オチャサイズのブログ

お茶の効能を運動に取り入れたエクササイズです。

第35回厳選・源泉温泉 神の宮温泉「かわら亭 」

2014年01月15日 | 厳選・源泉温泉

今回ご紹介する温泉は、新潟県妙高市の田んぼの中にあるお宿 神の宮温泉 「かわら亭」です。
上信越自動車道新井スマートICで下車し、国道18号線を北上し5分ほどで到着します。
「厳選・源泉温泉」は、毎回マニアック? な温泉ばかり紹介しているので、前から女性でも安心して入れる場所を紹介して欲しいと言う意見がありました。
今回の「神の宮温泉」は、そんな声にピッタリな温泉です。


こちらが、「かわら亭」の露天風呂です。(内湯2つ・露天1つ)
無色透明のお湯(アルカリ性低張性冷鉱泉:湯温19℃)でPHが9.5と高く、天然の保湿成分であるメタケイ酸 (保湿や肌の新陳代謝を促進する成分)が基準の2.6倍に相当する 130mg 含まれる 美肌の湯 として知られています。


トロトロと言うよりもヌルヌル系の肌触りです。
例えるなら、手を擦ると石鹸のヌメリがいつまでもとれない感じかな。
特に露天風呂は温度が39度ほど と低めなので、ゆっくりと肌に温泉を馴染ますことができます。

お湯の感触はイイんですが、ただ一点 気になる(残念な)のがカルキ臭です。
素晴らしい独特の成分(感触)を持っているだけに ちょっと勿体ない気がしますね。

 
カルキ臭がするので「厳選・源泉温泉」のコーナーで紹介するべきか迷ったんですが、
この かけ湯 は源泉をそのまま使用しているようで湯船よりも数段に良かった。(今回はここが主役です)
最後にたっぷりと浴びて上がりました。
(Kumi)は、お肌と髪がツルツルになったと喜んでいましたし、やはりここは女性にオススメです。


細かいことは抜きにして、足を伸ばしてのんびりお湯に浸るのはイイもんです。
雪がチラつく寒い日の露天風呂はサイコーでした。

施設もキレイで清潔感に溢れているので、女性やお子さんも安心して浸かることができます。
旅の途中に立ち寄り、皆さんも家族で温泉を楽しんで見て下さい。(キモト)

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第34回厳選・源泉温泉 荒城温泉「恵比寿之湯」

2013年12月13日 | 厳選・源泉温泉

今回お届けする「厳選・源泉温泉」は、岐阜県高山市にある 荒城温泉「恵比寿之湯」です。
観光スポットして有名な古い町並みが残る高山の市街地から、県道「高山上宝線」で山間に車を走らせること20分。
荒城川の側に一軒の小屋が見えて来ます。


ここが、今回の目的地である 「恵比寿之湯」 です。
目の前にバス停があったり、向かいには駐車場も完備されているのでアクセスの良さもポイントのひとつです。
午後1時からの営業とあって駐車場は開湯待ちの方で一杯・・・ この人気ぶりからも お湯 の良さが窺えます。

実はココを訪れるのは2回目で、前回来た時はカメラの充電切れで撮影することができませんでした。
今回は開店と同時に潜入しないと、他人が写っちゃうのでシャッターチャンスがありません。 急げ!

お、おじさん・・・ 脱ぐの早えーよ!


そして、これが 「恵比寿之湯」 の湯船です。
4人が入れば一杯になるほどの大きさで、泉質は含二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩温泉。
源泉の温度が25,5度と低めなので、42度に加熱して使用されています。(もちろん掛け流し)


それよりも目を引くのは やはり床に張り付いた源泉成分の堆積物です。
千枚田のように形成され、これだけになるまで どれほどの年月が経っているのかと思ってしまう。
一般的な大型温泉旅館では見ることの出来ない秘湯ならでは光景ですね。


露天風呂は2つ、まず一つは 室内と同じく加熱された湯船で こちらは少し低めの40度ほどに設定されています。
囲いに覆われ空が見えるだけで、決して展望が良くはありませんが、ぬる目のお湯にゆっくりと浸かって体を癒すことができます。


こちらも堆積物がスゴイことに・・・ 元々は木? だったんですが、面影も無くグロい感じになっています。
指を切っちゃいそうで危険・・・


そして一番奥にあるのが、人が全く手を付けていない非加熱の湯が注ぎ込まれた 源泉風呂 です。
他の2つの湯船と違って鶯色(うぐいす色)に混濁して、いかにも体に効きそうな感じ。

この源泉は、日本で数少ない 遊離炭酸温泉 (二酸化炭素:1,158ppm)を含んでいる貴重なお湯です。が、
この時期の源泉風呂の湯船の温度は25度を下まわっていると思うので、入るには気合いが必要です。


炭酸系の刺激やアワアワ感もなく、少しトロ味がかかった滑らかな肌触り・・・ 
しばらく浸かっていると慣れてきて体が軽くなる感じがして気持ち良よくなってきます。
口に含むと金臭くて酸味の効いて、明らかに加熱したお湯と 五感で感じるモノが違います。


いつものことですが、加熱せず、加水もしない・・・ 温泉は人の手が加わらない方がイイのがよく解ります。
もちろん、循環(再利用)も。 この床にも常に湯が満ちて掛け流されています。

 
この「恵比寿之湯」では、源泉と加熱風呂を交互に入ることで より入浴の効果を高めることが期待できます。
繰り返していると、毛深い方ではありませんが、体のウブ毛に温泉の成分が付着していました。 スゴっ!
これまで数多くの温泉に入ってきましたが、こんなに付いたのは初めてかなぁ? 


体に良いからと言って長湯をするのは厳禁です。 浴室にはちゃんと注意書きがあります。
源泉の使い方も文句ナシ!  入浴法も親切に書かれているのでとても好感が持てます。


荒城温泉「恵比寿之湯」 平日にもかかわらず訪れる方が次々といました。
金沢からでも3時間あれば着く 隠れた名湯ですので、高山に観光に出かけた際は ぜひ、立ち寄ってみてください。

「オチャブロ」では、これまで行って来た あまり知られていない「温泉」などを少しづつ紹介しています。
ぜひ、お気に入りに追加をお願いします。(キモト)

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第33回厳選・源泉温泉 「ヨシャーの湯」

2013年09月22日 | 厳選・源泉温泉


話題は再び山梨に戻って・・・ 前回の「厳選・源泉温泉」で紹介した「増富ラジウム温泉」に向かう途中、車を走らせていると「みずがき湖」(塩川ダム)に差しかかります。
大自然に囲まれたダムは湖面も穏やかで、静けさの中に水を蓄えていました。
今回紹介する温泉は、この「みずかき湖」の湖畔にある 一風変わった 温泉を紹介します。



増富温泉に向かう手前のトンネルを左折してダム湖沿いに進むと屋根の付いた展望駐車場が見てきます。
そこに車を停めて階段で湖畔に降りて行くと・・・



んんっ なにやら看板らしいものが・・・ さらに進むと。



おや? これは・・・???



はい、到着しました。
ここが、温泉好きの中で有名?な 「ヨシャーの湯」です。
湖畔にあるバスタブのような この木の湯船がそうです。
もうほとんど 野天湯 ですね。

周囲には誰も居ないので、躊躇せずにこの大自然の中の温泉?を一人占め・・・
写真じゃ解らないでしょうが、水温はわずか20度前後と、ほとんど水に近い状態なので 夏じゃないと結構辛いかも・・・



泉質:含炭酸食塩泉・冷鉱泉 色は無色透明で、飲むと塩味と炭酸の味がして景色同様 爽やかな感じがします。
塩味がすると思ったら、昔はこの「ヨシャーの湯」であの武田信玄が塩を作っていたそうです。

ちなみに「ヨシャー」と言う言葉は、このあたり一帯にヨシやアシの葉がたくさん生い茂っていたことから ヨシアシ → ヨシャー と名付けられた説と、よっ塩ー が文字って ヨシャー となった説があるようです。(どっちにしても ちょっと強引ですがね)

増富温泉に行く機会があれば、この「ヨシャーの湯」に浸かってダムに向かって叫ぶのもいいもんです。
えっ、何をって・・・ 決まっているじゃないですか。
「ヨッシャー」 あの冷たさですから 浸かったら思わず出ますって・・・(キモト)

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第32回「厳選・源泉温泉」増富温泉 「不老閣」 後編

2013年08月28日 | 厳選・源泉温泉


山梨県北杜市の山間にある「増富温泉郷」は、甲斐国立公園内にあり、日本百名山の一つ瑞牆山の麓にある ラジウム含有量が世界一の温泉地です。
その中でも人気があるお宿「不老閣」・・・ 前編では名物の「天然洞窟風呂」を紹介しましたが、
後編では宿の中にある内湯を紹介します。



内湯(不老の湯)の湯船です。 地下40Mから自然自墳し、すべて掛け流しです。
こちらの湯船も洞窟同様、加熱された上がり湯(41℃)で体を温めてから源泉の湯船に浸かりますが、
こちらは少し加熱しているのか 30度前後 と 洞窟風呂と比べてもかなり入り易くなっていました。
療養に来た方 全員があの坂を登って、あの冷たい源泉に浸かれるわけないですからね・・・

洞窟風呂と比べると若干湯の感触が違うように思えますが、温度がぬるめなので時間をかけてゆっくりと浸かることができます。
源泉の力で言えば洞窟の方がやはり濃い(強い)かな・・・

  

源泉のかけ流し の証しである飲泉も もちろん可能です・・・
(循環・消毒をしていない証拠 飲泉ができる温泉は信用ができます。)
ラジウムを体内に取り込むと、体内環境がアルカリ性に変わって毒素や老廃物も排出されるそうです。
あましょっぱく炭酸水の気が抜けた感じがしで、美味とは言えませんが体にはとても良さそうでした。

 

ここ「不老の湯」では、「蒸気吸入室」といって、サウナのような小部屋も併設されています。
原理は、高温に加熱された石に源泉を直接かけて、蒸し上がった蒸気を吸って体内に取り込むと言うわけです。

惜しみなく源泉をぶっかけて、「スゥーゥー・ハァー」 深く深呼吸・・・
肺でガス交換の際に血中に取り込まれ、免疫力・自然治癒力を高めるそうです。
(低レベルの放射線は体に有益をもたらすと言われています)

※ ラジウムとは、アルファ線・ベータ線・ガンマ線といった放射線を放出する物質です。
放射線と聞かれると不安に思われる方もいると思いますが、人工的な放射線に比べ天然の放射線は約2時間で呼吸や排尿によって体内から放出され、蓄積されないことが明らかになっています。



ここ「不老閣」は、源泉をあえて適温まで加熱せずに 生(き)のまま使用し、その効果を訪れた方に正しく提供できる素敵(貴重)な宿でした。
それに加え、天然の洞窟風呂があったりと温泉と自然の魅力を五感で感じることができると思います。

機会があれは、天然のラジウムを皮膚や口からも取り込める「増富ラジウム温泉郷」を訪れてみてはいかがでしょうか。

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第32回「厳選・源泉温泉」増富温泉 「不老閣」 前編

2013年08月27日 | 厳選・源泉温泉
「増富温泉」は山梨県北杜市にある温泉で、戦国時代に武田信玄が金山開拓中に発見したという伝承をもつ「信玄の隠し湯」の一つです。
別名 増富ラジウム温泉 とも言われ、ラジウムの含有量が世界でもトップクラスを誇り(1リットル中の含有量は12,300マッヘ)、疾患を持つ多くの方がその効果を求めここを訪れています。


アクセスするには、中央自動車道を須玉ICで降り 増富ラジウム街道(県道23号線)を通って山の中に向かいます。
ICから30分、期待を胸に車を走らせると数軒の宿が見えてきます。  ここが目的地「増富温泉郷」です。
今回の「厳選・源泉」温泉は、その中でも特に人気がある「不老閣」を紹介します。

ここが親しまれている理由は、内湯の他に 宿泊者のみ が入れるという特別な 天然洞窟風呂 があるからです。



チェックインを済ませ、真っ先に向かったのは やっぱり「洞窟風呂」です。

洞窟は宿に隣接しているのではなく、裏山を上ったところにあります。 
これが、思いの他 離れていてビックリ!
宿泊用のサンダルで歩くのはちょと辛いかも・・・


「健康の道」と名付けられた洞窟風呂までの道のりは、湯治で訪れた方の改善の目安にもなっているようで、
一緒に来ていた方の話によると、最初は膝が痛くて登るのが大変だったけど、数日通っていると痛みも引いて楽になったと言っていました。


ほとんど森林浴ですね・・・ 海抜1000Mに吹く爽やかな風と木漏れ日を浴びながら湯小屋を目指します。


宿から5分ほど歩くと 山肌にへばり付くように建てられた小屋が見えて来ます。


ここが「天然洞窟風呂」がある湯小屋です。
基本湯船は一つしかないので、宿泊者は誰でも気軽に入浴できるわけではなく、
時間が男女別に細かく分かれているので女性も安心して入ることができます。


ここの源泉は冷泉(なんと19℃)なので、まずは41℃に加熱されたお湯(左側:こちらは源泉ではありません)で体を温め、
成分が浸透し易いよう十分に毛穴を開いてから 源泉(冷泉)のある湯船(右側)に移動し そこで10分から15分ほど浸かります。

これを2~3回繰り返すのが正しい入り方のようです。 


これが、「不老閣」の天然洞窟風呂です・・・
大岩に囲まれた小さな湯船は、2~3人で満員なるほどの大きさです。
誰も居なくて、薄暗く静けさに包まれていると どこか物怖さを感じゾクゾクしてきます。
来た時は入れる時間に余裕が無かったので、(洞窟風呂は17時30まで)
正しい入り方とは順番が違いますが、まずはこっちから入りました。

「うぁ冷たー」そして「深っ」 これが第一声でした・・・
真夏とは言え、温度が19℃だと冷たく感じるのと、岩盤をくり抜いて出来ているため、徐々に深くなっているわけではなく、
いきなり腰の辺りまでドボンです・・・(混濁していて、底が見えないので最初は驚く) 

舐めてみると、炭酸気と金臭さがあって甘塩辛い・・ 
最初は冷たく感じられたものの、浸かっていると全身に泡が付いて徐々にポカポカして体が軽く感じられるようになります。
「これは体に効きそうだ」ってのが、入ってすぐに解ります。 う~ん こんな温泉は久しぶりだなぁ・・・
しかも、この洞窟風呂は岩盤の切れ目からもラジウムが放出しているため、呼吸することによって口からも体内に取り入れることができます。



泉質:ナトリウム塩化物泉・炭酸泉・含放射能泉 温度:18,9℃ PH:6,3
湯船の底から随時ラジウム泉が湧いて(自墳泉)、そのまま 掛け流しされています。

それにしても静かだ・・・ 宿は満室なのに、この時間に訪れる方は居なくて貸し切り状態。
薄暗く静かなこの神秘的な空間に身を委ね、深く深呼吸しながらジッと目を閉じていると体の中が空になったように心が洗われます。


洞窟風呂の冷泉で十分浸かった後は、隣にある沸かし風呂(上がり湯)で体を温めます。
これを繰り返すそうですが、時間が無かったので今回は一回きりで・・・


今回、「不老閣」の名物である「天然洞窟風呂」を体験しましたが、源泉を加熱することなく生きのまま冷泉で使用し、その後は上がり湯で体を温める・・・
源泉の本質と体のことを大切にしているのがよくわかる、大変素晴らしく貴重な温泉でした。

※ 翌朝、もう一度入りに来ましたが、早朝にもかかわらず あの湯船に6人と大変混み合っていたのを追記しておきます。

さぁ、名物の洞窟風呂も堪能できたことだし、宿に戻って休憩した後は内湯にでも向かいますか・・・(後編につづく)

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第31回厳選・源泉温泉 「湯原温泉」 砂湯 「おまけ」?

2013年06月27日 | 厳選・源泉温泉


前回の「厳選・源泉温泉」で紹介した岡山県真庭市にある「湯原温泉」の砂湯・・・
その野趣あふれる露天風呂は来たものを圧倒し、誰もがその光景に声をあげるでしょう。(イロいろな意味で)

前にも書いた通りここは混浴露天風呂です。 
観光客(見学)の方も多数訪れるので、その中で裸になるには勇気が必要です。
女性の方はちょっと躊躇してしまいますよね・・・



脱衣場も男女共同で湯船からまる見えですが、隅にカーテン部屋があるので女性にとって少し安心かも・・・



・・・ということで、(Kumi)も混浴露天風呂に初挑戦です・・・ 
入浴シーンは2回目(?)  前回はココ → 「旅雑誌」
昔からいろんな場所に連れまわしていますが、年々 文句を言わず素直になってきましたね。
まわりの男性がスッポンポンでも躊躇することなく入っていました・・・

初の混浴露天風呂、大自然の中で入る温泉を彼女も満喫していたようです。



ここは対岸の旅館からもまる見えで、入浴しない見物客がウロウロしているので気が退けますが、開放感に満ちた入浴は最高です。
温泉ファンなら是非一度は訪れるべきで温泉のひとつです。

一度経験すると心のリミッターが外れるものです。
秘湯には連れて行くのですが、これからは混浴風呂も大丈夫そうだな・・・(キモト)

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第31回厳選・源泉温泉 「湯原温泉」 砂湯

2013年06月25日 | 厳選・源泉温泉
今回の「厳選・源泉温泉」は、岡山県の真庭市にある「湯原温泉」を紹介します・・・
「湯原温泉」には、中国道から米子道に入り「湯原IC」で下りて10分ほどで到着します。
途中に案内板があるので迷うことはないと思いますが、石川県からだと7~8時間はかかるでしょうかね?



「湯原温泉」は、中国山脈の 山懐、奥津、湯郷 と並ぶ美作三湯として人気を集めている温泉です。
秘湯と言うよりも山の中にある昔ながらの温泉街って感じがする場所です・・・
今回のお目当ては、その温泉街を抜けた一番奥にあるので川沿いに車を走らせます。



しばらくすると目の前に巨大な「湯原ダム」が見えてきます・・・
ここまで来ると「温泉」はもうすぐそこです。
ちなみに、となりに見える旅館ではありませんよ・・・



ダム手前にある川原の駐車場(無料)に車を停めて上がると「湯原温泉」名物 砂湯 の入口に到着です。
期待を胸に先に進むと・・・



ありました! どうですか この雄大な景色の中に溶け込んだ大露天風呂・・・
ココが今回の目的地「湯原温泉」の 砂湯 です。
そのスケールの大きさとアンバランスさ・・・ これほど開放感に溢れた露天風呂も珍しいと思います。

「砂湯」は川原に湯船が3つありますが、見ての通り男女を仕切る壁もありません、
そうここは 「混浴露天風呂」 なんです。 Σ(゜д゜|||)



脱衣場も男女別になっていませんので湯船からはまる見え、
横にカーテンの部屋がありましたが、女性の方は気をつかうかもしれませんねぇ。
そんなことはお構いなく、脱いでさっそく入りましょう・・・

 

脱衣場の手前にあるのが 「長寿の湯」 です。
一番手前にあったので、真っ先に入ってみましたが、 「あ、熱っちぃ」 46℃ほど?・・・
ご年配の方が無言で暑い湯に浸かっている場面をよく見かけますが、それで長寿なのかなぁ?
この日の気温は27℃だったので、あまり無理をせずに次の湯船に向かいます。

 

「長寿の湯」の奥(川上)にあるのが 「子宝の湯」 です。
ここは、適温(42℃)だったので安心して入ることができました。

 

次は 「美人の湯」 です。
この湯船は「子宝の湯」の湯船とつながっていて、ぬるめ(39℃ほど)なので、
ゆっくり使って「湯原」の源泉と景色を堪能することができます。 
やっぱり大自然の中(ダムがありますが・・・)で入る温泉は最高ですね。



「砂湯」は足下噴出による源泉露天風呂で、川底から砂を噴きながら温泉が湧いていることから砂噴き湯(砂湯)の名称で呼ばれるようになりました。
入っていても下からブクブクってお湯が湧いてくるのがわかります・・・
無色透明のアルカリ性単純温泉、源泉温度52℃:湧出量:60リットル/分 のお湯は、当然 源泉かけ流しです。
肌触りも柔らかく、クセも刺激も少ないので入り心地がとてもいいです。 女性や子供にも最適・・・

 

ここ「湯原温泉」の砂湯は、「旅行作家の会」代表 野口冬人さんによる露天風呂番付で 西の横綱 にランクされています。
もちろんその規模、ロケーションもさることながら、地元住民により日々管理され、
しかも無料で24時間開放という町の取り組み・姿勢が横綱の評価にもつながったそうです。



お湯に浸かって間近でダムを見ていると、ミスマッチだなぁと言うよりも 何だか恐怖心が湧いてきます。
万が一 何かあって逃げる時は まっ裸 ですからね。 そんなことは無いと思いますが・・・

「湯原温泉」には、出雲大社に向かう途中で立ち寄りました。
ICを降りてすぐにありますので、参拝に行かれた際に立ち寄ってみてはいかがですか(?)
入るには少し勇気がいるかもしれませんが、その替わりに雄大な露天風呂が楽しめますよ・・・(キモト)

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第30回厳選・源泉温泉「白山温泉」 永井旅館

2012年10月15日 | 厳選・源泉温泉
おかげさまで、「厳選・源泉温泉」も30湯目を迎えることができました。

 

今回 紹介する温泉は、白山登山のベースキャンプにもなっている市ノ瀬ビジターセンター前にある
白山温泉「永井旅館」です・・・
ここから、気軽なトレッキングから本格的な登山まで様々なコースでアウドドアが楽しめます。
まわりは大自然に囲まれ、この日も多くの登山客で賑わっていました。
(市ノ瀬:標高820m 白山山頂まで標高差約2000m) こうして書くと結構あるよなぁ・・・



玄関で入湯料(600円)を払って2階へ上がり、渡り廊下を進んだ別棟に浴場があります。



手前が「女湯」で、奥が「男湯」です。



脱衣場は、山の奥地にあるにもかかわらずキレイなので、これなら女性でも安心して入浴できますね・・・
(木の香りが漂ってます)


そしてこれが、永井旅館の浴場です・・・  大小2つの内湯のみ というシンプルな湯船です。

泉質:ナトリウム塩化物泉・炭酸塩化物泉(低張性) 泉温:48,2℃ PH:6,5 噴出量:毎分27ℓ
源泉の場所は旅館から500m上流あり、パイプにて自然流下で引湯しています。



湯船は「源泉かけ流し」(小さい湯船)と「加熱・循環」(大きい湯船)の 2つ分かれています。



当然、最初に浸かったのは「源泉かけ流し」の方です。
温度は「かけ流し」のため天候や外気温によって違うようですが、今日(9月)は 少し低めの36℃ほどでした。
色は少し濁っているように見えますが ほぼ無色透明、口に含むと甘渋く調味料の みりん を舐めているようです。
それにしても、お湯は しっとりとした感じで、肌触りも滑らかで気持ちがいい・・・ 

温度がぬるめなので ゆっくり(じっくり)浸かって登山の疲れが癒せます。

体を温めるため、大きい湯船「加熱・循環」の方に移動しましたが浸かってビックリ・・・
肌触りもまるで違う(軽い)し、あの独特な甘さ(味)も全く無くて 普通のお湯になっていました。
サッと入って、再び小さい方に戻ることにします・・・

う~ん・・・ 知ってはいたけど、あらためて「源泉かけ流し」の素晴らしさ を実感ですね。

 

「加熱・循環」の湯船では ほとんど見られなかった流出口の堆積物も
「かけ流し」の方ではしっかり蓄積しています。 こうして見ただけでも成分の違いが解ると思います。



南の空を眺めれば今も優雅にそびえる 霊峰「白山」・・・ その光景は小さい頃から慣れ親しんできました。
小学生の頃、父に連れられ一度登ったことがありますが、33年経ってから登ると
記憶の欠片が見つかるのと同時に登る意味(理由)も違ってきます。

季節的に登山が難しい時期を迎えますが、来年はぜひどうですか・・・? 
帰りは疲れを癒す「源泉かけ流し」の温泉付きで・・・(キモト)

※ 今年、行けたらもう一度 日帰りで登ってみようかな(?)と思ってます。


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第29回厳選・源泉温泉 「中房温泉」

2012年08月31日 | 厳選・源泉温泉


久々の「厳選・源泉温泉」です・・・ (最近は温泉の話題が少ない とお叱り(?)を受けました・・・
国道147号線 千国街道(糸魚川街道)で白馬を過ぎて安曇野に入り、有明の交差点を右折して一気に山の中に向かいます。
すれ違いするのがやっと の山道を1時間近く登ってようやく到着です。 厳選かけ流しの宿 名湯 「中房温泉」 です。
そこは、標高1462m 燕岳(つばくろだけ)の登山口でもあり、この時期は多くのアルピニストで賑わっていました。

 

「長房温泉」は昔から名湯で知られていましたが、登山客など宿泊した方しか入ることができなかったのが 平成18年に立寄り湯として「河原の湯」がオープン・・・  気になっていた温泉に泊らなくても日帰りで入浴が可能になりました。 

 

「河原の湯」の源泉は無色透明で、肌がツルツル・・・ 
ちょっと温度は高めでしたが、解放感あふれる大自然の中で入る温泉はサイコーです。
標高が高いのでもっと涼しいかと思ってましたが、太陽が近く感じ真夏には水分補給が必要ですね。(次は紅葉の次期がいいかも)



「中房温泉」に湧出る源泉の殆どが90度以上と高温のため、適温にするのに「加水・加温」をせず 自然のエネルギーで冷却し 本物の温泉 を保っています。
加水すれば簡単ですが、この努力が他との差別化と価値を生み、ここまで(山奥まで)足を運んでみよう という気にさせられるのです。

最近の電化製品をはじめ、個性的なのもが少なくなってきているので こういった努力は大変ですが大切なことだと思います。
機会があればぜひ本物の温泉に浸かってみてください・・・(キモト)

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第28回厳選・源泉温泉 指崎温泉「さっさきの湯」

2011年12月19日 | 厳選・源泉温泉

今回の「厳選・源泉温泉」は、久しぶりに地元に戻って、お隣の富山県氷見市にある指崎温泉 さっさきの湯 を紹介します。

さっさきの湯 には、国道8号線で高岡方面に向かい、氷見バイパス(国道160号線)で北上します。
氷見市内を抜け 阿尾交差点を左折し氷見田鶴浜線で約800mほど進んだ阿尾川の左岸にひっそりとある公衆浴場です。。

写真の中央、田んぼの中にポッンと見える建物が「さっさきの湯」です。
ご覧の通り田園の中にひっそりとあるので地図で探しても解りにくく、その存在を知ってないと簡単には見つからない温泉です。

 
建物は1階平屋建てで、温泉の他にも地元の方の憩いの場として利用されている休憩室も併設されています。

この日は平日のお昼過ぎでしたが、駐車場は地元の方車で一杯でした。


入口の戸を開けると正面に番台があり、そこで入湯料を払います(大人370円)
・・・って事は、そう! ここは昔ながらの番台形式なのです。(゚ロ゚;)エェッ!?

女将さんの視線の先にあるのは当然男性の脱衣場です。 ガ、ガン見じゃん。 
番頭とはいえ知らない女性の前で全裸になるのは抵抗があるかもしれませんが、
恥ずかしいと思うほど(思った時点で)恥ずかしく見えるものです。 あっちはプロです、ここは思い切って脱ぎましょう!

 
これが「さっさきの湯」の湯船です。 一面タイル貼りで共同浴場らしい雰囲気が漂っています。
1986年に地下520mで掘削されたという源泉は、泉質:ナトリウム-塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉) 泉温:43.0度C 一部加熱して利用しています。
お湯の色も緑褐色で、見るからに気持ちが良さそうです。


源泉の味は甘塩辛く金属(鉄錆)の臭がしていかにも って感じ・・・
やや熱めのお湯は、ツルツル系ですが浸かった時点で重みを感じます。(こんな温泉は長湯は厳禁です)
湯船にはぬるめの源泉と、底から加熱したお湯の両方から注がれ豪快に流れています。
加熱・循環を使用していますが、そんなことを忘れさせるほどの 良い(ある意味 力のある)温泉です。
湯上がりは体がポカポカで汗が止まりませんでした。


湯当たりに注意! 脱衣場 には、このような貼り紙がありました。
あまりにも気持ちが良いので、つい長湯をしてしまいがちですが 強い温泉は 2~3分浸かって5分程分休憩 これを数回繰り返すのが良いと言われています。

金沢からも近いですので、番台からの視線が気にならない方はぜひ行ってみてください。(キモト)

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第27回厳選・源泉温泉 宝船温泉「元湯ことぶき」

2011年11月14日 | 厳選・源泉温泉


今回ご紹介する温泉は、滋賀県の琵琶湖の畔にある 宝船温泉「元湯ことぶき」 です。
宝船温泉には北陸自動車道を木之本ICで降り、琵琶湖を湖西へと進み 国道161号線から湖周道路に入って高島市方面へ向かいます。 
以前「オチャバケ」で紹介した 「滋賀県立 びわ湖こどもの国」 を過ぎ、しばらくすると(10分ほどで)右側に見えてきます。

見て解るように、一見「温泉」には見えないので、場所(存在)を知っていないと必ず見過ごしてします。(キッパリ) 今回も知る人ぞ知る温泉なので注意が必要です。・・・

 

こちらが正面入口になります。 玄関の上には看板はあるものの、目立つ場所にないので本当に温泉には見えません。(キャンプ場の受付にしか見えません) 中で日帰り入浴料(700円)を支払ってから、一端外へ出て、左手の奥に案内してくれます。(温泉は別棟)



細い路地を進んだ先に温泉が待っています。 いつも思うことですが、こういった感じを見ると 入らなくても いいお湯だな と、何となく察知できてしまいます。・・・



こちらが 浴室の入口になります。 温泉小屋みたいで、飾らないのがいいですね。

 

これが、宝船温泉の湯船です。 2~3人が入ると満員になりそうな大きさでで、若草色の綺麗なお湯です。・・・(いい感じ)
泉質:単純炭酸鉄泉(緊張性低張冷鉱泉) 泉温16,1℃ 湧出量 毎分49,3ℓの源泉を加熱して湯船に注いでいます。 (無色透明ですが空気に触れると色が変化します)
効能:神経痛、皮膚病、貧血、アトピー性皮膚炎、婦人病、リュウマチ、気管支炎など・・・ 特に天然の保湿成分メタケイ酸が含まれているため、美肌効果や潤い効果が高く、肌をなめらかに整える効果があります。

「ヒドロ炭酸鉄泉」と呼ばれる いかにも濃厚そうな名前のお湯ですが、入ってみると見た目(イメージ)と違って刺激が無く とてもなめらかで肌に馴染むようです・・・  



蛇口の堆積物を見ても源泉の強さが窺えます。 脱衣場の紹介文には・・・
メタケイ酸はミネラルの重要な基礎要素でコラーゲンの生成を助け、皮膚の老化を遅らせる働きを持ち、美肌効果や潤い効果を実現させ 皮膚の持つみずみずしさを保つ成分です。
その他にも、皮膚の水分や脂を適度に保つだけではなく、表皮細胞の新陳代謝を促進してカサつきを防止し肌のセラミドを整える効果があります。 そのため、宝船温泉は「美肌の湯」と呼ばれているのです。
また、メタケイ酸には胃の粘膜を修復する目的でパンシロンやキャベジンなどの胃薬にも数多く使用されているそうです。

そんな、肌にも胃にもいいお湯・・・ 温度も適温なのでタップリと全身を浸し、長く浸かっていても湯疲れも感じず、気持ち良く入ることができました。・・・ 湯覚めし難いのか上がった後も体はポカポカでした。   ・・・と、ここで終了ではなく、次は露天風呂に移動します。
 


露天風呂に向かうには、服に着替えないといけませんが、内風呂を出てさらに奥へと向かいます。(人が居なければそのままでもOK?)



入浴中の表札は表裏が男女になっています。 一つしかないので時間を区切って男女入れ替えで使用しているそうですが、空いていれば誰でも入れるようです。 基本的には男性・女性での貸切ですね。(異性が入っていると待ちってことです)



こちらが露天風呂になります。 ここも小さな湯船ですが、内風呂のうす暗い怪しい(?)雰囲気とは打って変わって開放的です。
温度は内湯よりも やや高めですが、外気に触れながら入る露天風呂はサイコーに気持ちが良いですね。



周りは竹林に囲まれているので空しか見えませんが、ここが琵琶湖の畔であることを忘れてしまいます。



金沢(北陸)の近場だと、信越方面に向かえば 良い「温泉」は何カ所ありますが、京都方面に行くとほとんど見当たりません・・・
そんな中、この「宝船温泉」は、成分ともに秘湯気分を十分味わえる貴重なお宿です。 「こどもの国」で遊んだ後、汗を流すには最高の場所だと思いますので 機会があればお試し(入浴)あれ。・・・(キモト) 

「オチャバケ」と「厳選・源泉温泉」が一度で二度 楽しめる・・・ 名前の通り、まさに「宝船温泉」温泉です。




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第26回厳選・源泉温泉 「奉納温泉」

2011年07月26日 | 厳選・源泉温泉


今回紹介する温泉は、長野県の小谷村(北安曇野郡)にある「奉納温泉」(ぶのう)です。・・・
北陸道を糸魚川ICで下りて国道148号線を南下、白馬方面に向います。 小谷村の下里瀬に入ると標識が出ているので、そこで左折し山の中に入っていきます。
車が2台ギリギリ通れる道を進み、点々とする集落を抜け、4kmほど上ると終点(?) 北アルプスを望む高台にポツンと一軒の温泉宿があります。・・・ そこが、「奉納温泉」です。

 

アルプスをイメージするロッジ風の建物ですが、周りは何も無く下界とはかけ離れた雰囲気が秘湯ムードを高めます。・・・



宿の中に入ると一層 秘湯(珍湯?)感満載・・・ こういう薄暗い廊下の先には決まっていい温泉があるものです。(このような温泉を紹介するのは久しぶりですね・・・ ) 日帰り入浴料の500円(大人)を払って、早速 風呂に直行しましょう。



やっぱりね・・・  脱衣場も期待を裏切りませんね。 この雑(?)な感じが「秘湯好き」にはたまりません。 

  

そしてお待ちかね・・・ これが「奉納温泉」の湯船です。
家庭のお風呂を少し大きくしたタイル貼りの湯船で、ドバドバと源泉が噴出しています。 泉質は、ナトリウム・塩化物-炭酸水素塩泉(中性等張性低温泉)で、32,4度の源泉を加熱して湯船に使用しています。

PH値は6,6と中性に近いのですが、一肌お湯に浸かるとそのヌルヌル感に声を上げてしまいます。・・・ スゴっ (近場でこれだけのヌルヌル感を味わえる温泉はここだけでしょう) 湯船も適温(41度)なので、ゆっくりと時間をかけてお湯を堪能できます。
【効能】 神経痛、リウマチ、痛風、アトピー性皮膚炎など。

 

源泉の流出口が変色しているのを見るだけで成分の多さが解りますね。  何でも、ドイツで開かれた「霊泉博覧会」に日本代表霊泉として選出されたこともあり、炭酸含有量の多い事で注目されたそです。
泉色は少し混濁しているようで、湯船の淵にも成分が付着しています。 それにしてもこのヌルヌル感・・・ クセになること間違いナシ。

 

浴室の隅には、12.8度の源泉(非加熱)が蛇口から流しっぱなしになっていました。
飲泉は可能なので、飲むと 初めのうちはまろやかなしょっぱさですが、後に酸味の効いた甘味を感じるから不思議です。 「あまい・・・ 本当に甘いです。」  何か飲んでも効きそうな感じです。
【飲用】 消化器病・糖尿・肝臓病など。 源泉1Kg中の溶存物質料は9000mg以上と、非常に多くこのように温泉成分が固まって鍾乳洞のような造形をなしています。 ここまで成るにはどれだけの年月が経ったのだろうか・・・?

 

「年月」・・・ といえば、「お湯」以外にも それ を感じられるものが宿の所々に存在していました。 この宿の歴史を感じられます。・・・
金沢からでも2時間ほどで到着しますので、ぜひ家庭のお風呂では味わえないヌルヌルのお湯を体験してみてください。 温泉が好きになること間違いナシです。
ただし、「奉納温泉」には「温泉」以外何もありませんので・・・ いや、これ以上 何も必要ないですね。(キモト)

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第25回厳選・源泉温泉 白馬塩の道温泉「倉下の湯」

2011年06月07日 | 厳選・源泉温泉


今回の「厳選・源泉温泉」は、長野県白馬村にある 白馬塩の道温泉「倉下の湯」です。
アクセスは、北陸道を糸魚川ICで降り 国道148号線で白馬へ向かいます。JR白馬駅前の信号を栂池高原方面へ右折し、松川に架かる「白馬大橋」を渡りきった右手にあります。 駐車場:30台(無料)(50台は軽く停めれるんじゃない)

「白馬塩の道温泉」の由来は、昔日本海から内陸へ塩や海産物を運んだ交易路「塩の道(千国街道)」からと、舐めると塩辛い味がすることにちなんで命名されました。

  

入湯料500円(大人)施設内には従業員の方は居なくて、自販機でコインに換えて自動改札機(?)をぬけて入ります。(珍しい?)
「倉下の湯」は浴槽の半分ほど屋根がある半露天風呂。 風呂場の扉を開けた瞬間、白馬の山々が目に飛び込んでくるので温泉よりも まずロケーションに声を上げてしまいます。

 

泉質は、ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉。 毎分45リットル(約48℃)の源泉をそのまま湯船に注いでています。 湯量が豊富なので、100%源泉かけ流しの贅沢なお風呂です。(非加熱・非加水)
フォッサマグナに 2500万年 もの間封じ込まれていため、ナトリウムイオン・マグネシウムイオン・炭酸水素イオン・メタホウ酸など多く含み成分的にも秀逸。・・・ 体もよく温まり美肌にも効果があります。 
写真でも解るように、熟成された温泉は無色透明ですが空気に触れると褐色します。



ついロケーションに目が行ってしまいますが、温泉も素晴らしかった。・・・  肌触りはツルツルとしてなめらか、舐めると塩辛く炭酸特有の匂いがたちこめています。(この匂いだけで酔ってしまう) 
お湯が濁っているため見えませんが、湯船の中には体を横にできる浅い部分があり(もちろん眺めの良いところ)湯温も40度と適温なので、ゆったり浸かりながら山々を眺めることができます。(贅沢)



実際はこんな感じです。・・・ 目の前に広がる白馬三山・・・ 
この季節(6月)今日のように天気が良いと、山々から吹く風も心地よく お湯と相まってこの上ない至福な時が流れます。
金沢からでも3時間かからず到着しますので、ぜひ 白馬方面にドライブに行かれた時は立ち寄ってみてください。 北アルプスを眺める開放的で良質な温泉があります。(天気が良ければなお最高) 



「倉下の湯」には、半露天風呂の湯船しかありませんが、洗い場には写真のような「あがり湯」があります。(入浴不可) 最後にかぶってから上がるようなので 実際にかぶってみましたが、これが かなり冷たい・・・???  温泉ではなさそう(?)です。
( ※ シャンプー・ボディソープが備えてありますので、ご家族で訪れても安心ですよ)

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第24回厳選・源泉温泉 大沢温泉「茜の湯」

2011年02月05日 | 厳選・源泉温泉
 

24回目の「厳選・源泉温泉」は、これまで紹介してきたマニアック?な温泉と 一味違って気品溢れる洋風の建物・・・

このオランダ国立美術館を模した美しい建物は、「神戸フルーツ フラワーパーク」内にあるホテル「フルーツ フラワー」です。
今回は「オチャサイズ」の一押しのホテルと、その中にある「温泉」を紹介します。・・・



北陸方面からは、北陸道 敦賀IC → 舞鶴若狭道 吉川JCT → 中国道で向かうと便利かな・・・? 神戸北ICを降りてすぐの場所にあります。
「神戸」と聞くと夜景で有名なベイエリアを想像しますが、「フルーツ フラワーパーク」は 六甲山の裏側(北側)になるため、周りは山に囲まれた静かな場所にあります。



館内も優雅な感じで柔らかい光に包まれています。 訪れるだけで十分に 旅行気分 を楽しめます。・・・ 
温泉は、2階の端にあります。(この写真の一番奥です)



ホテルには、9種類のお湯が楽しめるバーデハウス(お風呂)がありますが、その中の露天風呂にあたるのが この大沢温泉「茜の湯」です。
内湯と違って、ここだけが 天然の温泉 を かけ流しで使用しています。 外に出ると、赤褐色のお湯に金属臭が漂って とてもいい雰囲気になります。

 

地下1200mから湧き上がった温泉の泉質は、含鉄ナトリウム・カルシウム-塩化物低温泉(高張性、弱酸性、低温泉)
源泉は30℃前後なので加熱して使用しています。 無色透明な源泉が、加熱し空気に触れて変色します。 赤褐色した この色から「茜の湯」と名付けられました。

実際に浸かってみると肌あたりもよく、鉄分が豊富なため 体がよく温まって湯あがりもポカポカでした。(ホテルの温泉だけに 顔がほてる・・・?)  
舐めると金気臭(鉄の匂い)が強く、このお湯もかなりしょっぱめです。・・・ 
寒い時期だからかもしれませんが、管理人の方が30分置きに湯の温度と量を確認に来るのには関心しました。 その方の話しでは、側にある有馬温泉の金泉と同じ鉄分を多く含んだお湯で、「有馬よりも良い」というお客が大勢いるそうです。

 

排水口や床には温泉成分が付着し、この源泉の成分の強さを物語っています。 建物は清潔な装いなだけに、温泉に対するコダワリが見て取れます。  ここだけ見ていると、ホテルの雰囲気からは想像できません きっと、開業当時から そのままなんだろうね。



「神戸フルーツフラワーパーク」は市の施設なので、時期を選べば大人1名一泊4200円(素泊まり・温泉入浴付き)で泊る事ができるので、かなりお得(オススメ)です。・・・  神戸市の中心部から少し離れていますが、アクセスも悪くないので、我が家では関西方面へ旅行する際の常用宿としてよく利用しています。・・・
食事は、地元のグルメを堪能したり、「三田アウトレット」や大型のイオン・ショピングモールが側にあるので いつもそこで済ませています。

施設内には温泉の他にも、遊園地やバーベキューなど子供と一緒に遊べる場所がたくさんあるので、旅行の計画に入れてみてはいかがでしょうか。

詳しくは 「神戸フルーツフラワーパーク」ホームページ で確認して下さい。

「オチャブロ」では、温泉をはじめ 勝手に選んだ・・? お得な情報をこれからも紹介していきます。 
何かの足しにしていただければ幸いです。・・・(キモト)

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第23回厳選・源泉温泉 毒沢鉱泉「神乃湯」

2010年12月31日 | 厳選・源泉温泉
今回紹介する温泉は、長野県の下諏訪にある「毒沢鉱泉」です。
「毒沢鉱泉」には、中央自動車道を岡谷ICで降り 国道20号線で10分ほど北上して向かいます。 「神乃湯」は数件集まる毒沢鉱泉(温泉地)の中でも一番奥(上)にあり、道の脇には誘導看板が出ているので迷うことはありませんが、道幅は狭く傾斜も急なので運転には注意が必要です。

 

山の中腹にひっそりと建っている毒沢鉱泉「神乃湯」です。
毒沢鉱泉の開湯の歴史は古く、武田信玄の時代、金鉱発掘の際にケガ人の治療に利用したと伝えられている「信玄の隠し湯」の一つです。
その後、昭和初期に医者に見放された幼少のが鉱泉によって救われたことにより評判が高まり、今日に至ります。

「毒沢」という 何とも恐ろしい?名前で、以前から気になっており、一度は入ってみたかった「温泉」です。



念願叶っての訪問でしたが、玄関先にこんな貼り紙がしてありました。・・・ 宿の人によると、湯船には5~6人しか入れないので入湯を制限(調整)しているそうです。(時間の関係上、入れない事もあるとか・・・)

 

実際は、15分ほどで案内してもらうことができました。・・・ 宿から少し離れた温泉棟に風呂場があるため、靴を履き替えて向かいます。 手前が男湯で奥が女湯です。(日帰り入浴 大人700円)



これが、毒沢鉱泉「神乃湯」の湯船です。 まず最初に、赤褐色のに染まった湯の色に目を奪われます。・・・
その気になる泉質は、含鉄-アルミニウム-硫酸塩冷鉱泉(酸性低張性冷鉱泉 ph2,5)  明礬(ミョウバン)と鉄分をたっぷり含む源泉です。
その成分があまりにも濃いため、鉱泉が流れ込む沢に魚が棲めないところから「毒沢」(どくさわ)という名前がついたと言われます。

源泉の温度が低いので、加熱して浴槽に流されています。 成分が強めですが、実際に入ってみると肌への刺激は少なくキシキシとした肌触りで、湯に馴染むというよりは湯に浸るといった感じでした。
この源泉は飲泉も可能で、味は酸味と渋味に炭酸が混じったようで 泉質同様、体には効きそうな気がします。

【効能】 浴用: 神経痛、五十肩、関節のこわばり、痔疾、慢性消化器病、慢性皮膚病など 【飲用】 貧血、慢性消化器病

 

体に効きそう・・・ と言えば、浴槽の隣に非加熱の小さな源泉槽があります。 その水温はなんと2度・・・ 訪れたのは11月、入るには さすがに勇気がいります。
何も悩むことなかれ、この非加熱の源泉こそが「神乃湯」のシンボルです。 温泉好きが ここまで来て入らないわけにはいきません・・・

恐る恐る肩までしっかり入ってきましたが、1分と持ちませんでした。 冷たいというよりも 痛かった ですね。 水温2度って、もう少しで氷じゃん・・・
冷たい源泉槽と加熱した源泉槽を交互に2~3回繰り返して入るのが「神乃湯」の入浴法らしいのですが、この時は冷たい方には誰一人と入っていませんでした。



この鉱泉(源泉)は、無色透明で加熱することで褐色すると思いきや、非加熱の源泉も濁ってはいないものの 時間が経つと酸化するためか赤味を帯びるようです。

窓に外には静寂の森林が広がり、「温泉好き」と思われる方と、一期一会の時間を過ごすことができます。 これぞ秘湯・・・
機会があれば宿泊して、温泉を十分に堪能してみたいですね。
毒沢鉱泉「神乃湯」、名前同様、とてもインパクトのある温泉でした。・・・(キモト)




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