オチャサイズのブログ

お茶の効能を運動に取り入れたエクササイズです。

第22回厳選・源泉温泉 加賀井温泉「一陽館」

2010年11月23日 | 厳選・源泉温泉
上信越自動車道を「長野IC」で降り、国道403号線で「松代温泉」に向かいます。 「松代温泉」というと普通、国民宿舎松代荘 のことを指します。・・・ 「加賀井温泉」とは、昔の呼び名で 今は この国民宿舎松代荘の側にある温泉を総称して「松代温泉」と呼んでいるようです。
つまり、「加賀井温泉」は 偶然に見つけた と言うことは決してなく、その存在 を知らないと行けない(あたり前?)マニアな温泉なのです。

 

「一陽館」は、市街地から2Kmほど離れた山の麓にあります。 写真からも見て解るように住宅地の中(奥)で営業しており、看板(標識)もこれだけなので 初めて行く方は必ずと言っていいほど迷います。・・・



側を流れる用水は源泉を掛け流しているため褐色しています。 こういうのを目の当たりにすると、静かな周囲に反して気分(期待)は自然と盛り上がります。・・・



本館の入口に書いてある「注意事項」・・・ 見学はお断りします。 最初は、それほど気に止めなかったのですが、後でその意味がよくわかりました。
昔 一度、(Kumi)と2人でここを訪れたんですが、あまりの怪しい?雰囲気に泣く泣く入湯を断念した経験があります。(Kumi)は、まだ若い 女の子ですからね・・・



標識をさらに進むと左手に本館(受付)が見えてきます。 奥から管理人が出てきて 初めてと知ると料金を払う前に、まず施設の紹介(入り方)から話し始めました。(話しを聞いて躊躇する人がいるのかね・・・?)

 

まず、最初に案内されたのが、源泉流出口 です。 ものスゴイ堆積物に一瞬にして心を奪われました。 中を覗くと炭酸のように泡アワで、無色透明のツンと鼻につく源泉がドバドバ流れてます。(湧出量毎分400リットル)
源泉には石灰が含まれおり、成分はかなり濃いとのこと・・・ なんでも、家庭用の入浴剤を 「85袋」 入れた程の成分があるそうです。・・・ マジで。
成分に驚いていると、洗い流す必要もなく「そのまま帰ってもいいよ」と、言ってました。

その後に、露天風呂の入り方を教えてもらいましたが、それはのちほど・・・ 入湯料は 【300円】 とかなりお得です。



流出口のすぐ横にあるのが浴室の建物です。 左側が女湯で、右が男湯です。
写真の左隅に チラっと「源泉流出口」が見えるのが解りますか・・・? 「源泉流出口」が湯船のすぐ隣なので、新鮮な力のある「お湯」が そのまま注がれているのが確認できます。(完璧・・・



これが、「一陽館」の内湯です。 やや深めで、10mほどある長細い浴船です。脱衣場はないので湯船の側で服を脱ぎます。
説明の後とはいえ、見るからに 何か濃そう な感じが伝わります。・・・ 
ただ、実際は成分が濃いからといって肌に刺激があるわけでもなく、まったりとして体がお湯に馴染んでいくような感触です。入った瞬間に「源泉」の素晴らしさに気づきますね・・・ 「白根館」とは、また違った温泉の 素晴らしさ です。 (こういう温泉に出会った時は、自然に笑いが出て、入浴が本当に楽しくなります。)

感触とは逆に味はかなり濃い目・・・ 飲泉は可能なようですが、鉄分を含んだ塩辛さで かなりマズかったです。・・・



あの 流出口から出た源泉が、人が手を全く加えず そのまま掛け流されています。
泉質:含鉄ナトリウム・カルシウム‐塩化物温泉 (中性高張性温泉) 水素イオン濃度 PH 6.46 蒸発残留物 15070mg/kg
源泉の温度が、41度なので湯船は40度前後でしょうか・・・ 素晴らしい「源泉」で、しかも ぬるめなので、いつまでも入っていたい(味わっていたい) そんな気分になります。

 

源泉に石灰が含まれているため、床や洗面器などが凸凹 一面 鍾乳洞化していました。・・・ こういうのを見るだけで、温泉好きは高揚してきます。

 

そして、建物の隣にある 露天(野天)風呂です。 初めに説明を受けましたが、ここは混浴です。 しかも野天風呂に脱衣場がないので・・・
「内湯から、裸のまま外に出て、 大事な所を タオルで隠して移動してね」・・・と
つまり移動の際、誰かに裸を見られる可能性があるって事ですね。
そして本当に 服を着た女性 に遭遇するとは・・・ こいう時って、裸の人よりも服を着ている方が恥ずかしそうです。

なるほど、敷地内を裸でウロつくんだから、看板に書いてあった通り 「見学はお断り」 は当然でしょ。
 
「野天風呂」は、内湯とは別の「源泉」を引いているそうで、オレンジに褐色して肌触りもサラっとしていました。 個人的には内湯のほが好みですね。
実際は浴槽が二つあり「熱め」と「ぬるめ」に分かれてました。 すでに入っている方がいたので、これ以上は撮影できませんでした。 次回に持ち越しです。



最後に、もう一度「内湯」に・・・ 
「一陽館」は、主に湯治場(湯)として親しまれているようで、常連の方は最低2~3時間は浸かっているそうです。 

それにしても、近場?に イイ温泉がありました。 壁の向こうが女湯(内湯)です。野天風呂さえ 覗けば 除けば、女性の方も安心して入浴できそうなので、今度は(Kumi)を連れて来たいと思います。 たぶん強制・・・

「オチャブロ」をご覧の皆さんも、ぜひ 家庭の風呂では味わえない醍醐味をご賞味あれ・・・(キモト)

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第21回厳選・源泉温泉 奈良田温泉「白根館」 山人料理

2010年09月14日 | 厳選・源泉温泉
奈良田温泉「白根館」の紹介の途中で「上海」に行ったので、少し戻って、その続きからです。・・・
「白根館」で出る食事は、地場で採れたものを使った山人料理が有名・・・  温泉と並んで訪れる方に人気があります。
3回目の「白根館」は温泉ではなく、その食事の中で気に入った物を少し紹介します。

 

「手作り刺身こんにゃく」  夕食の前菜として出てきたのは、生芋から作った「こんにゃく」です。
チラ醤油で頂きます。  蒟蒻の香り?(風味)があって、スーパーで売られているコンニャクと全く違った歯応えでした。



「揚げ蕎麦がき」  揚げた蕎麦を天汁で頂く「奈良田」郷土料理の一つです。
熱々で、サクサクとした食感です。 これも普段食べている蕎麦と一味ちがった初めて食べる料理でした。



「鹿肉の温泉シャブ」  地元の山で獲れた鹿肉のしゃぶしゃぶです。  ポン酢でさっぱりといただきます。
ご主人が「本物」と言うだけあって、クセや臭みもなく美味しく食べれました。 言われなければ、鹿肉とは気づかないかも・・・



「温泉粥」  朝食に出た「源泉」で炊いた温泉粥です。
もはや「白根館」の名物となっている温泉粥、「よもぎ」の香りに包まれたやさしい「お粥」です。 スルスルと自然にお腹の中に入っていきました。 都会(現代)の食事で疲れた胃に良さそうう・・・

この他にも、普段見かけない珍しい料理があり、決して豪華とは言えませんが、地元のもてなし が随所に感じられる料理の数々でした。 温泉も食事も満足です。 温泉が良い宿は、決まって「食事」も美味しいものです。・・・

奈良田温泉「白根館」は、自然に囲まれていると言っても特別に秘湯って事もなく、露天からの眺めも大したことありません・・・ ただ純粋に温泉が好き って方が、それだけを好んで訪れる・・・ そんな静かな「宿」です。

せっかく、ここまで上って来たからには、日帰り入浴だけではモッタイナイ・・・ 宿泊して「温泉」と「食事」を思う存分楽しんでください。  金沢からは、交通の便は良くないですが超オススメです。・・・(キモト) 



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第21回厳選・源泉温泉 奈良田温泉「白根館」②

2010年09月03日 | 厳選・源泉温泉


山梨県で「秘湯」といえば、南アルプスの山麓に湧き出る奈良田温泉「白根館」です。(山梨県南巨摩郡早川町奈良田)
前回(①で)は、内湯と石造りの露天風呂を紹介しましたが、今回は「白根館」の代名詞とも言えるもう一つの露天風呂 木造りの露天風呂を紹介します。
近隣の山々から調達した木材で作られた露天風呂は山奥の情緒満載・・・  (暖簾の向こうは脱衣場です。)

 

源泉は「石造りの露天風呂」と同じ「銀河の湯」。 (泉質はナトリウム-塩化物泉)  
う~ぅぅぅん・・・  ツルツル・トロトロ・・・ 肌にまとわり付く極上の源泉にため息が出るばかり・・・ 腰まである湯船に身を沈め、他には何も要らない至福な時間が流れていきます。



【効能】
浴用の適応症 : 糖尿病、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、慢性消化器病、痔疾、冷え性、慢性皮膚病、慢性婦人病、他
飲用の適応症 : 糖尿病、痛風、慢性消化器病、便秘、他

● 特に糖尿病に効果があることで有名。 源泉を2、3日も飲めば血糖値が下ると言われています。

「七不思議の湯」
いろいろな病に効くことから七つの名を持つ温泉として、「御手洗のぬく湯」「しょみづ、みょうぞんの湯」「長寿の湯」「子宝の湯」「おぼこの湯」「くなの湯」 これらをひとまとめにして「七不思議の湯」と呼ばれています。

そのトロトロの源泉に(Kumi)もお気に入りの様子で、時間をかけて何度も入ってました。 湯上がりに肌がスベスベになる「美肌の湯」でも有名だからですかね・・・



浴場の入口には、「奈良田の岩清水」が湧き出ており、湯上りの熱った体を冷ましてくれます。 サントリーとは違いますが、南アルプスの天然水です。



でも、風呂上りといったら やっぱコレですよね・・・
日本秘湯を守る会限定 秘湯ビール ・・・   日本で唯一、ブナの天然酵母を使用して作られたビール。 
ぷは~っ・・・   香り高く、コク深い味わいでした。

「奈良田温泉・白根館」③に続く・・・ チャンネルはそのまま・・・(キモト)

 

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第21回厳選・源泉温泉 奈良田温泉「白根館」①

2010年09月01日 | 厳選・源泉温泉


富士山に次ぐ、日本第2位の主峰 北岳を主とする南アルプスの麓に「奈良田」の郷はあります。
甲府方面からは、中部横断自動車道路と国道52号線を使って南下し、身延町から南アルプス街道を早川に沿って山の中に向かった最後の集落が「奈良田」です。 
周囲を山に囲まれたこの地は、つい最近まで陸の孤島と言われていただけあって、下界の雑音とは無縁の世界が広がっています。


 

その「奈良田」にあるのが、七不思議の湯 で知られている、秘湯 奈良田温泉「白根館」 硫黄の香りが漂う山の一軒宿です。 
駐車場に車を停め、車のナンバーを見渡すと日本各地から多くの方が訪れている事に驚かされます。 自分もその一人(石川県から)ですがね・・・(^_^メ)
 
 

今日で2度目の訪問です。 今回は、念願の宿泊をして「白根館」の魅力をお伝えしたいと思います。
(フロントには熊や鹿の剥製があり、あらためて山奥に来た事を実感します。・・・
フロントから、右手に進むと浴場に着きます。

 

これがその「七不思議の湯」と言われている総檜風呂。(内風呂)
泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物泉 源泉湧出量毎分63リットル 温度49.8度のお湯がそのまま浴槽に注がれています。(源泉100%掛け流し) 硫黄の香りがし、色は透明から白濁、緑色と天候気温等により変化のが特徴です。
内湯の浴槽は、流出口に近い方が熱め(約43度)、その隣が約40度前後と中で2つに区切られています。 えっ、これだけで・・・? つながっているじゃん・・・ と、思うかもしれませんが、実際に左右で全く温度は違います。 
こういった温度調整は、温泉の事を大切にしている「宿」だからこそできる技術(心使い)じゃないでしょうかね。・・・バラスシイ

そのお湯に身を沈めるとトロトロのお湯が全身を包み込み、体が溶けていくような極上のお湯に言葉を失います。・・・ く~ぅぅぅぅ 
体がウナギになったようにヌルヌルしてきます。 初めて入った方は必ず驚きます。 こんなトロトロなお湯は他では味わうことが出来ませんからね。・・・(ここであまり褒めすぎると後が続かないのでこのくらいにしておきましょう。・・・



この日は、やや緑がかっており、浴槽一面に「湯の花」が付着していました。 源泉の鮮度が見て解ります。 

 

こちらは、「銀河の湯」と銘打った石造りの露天風呂です。 内湯に比べちょっと青味がかかっていたかな・・・
「七不思議の湯」は古くからある源泉ですが、「銀河の湯」(露天)の方は新しく掘った源泉を使用しています。 どちらも極上のトロミがあるには変わりありませんが、露天の方が人気があり成分も濃く感じられました。(内湯は空いてましたね・・・)

ただ、「白根館」まで来たなら、ぜひ(どうしても)入っておきたいのが、もう一つの露天風呂「銀河の湯」(木造り)の方です。(こっちが有名)  「白根館」の代名詞とも言える露天風呂です。
露天風呂は、日によって、また時間によって男女入れ替わりますので、宿泊しない限り「木造りの露天風呂」に入れる保障はありません。(今回のそれで宿泊しました。)

次回はその「木造りの露天風呂」から紹介していきます。・・・(つづく)

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第20回厳選・源泉温泉 岩坪温泉 「凧」 

2010年06月04日 | 厳選・源泉温泉
今回の「厳選・源泉温泉」は、富山県高岡市にある天然温泉「凧」です。
アクセスは、能越自動車道高岡北ICを降り、県道64号線を小矢部方面に2kmほど走った場所にあります。



とってもオシャレで、「温泉」らしくない?センスの利いた看板です。 平日にもかかわらず、駐車場は車でいっぱいでした。
当然、オシャレなのは看板だけではありません・・・

 

外観の色使いも、ペンション?を思わすような造りで、扉を開けた先にある「おもてなし」もカフェそものです。・・・? 



「凧」の温泉は、「メタケイ酸」が豊富で、内湯が単純泉、露天はナトリウム炭酸水素塩泉と異なった2つの自家源泉(天然温泉100%)を持ち、それぞれ化粧水の湯美人の湯と呼ばれ、女性にとって嬉しい泉質になっています。

 
【内湯】 弱アルカリ性単純泉 (化粧水の湯)

内湯には、25度(源泉そのまま)の浴槽と、源泉を39度、43度と加熱した3つ浴槽があり、3種の温度で天然の温泉を「かけ流し」で楽しめることができます。
硬度28,8(軟水)のなめらかでキレイな源泉がトクトクと湯船に注がれています。

「メタケイ酸」が豊富な温泉は、古い角質や脂を取り除き、肌の水分量を増やす働きがある。 と、言われる通り、しっとりとした肌触りが特徴でした。

 
【露天】 ナトリウム炭酸水素塩泉 (美人の湯)

こちらが露天風呂です。 若干、色が付いて見えるのは気のせいでしょうか・・・?
「しっとり」とした内湯と違って、こちらはツルツル(さっぱり)とした感覚のお湯でした。
「天然イオン」(メタケイ酸ともに)は、乾燥や年齢とともに固くなったお肌を柔らかくし、肌年齢を若返らせてくれると言います。 
2つの湯船を交互に浸かった後は、もっちりと・・・ そして、スベスベな肌が期待できます。・・・
しかも、源泉が豊富なため、シャワーやカランから出るお湯(水)もすべて「源泉」を使用しています。 洗髪も化粧水で・・・ (当然、一度使ったお湯は、再利用してません。)



天然温泉「凧」は、キレイな源泉を大切にしている事が、建物を見ているだけで伝わってきます。 (秘湯(珍湯)ばかり入っていると、ものすごく新鮮な感じを受けます。・・・
建物もオシャレですから、温泉はちょっと・・・ って方も安心ですし、何よりも女性にとって嬉しい温泉ですので、ぜひ訪れてみてください。

前回投稿後に、(Kumi)と訪れてきました。・・・
この「温泉」に入った後は、化粧水を使わなくても肌が「しっとり」している・・・ と、感激していました。・・・

 

そして風呂上がりには、これがオススメです。 ジンジャエール・・・
底には、「生姜」が沈殿しているので混ぜて飲みますが、市販の物とは違って激しい衝撃が・・・   しばらくすると、お腹の辺りがカァ~となってきます。

温泉「凧」は、肌にも優しく身も胃も温まるオシャレな温泉でした。・・・ (キモト)

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第19回厳選・源泉温泉 曲水温泉 「曲水宛」

2010年01月29日 | 厳選・源泉温泉
月例の「厳選・源泉温泉」です。・・・  今回は、地元金沢にある「曲水苑」を紹介します。
場所は、湯涌温泉に向かうようにして「湯涌ゆずの街道」を進み、七曲町に入るように右折します。(標識アリ) 浅野川を渡った先(高台)に、今回の温泉があります。 

 

これが「曲水苑」のお宿です。 一見、普通?の「お宅」の様に見えますが、かえって親近感が持てると同時に、温泉にも期待が高まります。
玄関では「日本秘湯を守る会」の提灯がお出迎え。・・・ 石川県では数件しか登録されていません。
但し、こちらは宿泊者(休憩)専用の玄関です。・・・ 「日帰り入浴」の場合は、建物の横にある別の入口になります。(入浴料500円)



これが、「曲水苑」の内湯です。 木で造られた年季の入った浴槽や壁が秘湯の雰囲気を出しています。
泉質は、ナトリウム、カルシウム、塩化物泉(弱アルカリ性高張性高温泉)で、神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器症、冷え症、アレルギー性疾患、慢性皮膚病、慢性婦人病などに効果があります。



湧出量は81.3ℓ/分、泉度46,7度の源泉が湯船に注がれています。(加熱・掛け流し) 色は無色透明で、味はかなり塩辛いです。・・・ 
その他、この「曲水苑」の源泉には、天然のラドンや肌に優しい成分が含まれており、アトピーにも良いとの評判で遠方からも訪れる方が多いそうです。



こちらが「露天風呂」です。 解放感と山里の静けさが相まって心を癒してくれます。 内風呂は42度前後と適温なのに対して、露天はかなり低め・・・ ゆっくりと浸かれるので、源泉を思う存分満喫できます。 この時期の夜の露天は最高ですよ。・・・



露天風呂から見た景色です。・・・ 奥には、湯涌温泉に向かう街道が見えるのが解りますか・・・?
周りが「田畑」でなので、田んぼの真ん中で裸になり風呂に入っている気分です。・・・  ああ爽快・・・?



ここのフロントには、著名人のサインも飾ってありました。  へぇ~・・・ あの人も入ったのか。・・・  
誰とは書かないので、実際に行って確かめて下さい。・・・



「隠れた名湯 曲水苑」・・・ が、示すように、まさに知る人ぞ知る名湯です。
街道をそのまま湯涌温泉に向かうのが一般ですが、その途中、こんな立派な源泉を持つ温泉を知っている方は、地元の方でも少ないでしょうね。・・・(金沢といえば湯涌が有名ですから)
山環(田上町)からも10分ほどで着きますので。 ぜひ一度ご賞味ください。・・・ 個人的には、奥に存在する温泉よりも泉質は好みかな・・・? (いろいろ入ってみて、自分に合う温泉(泉質)を見つけるのも楽しみの一つです。)
 
近くて、泉質も良いので、ココは「オチャサイズ家」の「定番の温泉」としていつも利用しています。・・・(キモト)

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第18回厳選・源泉温泉 「子安温泉」

2009年12月21日 | 厳選・源泉温泉
こんな冷え込んだ日は「温泉」の有難味が一層身にしみますね・・・
・・・てな事で、月例の「厳選・源泉温泉」時間です。・・・ 今回ご紹介する温泉は、上信越道の須坂長野東ICから30分ほど高山村方面に向かった所にある「子安温泉」(こやすおんせん)です。 
この高山方面には、紅葉スポットの松川渓谷、そして名湯(秘湯)として名高い「五色温泉」や「七味温泉」が存在します。 が・・・ そこは「オチャサイズ」らしく、普段あまり紹介されることがない「温泉」を紹介していきます。 



高山村方面へ向かう県道を看板を目印に側道にそれます。 県道は松川渓谷へ向かう車が行き帰りしますが、側道は「子安温泉」に向かうためだけなので、交通量はほとんどありません・・・ 



しばらくすると看板が・・・ 看板からも「隠れた温泉」の雰囲気が出てます。 



そして到着です。・・・ これが、長野県上高井郡にある「子安温泉」です。
中央の窓口で入湯料を払い右手が男湯、左手が女湯となっています。 中は扉を開けると目の前がすぐに脱衣所で、風呂(温泉)以外何もない・・・ まさに「温泉小屋」そのものといった感じです。



「子安温泉」の湯船です。・・・ 真っ先に目に付くのは、この黄褐色の白濁したお湯です。
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉、源泉の温度が35℃前後とやや低めなので、加熱して湯船に注がれています。(かけ流し)




源泉はこの通り、無色透明ですが空気に触れると黄土色になるようです。
このお湯は飲泉も出来るようなので、飲んでみると鉄の味とかなりのしょっぱめです。・・・



そして、室内にはもう一つお湯が出ている場所があります。 こちらは、主に「かけ湯」用として使用されていました。  但し、こちらの温度はぬるめ(35℃ほど)だったので、おそらく人の手が加わってない生の源泉だと思われます。・・・ ところが不思議なことに色が無色・・・? 匂いも硫黄の香りが強く、明らかに湯船のお湯と異なっています。 これだから温泉は不思議なのです。(次回、行った時に聞いてみようと思います。)


寒い日が続くので、大きめの写真で雰囲気だけでも・・・

お湯は適温で、体に馴染んでいくような気持ちよさです。 「当たりです・・・」 室内もすべて木で作られており、大衆浴場では決して味わうことができない温泉がそこにありました。・・・ その反面、この「子安温泉」は、湯治を目的としているため、体を洗う場所がありませんので注意を・・・ (禁止ではありません)  
(Kumi)は湯船のお湯で洗髪してました。 ・・・ フツー かけ湯の方のお湯を使いません ・・・ ? 

お湯はアトピーや皮膚疾患、痛みの緩和に効果があると評判で、遠方からも訪れる方やリピーターが多いようです。  その他、「子宝」に恵まれる湯として最近注目を集めています。

あまり取り上げられることが少ない温泉ですが、実にいい「温泉」でした。 機会があればぜひご賞味下さい。 
まだ、このような隠れた名湯が存在するんだろうな・・・ だから「厳選・源泉温泉」は続くのです。・・・(キモト) 



湯船にタオルを入れない・・・ これ「温泉」の常識・・・
「子安温泉」は、心の他に「タオル」にも温泉が染みわたります。・・・


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第17回厳選・源泉温泉  小川温泉元湯「天然洞窟野天風呂」

2009年11月14日 | 厳選・源泉温泉
北陸自動車道を朝日ICで下車、県道45号線で小川(河川)沿いを上流に向かって進みます。
どんどん山の中に入って行き、その終点に今回紹介する「温泉」、小川温泉元湯「ホテルおがわ」があります。 


立派な?外観でいつもの温泉とイメージが違うなぁ・・・ って  安心なさってくだせー、今回紹介するのは「この宿」の施設内にある温泉ではありません。
「敷地内」=裏山にある天然洞窟野天風呂です。 

行くにはフロントで入湯料の500円を払い、建物の側道を通って河川敷に向かいます。


橋を渡り、左に見える「あぜ道」の先に、目指す「露天風呂」があります。
フロントから徒歩15分くらでしょうか。


着いた先に、いきなり男女別の脱衣場があります。 う~ん・・・ 野趣満載! 


肝心の「温泉」はというとすぐ隣(奥)にあります。 一つだけ・・・ そう、一つだけ。
もうお気づきですね、この「天然洞窟野天風呂」は、混浴 なんです。
しかも、通りからも丸見えなので温泉慣れしてないと脱ぐのに抵抗があるかもしれませんね。


そんなことはお構いなしに向かった湯船は、三分の一が洞窟で覆われた開放的な露天風呂です。

 
源泉流出口が岩の上にあり、配管を通しドバドバと湯船に注がれ、そのまま再利用されることなく、かけ流されています。 
その他にも、周囲のいたる所から源泉が滲み出しており、洞窟の中にいると「温泉」が大地の恵みであることを実感します。


泉質は炭酸水素塩泉で、湯船は低めの39度ぐらいなので気持ちよく入浴できます。 
源泉は、ほんのり硫黄の香りがして、見事なほど綺麗(透明)なお湯です。 

肌触りも良く滑らかで、浸かっていることを忘れてしまいそう・・・
まぁ混浴なんで誰かが来ると、ドキッ として、すぐ風呂に入っている事に気づかされますがね。


もう一つ目につくのは湯船の淵に着いた石灰です。
これは、源泉に含まれる炭酸カルシウムが溶け出し、長い歳月をかけ沈殿してしてできたものです。 
この白色かかった石灰が、透明な源泉と相まって大理石の湯船に浸かっているかのような空間を演出しています。

 
滲みだした源泉も石灰のオブジェを形成し、これらは石灰華「湯の華」と呼ばれ、朝日町の指定天然記念物に指定されているそうです。
快晴の空・・・ 穏やかな風・・・ 開放的な空間・・・ 貴重な湯船・・・ そんな贅沢な時間を独り占めしていると・・・
 そこに、突然お客さんが、それも〇〇〇が・・・  こ、こ、ここは混浴ですよ。

「すいません・・・ ご一緒してもよろしいでしょうか?」 の言葉もなく大胆に堂々と。
し、しかも若いやん! オイオイ・・・ ちょっと待って。

                  
                  
                  
                  
                  

うぁ~ ピチピチじゃん・・・ 肌なんかも艶ツヤ・・・ ちょっと、やばいって・・・ 

                  
                  
                  
                  
                  

そんなに、寄ってこなくても・・・ ここは山の中、しかも二人っきりです。

                  
                  
                  
                  
                  

ス、スタイル抜群! で、でもじっと見つめることはできません・・・ そして責任も持てません??? 

                  
                  
                  
                  
                  


しかし見事な艶 ピチピチじゃん! きっと温泉に浸かっているからだね。
ここは、山ん中・・・ 誰が入浴に来るか誰も想像はつきませんが、ぜひ開放的な温泉を楽しんでみて下さい。 

小川温泉元湯「ホテルおがわ」の野天風呂は、この洞窟風呂の他にも 女性専用の湯船 が別にありますので女性の方でも安心して入れます。(最初に言えよ) 

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混浴に・・・ ドッキリ・・・!

2009年11月12日 | 厳選・源泉温泉


晴天の空を割るかのような深い谷の「Vの字」。・・・ そこは山ん中、出湯わくとこ、大地の恵み・・・

さて・・・ 今月の(第17回)「厳選・源泉温泉」 公開が近づいてきました。
何やら「興味あり?」・・・ でなく、「意味あり」なタイトルですが、はたしてその内容はいかに・・・ 
只今、編集中・・・ お楽しみに・・・(キモト)  「厳選・源泉温泉」始まって以来の衝撃映像 ・・・?

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第16回厳選・源泉温泉 「月岡温泉 浪花屋」

2009年10月10日 | 厳選・源泉温泉
前回に引き続き「月岡温泉」の紹介です。・・・  ( 前回から読み直すといいかも ・・・ )



今回、紹介する温泉は、新潟県にある「月岡温泉・浪花屋」です。  (温泉地の詳しい説明は今回は省略します。) 「浪花屋」は、前回に紹介した「くまどや」のすぐ隣にあります。
民家全開  の「くまどや」 でしたが、こちらの「浪花屋」は、ちゃんとした旅館です。 ( し、失礼 ・・・かな ) 



これが、「浪花屋」の湯船です。 「くまどや」の独創的な丸い湯船に対し、シンプルな湯船です。・・・ 硫黄の香りが充満して、温泉気分が高まります。 
温泉の温度は、こちらも同様「やや高め」でしたが、「隣」よりも比較的入りやすかったです。



「くまどや」と同じ源泉を使用し、湯船に「かけ流し」ています。(ゆえに、人が湯に手を加えてない温泉が、この二軒なのです。)
泉質は、含硫黄ナトリウム塩化物泉(弱アルカリ性低張性高泉)湧出温度が51度の源泉が、そのまま湯船に絶え間なく注がれています。
この「月岡温泉」は「美肌」の効能としても有名で、磐梯熱海温泉、いわき湯元温泉とともに「磐越三美人の湯」として知られています。(前回から引用)
但し、タイルの色が関係してか、お湯がエメラルドグリーンに見えないところが少し残念です。 



「月岡温泉」の源泉は、硫黄の含有量が日本で、1.2位です。 そのために蛇口や浴槽の至る所が黒く変色しています。 こういうのを目の当たりにすると、ご主人の源泉に対する愛着(こだわり)が感じられます。 これをきれいに磨いたりすると、源泉の持つ「力」が入浴者には見えませんからね。・・・

そして、浪花屋の湯船には、月岡温泉の最大の特徴が一目で確認できます。・・・ 見てください。・・・



・・・  です。・・・
月岡温泉は石油の発掘によって湧いた温泉です。 この地下の湯(水)脈には油成分が混じっているのでしょうね、このように湧いた源泉には、黒い「湯の花」が浮かび、水面には膜を張ったように「油」が漂ってます。・・・  かと言って、体がベタつくこともなく、反対にしっとりと肌が潤うから不思議です。 地元の人曰く、「湯の花」がハッキリと確認できるのは、「ここら」だけのようです。 



大型化する「月岡温泉」にあって、昔ながらの源泉を守り提供している「くまどや」と「浪花屋」・・・ どちらも個性的で温泉の魅力を堪能できる素晴らしい宿です。

【PS】 今夜は「浪花屋」に素泊まりし、温泉を十分に楽しみました。 夕食は地元の居酒屋で一杯・・・  宿泊先を言うと「温泉好き」が、モロばれ・・・  この2軒は、温泉通の方しか訪れず、地元でも有名なようです。 月岡に行ったら、ぜひこの2軒ですよ。・・・



最後に恒例・・・ 好例??? の 【温泉アート】です。・・・
「かけ流し」の源泉にスローシャッターです。・・・  油がテールライトの流れのように表現してみました。・・・(キモト) 


  

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第15回厳選・源泉温泉 「月岡温泉・熊堂屋」

2009年09月20日 | 厳選・源泉温泉
「月岡温泉」は、大正初期に「石油掘削」のための井戸から湧いたお湯によって建てられた共同浴場(湯治湯)が始まりです。・・・ 今では旅館軒数22軒、収客4200名を超える新潟を代表する一大温泉地として発展しています。・・・

・・・このコーナーで、何度も言っているように「温泉場」として発展することは良いことなのですが、旅館の数(収客人数)が増えていくと、その犠牲となるのは必ずと言っていいほど「お湯の鮮度」です。・・・ 噴出量は限られています、それ超える人が入浴した場合、必然と「新鮮な湯」が足りなくなり、循環や加水に頼らざる得なくなります。 

そんな「月岡温泉」でも「源泉」に人が手を加えず、直接湯船に注がれている宿は、2軒しかありません・・・(22軒あるうちの2軒)
今回、紹介するのは、その貴重な2軒です。・・・ どちらも温泉の魅力を十分に味わえる素晴らしい温泉です。
それでは・・・ まず最初に「内湯・くまどや」からです。・・ 



こちらが、その宿です。・・・ お宿というより「民家」といった感じですが・・・



玄関にはちゃんと「くまどや」と書かれた看板がありますが、何も知らずに通ると、ここが「温泉」だとは誰も気が付かないでしょうね・・・(文字も薄いし・・・)
そして、中に入ると、その思いは一層激しさを増します。・・・



どうですこの様子・・・ ここは本当に お金を払って入る所・・・??? 「温泉」なの・・・? お客をとるなら、もう少し整理整頓して綺麗にしてよ・・・ 
なんて全然、思いませんね・・・  反対に、ますます期待が高まります。・・・ 



風呂場は左側と正面の2ヶ所にあります。 男女別になっている、というわけでもなく空いている方に勝手に入る仕組みになってます。・・・・ つまり先客がいた場合、空くまで待たないといけません・・・(理由は後でわかります) いわいる「貸切風呂」です。
それでも入る理由がこの「くまどや」にはあります。・・・見てください、この美しさ・・・









どうです・・・ この美しいエメラルドグリーンのお湯は・・・バス●リンのような入浴剤は入っていませんよ・・・ 天然です 天然・・・
四畳半ほどの浴室には硫黄の香りが漂い、その中心に円型の湯船が・・・ いや~ 声を上げて感動しましたね・・・



泉質は、含硫黄ナトリウム塩化物泉(弱アルカリ性低張性高泉)湧出温度が51度の源泉が、そのまま湯船に絶え間なく注がれています。(もちろん、かけ流し)
この「月岡温泉」は「美肌」の効能としても有名で、磐梯熱海温泉、いわき湯元温泉とともに「磐越三美人の湯」として知られています。 また、硫黄の含有量も万座温泉に次ぐ日本第2番目となっています。  
ある所には日本一と書いてあるし・・・ まぁ~あまり関係ないけどね・・・

し・しかし・・・一つ難点が・・・ あ、熱いやん・・・ むちゃくちゃ熱かった・・・
湯船の温度は45~46度はあるでしょうか・・・ 生粋の「源泉」なんで水を加えるわけにはいきません、そろりそろりと入浴です。・・・ うぁち~
入ってしまうと、硫黄の香りが温泉気分を高め、肌にお湯が馴染み、体がツルツルとしてきます。 そして、このお湯が「美肌の湯」っていう事を実感することができます。・・・

今日は、他に誰もいなかったので、そのままタオルを巻いてもう一つの風呂場に直行です・・・



こちらは、先ほどよりも湯船は狭く、温度もぬるめでした。・・・
これで、この「くまどや」が「貸切風呂」っていう理由がわかったでしょ・・・?
湯船が狭すぎて1~2人入ると満杯なのです。・・・ 冒頭でも書いたように、湯の鮮度と「月岡」の歴史を守るために、これが精一杯なのかもしれませんね。・・・ この雰囲気もとても素晴らしいです。

風呂から30分で出てくると、「早すぎ・・・」 と、名物女将?から注意(お叱り)を受けました。・・・ 多少熱かった事を告げると、待ってましたかのように、「体を湯に慣らしながら時間をかけてゆくりと入こと・・・ もう1回入る・・・?」 う~ん・・・ 建物も湯船もお湯も女将も、超個性的です。・・・

隣で(Kumi)が見たことがないほど全身にを掻いてました。・・・ 
「オチャサイズ」より汗掻くわ・・・ こんなに汗を掻いたこと、生まれて初めて・・・(Kumi) と、体が温まったことに驚いていました。 「オチャサイズ」 敗北・・・?

休憩後、もう一つの温泉宿に・・・ 「月岡温泉」のさらなる魅力は次回に・・・(キモト)

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第14回厳選・源泉温泉 「明光ラドン温泉」

2009年08月24日 | 厳選・源泉温泉


今回紹介する「お湯」?は、白山市(旧鶴来)にある「明光ラドン温泉」です。
写真にも解るように、加賀産業道路沿い「グリーンパーク松任」の裏・・・ その住宅地の一角にあります。・・・ よって、地元の方以外にはあまり知られていない「穴場」のような「温泉」です。



これが「明光ラドン温泉」です。・・・ えっ・・・「銭湯」・・・??? 
そ、そうです・・・ 簡単に言うと、今回の「厳選・源泉温泉」は、ラドンを利用した銭湯の紹介になります。 看板にも書いてあるように「ラドンの温泉で健康」・・・これが、結構いけるのです。・・・ (たまには、こんなんもいいかな・・・?)



玄関を入った所にあるロビーです。・・・ 気取らずに落ち着いた感じがします。 そして、この施設では宴会や宿泊もOKなのです。 肝心な「風呂場」は突き当たり、暖簾の向こう側です。・・・



脱衣場には、ラドンの紹介が書かれています。・・・ ぬるめのお湯に、汗が出るまでゆっくりと浸りラドンを皮膚と呼吸によって体内に吸収するとのこと・・・(詳細は写真を参照) ふむふむ・・・
 


入浴時間を5~10分/1日3回・・・ それ以上は体に「負担」となるようです。・・・ へぇ~
「ラドン」・・・といってピンと来るのが、以前に紹介した、能登にある湯川温泉「龍王閣」です。 
湯川温泉は、「天然のラドン」が源泉に含まれているのに対して、「明光ラドン温泉」の場合は鉱石を用いたものです。 
さて、その「ラドン」の効果はいかほどか・・・?



こちらが、その風呂場になります。
お湯は無色透明で無臭、塩素の臭いも感じられず、一般のお湯よりも硬さ(抵抗)を感じました。 それと、案内にあった通り温度がぬるめのため、体に負担が少なくゆっくりと入浴できます。 5分過ぎから額に汗を掻きはじめ、身体が温まっていくのが実感できます。・・・ (ぬるめのため、すごく気持ちがいいです。・・・



となりには「泡風呂」もあります。
そして、気持ちの良い汗を掻いた後は・・・ これです。・・・



「水風呂」です・・・
この案内板も面白いです。・・・  初めはそろりとはいるべし・・・ (そりゃそうだ、普通は心臓に悪くて、いきなり飛び込めません・・・) 肌がいきいきしても驚くべからず・・・ 湯上りのシメに使うべし・・・ (はい・はい・・・



大人一人が横になれる広さの浴槽です。 そろり・・・と、入りました。
うぁ~肌が引き締まって気持ちがいいです。・・・ 癖になること注意すべし・・・(確かに・・・癖になりそう・・・) 気のせいですが、普通の風呂にある「水風呂」と気持ちよさが違う気がするような・・・(そんな馬鹿な・・・)
写真でも見えるように、室内には「ラドン」を含んだ蒸気が充満しており、たとえ「水風呂」に入っていても、説明のように呼吸で「ラドン」を体内に取り入れることができます。



その「ラドン」には驚く効果が・・・ 思わず目を細めました。・・・ (すごいっすね・・・)



そして、風呂あがりには「ラドン入浴の心得」にも書いてあった酵素入りラドンミネラル水を一杯・・・ 若干硬水のような苦味を感じますが、熱った体に染みわたり、とても美味しいです。・・・(調子こいて3杯いただきました・・・

「明光ラドン温泉」は、秘湯といった感じは全くしませんが(その代わり銭湯らしさ満載です。)お湯(温泉)を楽しむという点では十分に味わえます。・・・ 気取らず、ちょっと汗でも流しに行こうか・・・ という「ノリ」で風呂屋に行って見てください。 温度も低めなので子供もきっと喜びますよ。・・・

余談ですが、脱衣場で懐かしい「物」を見つけました。・・・ 



どこの家庭にもあった「ぶらさがり健康器」です。(えっ・・・ありませんでした。・・・?) 今の若い?方は見たこともないかも・・・
そのうち洋服掛けになっていく運命ですが・・・
今思うと、これにぶら下がって健康になるのか疑問ですね・・・ 

「オチャサイズ」は「お茶」と「運動」を通じ、皆さんの「健康」のお手伝いをさせていただいています。・・・(キモト)


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第13回厳選・源泉温泉「庄川峡・湯谷温泉」【後編】

2009年06月30日 | 厳選・源泉温泉
「庄川峡・湯谷温泉」の【後編】です。・・・ まず先に【前編】からご覧下さい。



【前編】の最後に紹介しましたが、この「温泉」には体を洗う場所が無いのです。・・・



写真でも確認できますが、このように階段を下りるとすぐにお湯(湯船)に足が浸かります。・・・  と、ところが・・・



見てください。・・・湯船の壁に置かれたボディーシャンプーを・・・
「湯船の中で体を洗ってください・・・」 とでもいうのでしょうかね・・・?
源泉も豊富で、かけ流されているとはいえ、湯船の中で体を洗うのは抵抗があるものです・・・ 皆さんは、どう感じますか・・・?

このような、ミステリー(謎)は、温泉の魅力を一層高めてくれます。・・・



外から見た浴場の外観です。・・・ ドーム状のコンクリートで囲まれており男女で半々に分かれています。 外観や設備にお湯と、何一つとっても「味」のある建物ですね。・・・ (写真からダムの麓で、川沿いにあるのが解りますね・・・)
何と、「素晴らしい・・・」



そしてここは・・・ 落ち着いた雰囲気の「客室」です。・・・ ここでは、ゆったりとした時間が流れ、自然の「音」が静かな部屋に流れていました。・・・ 



もちろん、窓を開けると眼下に小牧ダムと庄川が広がっています。・・・
私が「物書き」 だったら、一日滞在して、ここで仕事をしてみたいですね・・・ そんな気持ちにさせられた、とても素晴らしい「温泉宿」でした。・・・

「深谷温泉」で好評だった?「湯船アート」を今回も披露したいと思います。・・・



この浴室には天窓があり、そこから陽の光が射し込んで室内を幻想的な空間に演出しています。・・・




湯面に当たった陽の光を「測光」を変えて撮影してみると、海底に沈んだ古代の神殿のようになりました。・・・ 建物も西洋風の風呂に見えなくもないかな。・・・



「ターミネーター2」のエンディングぽく・・・(溶鉱炉ではありませんが・・・


今回、2回に渡って紹介した「湯谷温泉」は、建物にも風情があり、立地や展望もすばらしく、そして、「源泉」もじっくりと堪能できる、大変「素晴らしい温泉」でした。・・・ 源泉も39度と低めにもかかわらず、加熱していないことにも好感がもてます。 源泉の重要さを認知している証拠ですね。・・・(もちろん、かけ流し) 金沢からも遠くないので、ぜひ行ってみてください・・・「オチャサイズ」超オススメ温泉です。・・・

【PS】 お湯の温度が低くめなので、子供にも優しく「源泉の砲台」があったりと、親子で一緒に楽しめる「温泉」ですよ。・・・ ちょっと「オチャバケ」・・・?
(但し、水深が1mと深めなので注意が必要です。)



この砲台?の形も・・・ 想像にまかせますが、よく見ると・・・ ちよっと、○やらし・い・・・???

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第13回厳選・源泉温泉「庄川峡・湯谷温泉」【前編】

2009年06月26日 | 厳選・源泉温泉
「超オススメ温泉」の「庄川温泉郷・湯谷温泉」を紹介します。
場所は、お隣富山県は南砺市・・・国道156号線で白川→利賀方面に向かい、庄川を渡ったすぐの所にあります。・・・ 大きな看板や、温泉の名が入ったバス停がありますのですぐに気づきます。



空き地のような駐車場に停め車から降りると、真っ先に巨大な「小牧ダム」が目に入り、何とも言えない緊張感で胸が高まります。・・・ 何せ、この真下に「温泉」があるのですから・・・



逸る気持ちを抑え、側道を下って行きます。・・・気持ちが焦り、下り坂が余計早足に・・・



そして着きました。・・・ これが「湯谷温泉」です。・・・
一見、普通の民家・・・?(失礼) のように見えますが、ちゃんとした宿泊施設です。 (日帰り入浴料は500円です。)

今回は、この「温泉宿」の様子を、少しでも実感できるように紹介します。



建物の中に入り、真っ先に向かったのは「浴場」ではなく客室でした。・・・
期待通り、眼下には庄川の清流が流れ、奥には巨大な「ダム」がそびえていました。・・・ 「素晴らしい」  そして肝心の「温泉」に向かうには、さらに下ってダム方面に行かなければなりません・・・ (この雰囲気で、風呂に入る前から半分やられてました。・・・)



歴史のある佇まいの縁側を奥に進み・・・ そしてまた、この無意味と思えるような曲がり具合がオタク心を燻ります。



さらに階段を降りて・・・ 



途中、ビニールシートに囲まれた(秘湯へ向かうぽい?) 階段をさらに下って行きます。 益々いい感じになってきました。



すると、ようやく浴室が見えてきました。 ここまで来るだけで、満足感で一杯です。・・・ 風呂場に向かうだけで、ここまでワクワクする「温泉」はめったにありません。



そして「脱衣場」です。
階段の突き当たりに、左右男女別に設けてあるのですが、単にアコーディオンカーテンで仕切られているだけの簡単な物です。・・・



風呂場に向かう階段を下りてビックリ・・・ いきなり「湯船」なんです。・・・ そう・・・

この温泉は、体を洗う場所が無いんです。
「す・素晴らしい」



浴室は年季の入ったコンクリートで囲まれており、天窓からは日差しが射し幻想的な空間を演出していました。 

もう・・・「素晴らしすぎ・・・」・・・
泉質がナトリウム・カルシウム塩化物泉で、温度が39.5度と低めの源泉がそのまま注ぎ込まれています。 
公表では「塩化物泉」となっていますが、雰囲気を後押しするかのように「硫黄」の香りが漂っています。
お湯には若干のヌメリ感がりあり、肌に気持ち良くまとわり着きます。
そして何よりも、お湯の温度が39,5度と低めなので「長湯」をしてもほとんど疲労感を感じず、いつまでも、このまま浸かっていたい(出たくない)・・・ そんな気持ちになる「お湯」でした。・・・ 



写真でも解るように、水深が1mほどあるので立って入浴する事も可能なのです。
そして、写っている砲台?の先から源泉が注がれています。・・・

・・・で、何か気になりませんか・・・?
・・・砲台の奥です。・・・  ・・・んん・・・??? 
 
・・・壁の向こうは「女湯」です。・・・
・・・気づきました。・・・???

そう・・・



何と、源泉流出口から「女湯」が覗けてしまうのです。・・・

「す素晴ら・・・」 ・・・いえいえ・・・ ・・・ ですから、女性の方は注意が必要です。・・・

写真では、この「源泉流出砲台」は、おとなしく静かに噴出しているかに見えますが、実は・・・

               
               
               
               
               
               
               
               
         


 何と、とんでもない勢いで湯船に注がれているのです。
しかも、この砲台は「シーソー」のように上下に動くため、男湯と女湯でかけ合うのも楽しいかもしれませんね・・・ (良い子はマネをしてはいけません。・・・)

・・・と、まぁ~「お湯」も「雰囲気」も申し分なく素晴らしいのですが、こうした源泉砲台?のギミックもあって、魅力満載の浴室でした。・・・



源泉はもちろん「かけ流し」で浴槽の脇から、すぐ外に放出され・・・



このように、「お湯」は再利用することなく庄川に流されています。・・・
こうして見ると、源泉に人の手を加えることなく湯船に注がれ、その後、排出されていることが、確認できますね。・・・ この排出のプロセスを確認するのが本当に難しいことなんです。・・・ 浴槽の底や、排水口の向こうは確認できないですからね・・・ 

まだ、この「湯谷温泉」の不思議?・・・ 魅力は続きます。・・・
次回、【後編】で・・・

【予告】



覚えておいて下さい。・・・ 最初に紹介したように、この浴室には体を洗う場所が無い・・・って、ことを・・・(キモト)

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第12回厳選・源泉温泉「角間温泉・傳習館」

2009年05月16日 | 厳選・源泉温泉


今回の温泉は、信州、湯田中温泉を進み、志賀高原の麓にある「角間温泉・傳習館(でんしゅうかん)」を紹介します。
場所は、国道292号線の角間大橋の真下、角間川沿いにあります。・・・ 写真でもわかるように、のどかな景色が目の前に広がります。・・・(奥が志賀高原です。) 



下から見上げた「角間大橋」です。
昨年、この「角間大橋」を通りかかると眼下に温泉らしき施設は見当たらないものの、蒸気が立ち昇っているのが見えました。・・・ その、気になっていた場所に、気になる「温泉施設が出来た」・・・という情報を得たので、さっそく行ってきました。・・・



周りの景色と、あまり馴染まない新しい温泉施設です。・・・ 建物の中の内外はとても綺麗で清潔感があります。 
以前、この場所には、日帰り温泉の老舗「とらやの湯」があり、多くの温泉好きを魅了していたそうです。・・・ 昨年、橋の上から見た「蒸気」は、閉鎖された「とらや」の源泉の蒸気だったようです。・・・そこが、昨年リニューアルされて、再開した温泉施設が「傳習館」というわけです。・・・



これが、その温泉好きを魅了した「傳習館(とらや)」のお湯です。
泉質は、ナトリウム塩化物泉で、PH7,3の中性泉です。 ほのかに硫黄の香りがしますが、無色透明で味もあまり感じられません。
この温泉の最大の特徴は、源泉の温度が90度以上あることです。・・・



源泉が90度もあると、湯船に入れたものでありません。・・・パンフレットには「加水はしていません」と書かれているので、何かしらの方法で一度冷ましてから湯船に注がれているものと考えられます。・・・

源泉流出口を観察して見ると2本の配管が出ており、上の管からは熱湯(源泉)が・・・下の管からは温めの湯が出てました。・・・2本を混ぜて適温にしているようです。(方法はわかりませんが・・・)

湯船には、数本の温度センサーが備え着けてあり、フロントでしかりと温度管理されているようです。・・・ 温度が温度だけに、それほど気を使う「お湯」なんでしょうね・・・  実際に湯船は適温にちゃんと調整されており、滑らかで優しいお湯でしたよ。・・・

・・・て、何もこれだけのために250kmも離れた「温泉」に、わざわざ出かけた訳ではありません・・・
理由はこれなんです。・・・
                
                


ヤギさんでーす。・・・



この施設にはヤギが飼育されており、何と、そのヤギは好き嫌いが激しいそうです。・・・ この日も、甘いバナナの皮ばかり狙ってました・・・
・・・???・・・ 
・・・って、あんた、ヤギなんか目的じゃないにか・・・(kumi談) 



し、失礼しました。・・・
この「傳習館」は、ある「コンセプト」をもとにリニューアルされました。・・・
その「コンセプト」とは、「湯」「食」「リフォーム」の三つです。・・・「家のリフォーム」・・・? 湯を通じ、食を通して「健康」を提案するのは解るのですが、リフォームってね・・・?  

「お茶」「運動」「デザイン」をコンセプトにしている「オチャサイズ」にとって、似た感覚があったので、一度伺ってみたというわけです。・・・

どうやら、ここを手がけた建材業者が「傳習館」を管理運営をされているようで、 リフォームにより、工事後の夢が現実になる過程を「温泉場」で提案する施設でした。・・・、また希望があれば農作業も体験できるようで、土や自然に触れることで「食」への感謝も養っているようです。・・・
施設の方と話しをしていると、「お茶」と「運動」を通じて「健康」を提供する「オチャサイズ」にとって、参考になる所が多数あり、とても勉強になりました。・・・

もともと、歴史のある療養温泉施設が、まったく新しいコンセプトで再開したって感じですね。・・・ これが、あと何年・何十年か経って「味」のある「温泉」になって行くのですね・・・ 

【PS】 新しい施設ですが、「お湯」は人気が高く(昔から変わっていないので・・・)次から次へとお客さんが訪れていましたよ。・・・ 

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