛をもって歓迎される。そこはもう地獄の一丁目であり、後戻りできない。

 人間とは生来怠惰で貪欲な資質をもっている。そうでなければ文明はなかった。しかし怠惰で貪欲な姿を隠しておかなくては文明らしく見えなかった。ウィキリークスのやり方は、非文明的で破壊的だ。

ウィキリークスが貪欲でなければ、疑うし、禁欲的外観をよすがとするのなら、信用出来ない。



 [ニューヨーク 2日 ロイター] 米オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コム(AMZN.O: 株価, 企業情報, レポート)は2日、政府機関の内部文書などをインターネットで公開するウェブサイト「ウィキリークス」に対して、サーバー貸し出し(ホスティング)を停止したことを明らかにした。

 ただ「政府調査がウィキリークスへのサービス停止を促がしたとの報道があるが、それは間違い」として、議会からの圧力を受けたためとの見方については否定した。

 また大量の分散型サービス妨害(DDOS)攻撃を受けたため、停止したとの報道については、大規模なDDOS攻撃を受けたことについては認めたが、防御したと説明した。

 アマゾンは、ウィキリークスがサービス契約に違反したため、としている。

 ウィキリークスは大量のハッカー攻撃を受けて、ウェブホスティングに関して、アマゾンに支援を求めており、米上院国土安全保障・政府活動委員会のリーバーマン委員長は11月30日、アマゾンに対し、ウィキリークスとの関係について質問していた。


【12月6日 AFP】サイト閉鎖への圧力が高まっている内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」は、これまでに公開した全情報について、コンピューター間で直接データ送受信が可能なP2P(ピアツーピア)方式でダウンロードできるよう作業を進めている。

 ウィキリークスのサイトは、米政府の外交公電25万件あまりを公開したことから圧力を受けており、ウィキリークス側では今後も継続して情報を閲覧できるようにするため、対抗策を次々と講じている。

 すでに複数国のサーバーでデータを複製したミラーサイトを立ち上げたが、さらに、過去の全データをP2Pシステムを通じてダウンロードできるようにしている。この措置によって、世界中のユーザーがダウンロードした情報を共有したり、ウェブ上にアップロードしたりすることが可能になる。

 創設者ジュリアン・アサンジ(Julian Assange)氏は3日、英紙ガーディアン(Guardian)のインタビューにインターネット経由で応じ、すでに世界各地の約10万人が米公電の暗号化ファイル「ケーブルゲート(Cable Gate)」をダウンロード済みだと語った。

 アサンジ氏は、「情報はウェブ上で拡散を続けている」「われわれに何かが起こった場合でも、主要な情報は自動的に公開される。複数の報道機関もケーブルゲートを入手している」などと述べ、「歴史が勝利し、世界はより良い場所へと昇華するだろう」と自信を示した。(c)AFP
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