居住可能な地球質量の太陽系外惑星を発見

居住可能な地球質量の太陽系外惑星を発見
地球質量の希少な岩石質惑星が、生命の痕跡を探るのに適していることを発見
2023年2月3日
MPIA の科学者ダイアナ・コサコフスキーが率いる研究チームは、赤色矮星ウルフ 1069 のハビタブルゾーンを周回する地球質量の系外惑星を発見しました。この惑星はウルフ1069 b と名付けられ、自転は親星を回る軌道にタイダリーロックされていると思われますが、研究チームはこの惑星の昼側の広い範囲に耐久性のある居住環境があるのではないかと楽観的な見方をしています。見立てでは、恒星の活動や強い紫外線がないことから、ウルフ1069 b は大気を多く保持している可能性があります。このため、この惑星はハビタブルマーカーやバイオシグネチャーを探索するための、数少ない有望なターゲットとなります。本成果は、米国科学雑誌「Astronomy & Astrophysics」に掲載されました。