オチャサイズのブログ

お茶の効能を運動に取り入れたエクササイズです。

第11回厳選・源泉温泉「深谷温泉・元湯石屋」

2009年04月03日 | 厳選・源泉温泉


紹介する温泉は、金沢市(森本の奥)にある「深谷温泉・元湯石屋」です。
「深谷温泉」は、今から1200年前に発見され、江戸時代に加賀藩、前田守家によって発展を遂げ、今日に至ります。・・・まさに「百万石の奥座敷」ともいえる温泉です。



近代的な施設ではないのですが、歴史的な風情が建物からも感じ取れます。・・・
玄関から浴室まで、長い回廊を通って向かいますが、庭園や、きしむ床の音・・・不用意な階段や曲がり角・・・天井の高さに道幅・・・ まるで「お城の中」を歩いている気分です。・・・



これが、「深谷温泉・元湯石屋」の湯船です。(写真は露天風呂です)
回廊からの雰囲気とは反対に浴室は近代的で、綺麗に整備されています。・・・個人的に浴室内も歴史を感じる昔風の造りなら良かったのですが・・・

・・・もう、お気づきですか・・・?

そうです、お湯の色が黒色ですね・・・  ここ「深谷温泉」の一番の特徴は、この「黒色のお湯」にあります。・・・



このお湯の泉質は、モール泉と呼ばれています。・・・
モール泉とは、地下の地層内にある、太古の植物が堆積して長い年月をかけてかけできた腐植質が、温泉(地下水)に溶け込んだものです。

泉質は含重曹硫黄泉、源泉の温度は21,5度、湧出量は毎分45ℓです。色は強褐色で、ほのかに硫黄の香りがします。 この、モール泉も「にごり湯」の一種ですが、他とは違い、湧き出た時から色がついてます。(白色や茶色の湯の多くは、湯口では無色透明で空気に触れると、温泉の成分が粒子となって混濁します。(第4回の神代温泉参照) 



温泉というよりも「コーヒー」に浸かっているように見えますね・・・

お湯はアルカリ性(ph8,4)という事もあり、「とろり」としてツルツル、それほど熱くないのですが、体がよく温まります。・・・写真からも「トロっ」ってした感じが伝わりませんか・・・? このお湯も「美肌の湯」として期待できますね・・・案内には、女性の方に洗顔後の「化粧水」としてお試し下さい、と紹介されてました。・・・その他に、糖尿病にも効果があるらしく、飲泉すると血糖値が改善されるようです。



案内をよく見ると効能の中に「痔」に効果絶大と書かれてますね・・・ そして、その後に、女性に「化粧水」としてお試し下さい・・・  う~ん・・・ 使う方にしてみたら「痔」と「化粧水」だとイメージが異なり、抵抗がありますね・・・

金沢市内からもそう遠くありませんので、珍しいモール泉と風情あふれる館内を一度体験してみてはいかがですか・・・? とても気持ちがよく、肌がスベスベしますよ・・・ 
まるで、太古の恵Kiss(エキス)風呂や~ (キモト)・・・

特徴ある「温泉」を利用して【温泉アート】です。・・・



黒い温泉(源泉)に柵が映り込んでいる所を撮影しました。・・・ 「砂漠」の砂紋ような幻想的な感じですね。



こちらも水面とは思えないほど不思議な写真です。・・・ 横に広がっているはずが、下に向かっている様に見えます。 
温泉に限らず、ちょっと見方を変えるだけで色んな発見がありますね。・・・

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「厳選・源泉温泉」のすすめ

2009年03月20日 | 厳選・源泉温泉
「厳選・源泉温泉」のコーナーも10回を越えました。・・・
そこで今回は、これまで紹介してきた「地元の温泉」を効能別に紹介してみようと思います。・・・

「正統派温泉」


先ず最初は、1回目に紹介した「白山杉の子温泉」です。
この温泉の源泉は、42度前後と入浴に適温なため、加水や加熱する必要もなく100%の源泉がそのまま湯船に注がれています。・・・肌触りはナチュラルで体が芯まで温まります。・・・お湯の「ありがたさ」を感じ取れる温泉です。
金沢からも近いので、まずはここか立ち寄ってみてはいかがですか・・・?

「美肌の湯」


次に紹介する温泉は第7回で紹介した「床鍋鉱泉」です。
このお湯はアルカリ性のため美肌効果が期待できます。・・・通称「美人の湯」って呼ばれている温泉ですね。・・・ 
アルカリ成分が、肌の老廃物を落として(分解)再生を促してくれるので、そう呼ばれているのです。・・・言い換えれば、石鹸水と化粧水の湯に浸かっている感覚でしょうかね・・・ 
そのため、「ヌルっ」とした「トロみ」?があり、湯の重みを感じることができます。 
この温泉は冷泉のため加熱して使用してますが、そんが概念を覆すほど「素晴らしいお湯」です。(今、一番ハマっている湯です。)肌が疲れた時は、この温泉です。・・・

「疲労回復」


疲れた時にオススメなのが、第9回に紹介した「湯川温泉・龍王閣」です。
この温泉の特徴は、大量のラドン(放射能)が含まれている事と、湯の中に微生物が存在していることです。
マッサージされているかのように、実に気持ちよく入浴する事ができます。・・・
しかし、この手の温泉は気持ちが良い(体に良い)からといって「長湯」は、かえって湯疲れを起してしまう恐れがあります。・・・2~3分浸かっては、2~3分半身浴(心臓を湯から出す)これを数回繰り返しましょう・・・1年の疲れも3日で癒す温泉です。・・・

「皮膚病」


皮膚に効果が期待できるのは、5回目に取り上げた「太田の湯」です。
この温泉は保養施設も兼ね備えているにもかかわらず、とんでもない「山の中」にあります。・・・ 
この温泉は火傷などの皮膚疾患に効果があり、この「水」を求めて全国から注文が届くそうです。・・・湯船は、その「水」を加熱して使用してます。
私も肌が強い方ではないため、この温泉は重宝します。・・・

「秘湯?珍湯?」


地元で、1番の秘湯?と言えばここしかないでしょう・・・・
・・・そうです。 第6回に紹介した「犀末温泉・神仏湯」です。・・・
金沢市の中心部に近いにもかからず、外部から確認することができないため、知る人ぞ知る温泉です。
温泉は解体作業場の事務所と同じ建物の2階部分にあり、訪れると、お客?を無視するかのように一生懸命に作業に追われていますが、とても「いい人」なので「温泉にはいれますか・・・?」と気軽に声をかけてみましょう・・・


「犀末温泉・神仏湯」の外観です。・・・

「温泉好き」も度が過ぎると、その日の気分(体調)によって場所を選ぶようになります。成分も酸性やアルカリ性・・・単純泉に硫黄泉・・・と数多くの泉質の温泉が存在しますので、皆さんもいろいろな温泉に浸かって、自分に合ったお湯を見つけてみてはいかがですか・・・?

この「厳選・源泉温泉」のコーナーは、雑誌やテレビであまり?取り上げない「知られざる温泉」を紹介してきました。・・・まだまだ続きますので、これからもヨロシクお願いします。・・・

【PS】・・・横の「カテゴリー」で選択して「厳選・源泉温泉」のコーナーを読み直すのも面白いですよ・・・


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第10回 厳選・源泉温泉 西那須温泉「大鷹の湯」後編

2009年02月21日 | 厳選・源泉温泉

「五つ星源泉宿」・・・ 栃木県西那須にある「大鷹の湯」の「続編」です。・・・



「大鷹の湯」は8000坪の敷地内に数多くの湯船が存在します。・・・その一つに「鷹見の湯」と呼ばれる展望風呂があります。
「鷹見の湯」には、施設内から渡り廊下を通って裏山(高台)に向かいます。・・・



これが「鷹見の湯」です。・・・湯面に朝陽が当たり鏡面のように輝いて綺麗ですね・・・
写真の「長方形」の湯船の他に「六角形」の湯船もあり、男女で入れ替わります。
それにしても、宿泊者の方にもあまり知られてないのか、いつ来ても貸切で温泉を独り占めできて幸せです。・・・
「お湯」については、前回に紹介したので、今回は控えますが、言葉で表現するのが難しいほど「いいお湯」です。



もちもん「飲泉」も可能です。・・・
「飲泉」は「いい温泉」を見分けるのに重要なポイントです。
「お湯が飲める」ということは、湯が新鮮で、循環・塩素消毒をしていない可能性が高いという証拠になります。(加水はわかりませんが・・・)
中には成分的に不可という場合がありますが、ほとんどの本物「源泉かけ流し」の温泉は「飲泉」が可能です。 天然温泉○○○○と書かれた巨大な温泉施設でもコップを見かけることは、ほとんど無いいでしょ・・・

もう一つ温泉を見分けるポイントとして、「成分分析表」というものがあります。・・・名前の通り温泉の成分を数値で表したもので、よく脱衣場の壁で目にします。
数年前に長野県の某有名温泉で、入浴剤を混入した温泉偽造事件があったのを覚えてますか・・・? その事件以来、温泉成分の明記の他に、循環・加水・加熱の有無、消毒方法の記述を義務つけられている所もあり、温泉の判断基準になります。

しかし、ここに大きな「落とし穴」があるのです。・・・
この温泉の成分表は、ほとんどが「源泉」の成分を表示であって、湯船の湯の成分でないということです。・・・
ですから、加水や加熱、ましてや循環消毒をしていると、必ずしも成分表通りの温泉に浸かってないことになり、温泉成分表が目安にしかならなくなります。・・・
いかに「源泉かけ流し」が大切かわかりますよね・・・



「源泉かけ流し」の重要性が少しは解ってもらえたところで、ここ「大鷹の湯」では源泉の鮮度を保つために「熱交換装置」を用いています。
高温の源泉配管の外側を水で冷やして適温にし湯船に注ぐという仕組みです。

・・・なぜ、そこまで手間をかけて「源泉」を守るのか・・・?
その答えは看板の中に書いてあります。・・・「パワーをおとす事なく・・・」 

ある温泉番組で、ここ「大鷹の湯」の源泉に加水したらどうなるか・・・? という実験をしていました。・・・その結果、マイナスイオンが180万個(1cc中)存在する源泉に10%の水を加えるだけで、なんとマイナスイオンが、ほとんど消滅してしまいました。・・・ (ちなみに10%では、約60℃のお湯は適温にはなりません) 
いくら、力のある源泉でも熱いからといって加水すると、その魅力がほとんど無くなってしまうほど、温泉はデリケートなものです。・・・



こちらが、「大鷹の湯」の源泉口です。
「五つ星源泉宿」の条件の一つに、宿に自家源泉を持っている事が条件になります。bそのお湯に人が手を加えることなく、そのまま湯船に注がれています。(その時、1年を通して適温でないといけません・・・)


【露天風呂】

マイナスイオンは、リラックス効果で知られていますが、最近の研究で「癌」の進行を遅らせる効果があるという実験報告がありました。・・・
「温泉で癌が治る・体に良い」・・・と評判の温泉は日本各地に多数存在します。・・・
正確な根拠はこれからの研究で明らかになって行く事を願っていますが、それらの温泉には共通する点は、ラジウム(放射線)「第9回の厳選・源泉温泉の湯川温泉」と高い数値のマイナスイオンが計測されているのは、単なる偶然でしょうかね・・・? そうやって考えること自体が「温泉のロマン」なのです。・・・

源泉が高温だと加水し、低温なら加熱して・・量が足りない(もったいない)からといって循環して・・・それでは「源泉」の急激な劣化をもたらしてしまうのです。・・・理由はわかりません・・・しかし、きっとこうです。・・・某温泉番組の言葉を借りて・・・大地の恵を人の手でいらうな・・・(キモト)

【PS】・・・温泉は、人それぞれの楽しみ方があります。・・・人里離れた秘湯で心を癒すのが好きな方や、巨大な温泉施設での心のこもったサービスや豪華な料理を楽しむのを好きな方もいます。・・・それらが、決して悪いわけではありません。・・・





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第10回 厳選・厳選温泉 西那須温泉「大鷹の湯」前編

2009年01月24日 | 厳選・源泉温泉
「厳選・源泉温泉」です。・・・
「この温泉」が「オチャサイズ」をご覧の皆さんに、一番紹介したかった「温泉」なのです。・・・

場所は、栃木県西那須野・・・東北自動車道路「西那須野塩原」ICを降りて5分、市街地から少し離れた小高い丘の麓にあります。・・・(石川県だと辰口みたいなイメージかな・・・) 金沢から車で約7時間で到着します。・・・



これが、西那須温泉「大鷹の湯」です。
今回は、雰囲気を出すために「夜」に撮影してみました。・・・



提灯にも、堂々と五つ星源泉の宿と書かれてますね。・・・
まず最初に玄関に立って驚く事は、この温泉は、人数制限があることです。・・・(定員になると順番待ちになることも・・・)
温泉で「人数制限」・・・?と、不思議に思うかもしれませんが、それは「湯船」が狭くて入れる人数が少ないからではありません・・・「湯の消費量」が関わっているのです。・・・
「源泉かけ流し」の温泉で、大人が入浴する際、1人当たり1分間に0,5~1,0ℓ以上の「湯量」が必要だと言われてます。・・・ それ以下だと「湯」の衛生が保たれないので「循環・消毒」もしくは「加水・加温」が必要になります。・・・ その事を念頭において、「一人の平均入浴時間」「施設の集客人数」「男女の湯船の数と大きさ」を考えてみると、いくら「天然温泉」と書かれていてる巨大な温泉施設でも循●に頼らざる得ないのが現状のはずです。・・・ 
それにくらべ、ここ「大鷹の湯」は利益より、温泉の鮮度(魅力)を守るために人数制限をして「正しい源泉の使い方」を提唱している数少ない「本物」の温泉宿です。




これが「大鷹の湯」の湯船です。・・・
色は黄金色(褐色)で湯船の中に「湯の花」が浮かび、普段嗅く事のない「鉱物」のような匂いがします。・・・ この色と匂いだけで何か違う・・・と感じるはずです。 写真を見て、何か感じませんか・・・?

泉質は、ナトリウム塩化物泉・単純水素塩泉、涌出量は1分間に333ℓ、湯温61,4度の100%源泉かけ流しの温泉です。

この「大鷹の湯」の特徴は、お湯にマイナスイオンが豊富に含まれていることです。・・・
「マイナスイオン」は、最近の研究によって、さまざまな効果が期待される事がわかってきました。・・・ (詳しい話しは後編で・・・) その数は、なんと自然界に存在する量の50倍以上・・・



浴室には、この宿が「五つ星源泉宿」であることがしっかりと説明されています。・・・こういう表示を見ると「お湯」に対する自信と説得力があります。・・・
そんな「お湯」は、弾力と強いヌメリがあり、浸かった瞬間から体に馴染んで、体がお湯に溶け一体化していく・・・ そんな錯覚になります。・・・ 何とも言えないくらい、気持ちの良い「お湯」です。・・・ 
初めて入浴した時は、その感覚に驚いて、これまでの温泉に対する考え方が一変してしまうほど衝撃的でした。・・・

「大鷹の湯」では乳液のような・・・と表現していますが、まさにその通り、湯上りは、肌はシットリとツルツルに・・ しかも保湿もしっかり保たれて、気分もお肌も新しく生き返った、まさにそんな感じがします。・・・ 



大浴場の湯の流出口です。・・・
湯船が二つありますが、湯量を調整して「熱湯」と「ぬる湯」に入れるようにしてあります。

実は、この宿が「お気に入り」の理由は、温泉が素晴らしいだけではないのです。・・・

見てください・・・



施設の庭に大きな「かまど」が目があります。・・・
もう、なんとなくお解りですね・・・そうです、この宿で出される料理が、これまた「絶品」なのです。・・・ 
その料理は、けっして豪華で派手な演出は成されてなものの、厳選された地元の素材を使い、体の事を考えた料理(味付け)になっています。・・・ そして最大の特徴は、水に源泉を使用していることです。



朝食の定番「ご飯」と「味噌汁」です。・・・
この「ご飯」は上の写真の「かまど」の火で毎日炊いているのです。(水はもちろん源泉です) 「かまど」で炊いた「ご飯」は、ふっくらとして弾力があり、電気で炊くより香ばしくて、お米の甘味が一層引き立ちます。・・・ そして、「源泉味噌汁」も自家製の調味料を使って、滑らかで絶妙な塩加減に仕立てられています。・・・ 
こんなに美味しい「ご飯」と「味噌汁」は、ここに来るまで、食べたことがありませんでした。・・・ 
 


朝は「パン」って方には、源泉を使った「厳選パン」もあります。・・・ こちらも、「モチ」っとして美味しかったですよ。・・・(個人的にはご飯と味噌汁の方が感動もんでした・・・



この「大鷹の湯」は温泉宿なんですが、秘湯染みた感じは全くしません・・・ それもそのはず、この「お宿」は「温泉療養施設」を兼ね備えているのです。・・・昔の言葉でいうと「湯治場」でしょうか・・・ 実際に訪れてみると、車椅子の方や、重病の方をよく目にします。・・・(もちろん中には温泉マニアの方もいますが・・・) 
この「お湯」がもたらす効果に期待をよせて全国から集まって来るのです。・・・

金沢から500km以上離れ、行くのに半日以上かかってしまいますが、一度行ってみる価値は十分にあります。・・・大人が、一泊二食付で1万円以下、源泉を堪能できて、美味しい食事を食べれるなら決して高くはないと思います。・・・
ぜひ一泊をオススメします。・・・ きっと「何か変わる」と思いますよ・・・(キモト)

【後編】に続く・・・

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第10回「厳選・源泉温泉」プロローグ

2009年01月17日 | 厳選・源泉温泉
「厳選・源泉温泉」も次回で10回目を迎えます。・・・

もともと「温泉好き」でしたが「ある温泉」との出会いが「温泉マニア」になるきっかけにとなったのです。・・・その「温泉」こそが、今回紹介する温泉なのです。(ようやく、この温泉を紹介できる日が来ました・・・
今日は、その温泉を紹介する前に「前置き」をしてみようと思います。・・・(その方が「この温泉」がますます魅力的に感じると思いますので・・・

マイナスイオンって聞いて何を思い浮かべますか・・・? 森林浴ですか・・・滝ですか・・・
どちらも「マイナスイオン」が多い事で有名ですね・・・ 実は「体に良い」とされる温泉にも多数のマイナスイオンが存在することが調査で発見されているのです。
その数、1ccあたり100万個以上・・・100万と聞いてピンとこないと思いますが、森林や滝周辺では約1万個程度・・・「力」のある温泉と比較してその差は、なんと100倍あるのです。・・・
この事実を知って、「これは一度行って滝の100倍のマイナスイオンの温泉とやらを体感してみなければ・・・」・・・と好奇心に火が付いたのが「この温泉」に行くきっかけとなったのです。・・・
「その温泉」のマイナスイオンは、1ccあたり平均170万 国内トップクラスのマイナスイオンを含んだ温泉なのです。・・・ 
一度行って以来、その「お湯」に関心するばかりで、これまでの温泉の見方(考え方)が一変してしまいました。・・・ それほど「衝撃的」な温泉でした。・・・

今では、年に一度の「旅行」に必ずここを入れています。(これまで200湯ほどしか温泉には入っていませんが、3本指に入る温泉です。・・・お湯・料理・料金・施設・交通の便を入れるとナンバー1です。・・・

はたして、「その温泉」はどのような「温泉」か・・・? 
2008年の8月26日投稿「少し遅いお盆旅行」(kumiコミ)にもその様子が少し掲載されていますよ・・・

次回、第10回記念としてスペシャルで紹介します。・・・ 
ご期待ください・・・



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「厳選・源泉温泉」番外編 続・湯川温泉

2008年12月29日 | 厳選・源泉温泉
先日、紹介した「湯川温泉」が好評で、いろいろな方から「でひ行ってみたい」との声を多くかけられました。・・・その理由を聞くと、ほとんどが「体に良さそう」・・・との答えが返ってきます。・・・皆さんの「健康」への関心の高さが窺えます。 

今回は、前回の「厳選・源泉温泉」湯川温泉編でお伝えできなかった、この温泉の「もう一つの魅力」を紹介します。・・・これを紹介したら、マスマス「ここに」行ってみたくなりますよ。・・・

湯川温泉・龍王閣の湯には、「ラドン」が多量に含まれていることは、前回紹介しました。・・・しかし、最近の研究で「体に良い」温泉には、泉質の他に「ある物」が生息していることがわかってきたのです。・・・
えっ・・・生き物・・・
そう・・・それは・・・温泉に住む微生物なのです。・・・



この写真は、龍王閣の廊下に掛けられているのもなのですが、この湯川温泉の湯には「ラドン」の放射線物質の他に「微生物」も住んでいるのです。・・・

この説も、はっきりとした「根拠」は無いのですが、(また、知らないだけか・・・) 温泉に住む「微生物」は皮膚や、お湯の老廃物を分解して新陳代謝を促す・・・って事を、どこかで耳にした記憶があります。
(おい・・・記憶かよ・・・

この、湯川温泉は「天然のラドン」と「微生物」が共存する北陸でも珍しい神秘的な温泉です。・・・でひ、家庭や大型温泉施設では味わう事ができない「入浴」を体験してみてください。・・・

そして、「厳選・源泉温泉」番外編は、次回(本題)へと続く・・・



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弟9回 厳選・源泉温泉「湯川温泉・龍王閣」

2008年12月20日 | 厳選・源泉温泉
今回、紹介する温泉は、七尾市にある「湯川温泉・龍王閣」です。・・・ 
七尾市といえば「和倉温泉」が全国的にも有名ですが、この「湯川温泉」も「和倉」に負けないほど魅力的な素晴らしい温泉です。・・・ 場所は国道160号線で七尾市内を抜け東(氷見方面)に向かい、殿トンネルを越えた辺りで左折します。(北方向) 川沿いを走り民家を抜けると左手に見えてきます。・・・



写真でもわかるように、民家の中に一軒だけポツンと旅館があります。
これが、今回の温泉「湯川温泉・龍王閣」です。
今回は、「山の中」ではなく「町」の中にあるため、いつもと違った意味で見過ごしてしまいますので注意が必要です。・・・



こちらが、玄関入口です。・・・力強く「ありがとうございます」の文字と、気さくな主人が出迎えてくれます。・・・ 入湯料・大人・・・500円



館内は明るく宴会場(広間)があったりと、見た目よりも整った民宿で好感が持てます。・・・ それにしてもこの床、キュッキュッと歩く音が想像できませんか・・・? 浴場はこの突き当たりにあります。・・・



これが「湯川温泉・龍王閣」の風呂です。・・・
どうです、この色・・・ 室内に入ると「いかにも・・・」って匂いが充満して、匂いだけでも「何か」を感じ取れます。
泉質はナトリウム・カルシュウム塩化物泉、湧出温度51,3度、湧出量毎分71.2ℓ、建物の裏で自噴した源泉を、何も手を加えずそのまま24時間「かけ流し」しています。・・・
一つの自噴で、これだけの湧出量を誇るのは石川県内でも「3ケ所」、北陸3県でも「5ケ所」しかありません・・・それだけの湯量を贅沢にも、4~5人が入ればいっぱいになるほどの浴槽に注がれているのです。・・・



浴槽の下からも湧出しているのですが、このライオンの口がとても印象的です。・・・ 
水色は無色透明なのですが、空気に触れると褐色に変化し、味は少し塩辛く、苦渋みを感じます。・・・ 湯に浸かると短時間で体が温まり「湯の重み」を感じます。「何にか良さそう」って感じが肌で感じ取れますよ・・・
その「感じ」を感じることができるか・・・ が、「いい温泉」のポイントですね。



この浴槽内の岩も温泉の成分で変色しているのが解りますね。(きっとライオンも最初は白色だったのでは・・・)
湯川温泉の最大の特徴は、湯の中に、天然のラドンが大量に含まれている「放射能泉」なのです。・・・(北陸では珍しい) 
ところで、「ラドン」って聞いたことありますか・・・? ラドンは放射能(線)の一種で、「ラジウムが生まれる気体」という意味があります。・・・ 「放射能」って聞くと危険なイメージがありますが、温泉の「放射能」は体に入っても、すぐに抜けていくそうです。・・・



脱衣所には、こんな「張り紙」もしてあります。・・・
ラドンの効能は、血圧降下・循環器障害などがありますが、最大の特徴は免疫力を高め、悪性腫瘍(ガン)の進行を萎縮する(遅らせる)作用があることです。
 
「温泉で癌の進行を遅らせる」・・・? こんな事を言うと信じられないかもしれませんが、現に「ラドン温泉」がある側の住民は「ガン患者」が少ないという報告があったり、秋田の「玉川温泉」の岩盤浴に大勢の患者(ガン)が訪れていることから、癌とラドン(ラジウム)は何か関係があっても不思議ではありませんね。・・・
しかし、これらの事は、医学的にハッキリと根拠にもとずいたものではないため、今後の研究に期待がもたれてます。・・・ どう捉えるかは人それぞれですが、みなさんは、どう感じますか。・・・?

まぁ~ そんな難しい事は抜きとして・・・ 今回も「いい湯でした。」 入浴した後は、体が芯から温まり肩の荷が下りたように軽く感じられます。・・・
「湯」に満足していた時、ふと廊下で、ある物に目が行きました。・・・?



むか~し、昔しの「マッサージチェアー」です。・・・
そういえば、昔はこんな感じだったな~  て、関心する反面、現在のハイテク機に見慣れていると、巨大な二つのローラー?が、なんだか「恐ろしく」感じられます。・・・ 今の若い方は、これを見て気軽にマッサージしてみようと思いますかね・・・ 



今回訪れた「湯川温泉」の看板には、「年間疲労3日でいやす・・・」と書かれてます。・・・実際に入ってみて、その効果は十分に感じることができました。・・・ 
皆さんも、能登島や輪島に出かけた際に、立ち寄って「天然ラドン温泉」を体験してみてください。・・・ お疲れの方にぜひオススメします。・・・

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第8回 厳選・源泉温泉「四万温泉・積善館」

2008年11月20日 | 厳選・源泉温泉
今回は、群馬県吾妻郡にある四万(しま)温泉のシンボル的なお宿「積善館」を紹介します。
「積善館」は、「温泉好き」は一度は必ず訪れるべき宿(湯)の一つなので今回も期待が高まります。・・・

群馬県の吾妻渓谷を国道145号線で進み、仲之条で四万川に沿って北上します・・・その道の先は四万の温泉街です。・・・「積善館」は温泉街の山手(奥手)にあります。・・・町営駐車場に車を停めてしばらく歩くと・・・見えてきました。・・・



これが日本最古の湯宿建築として有名な「積善館・本館」です。・・・
3階建てとなってますが、現在は1階の元禄の湯のみ立ち入ることができます。・・・(その元禄の湯がお目当てなんですがね・・・



こちらが「本館」の玄関になります。・・・
入湯券を自販機で購入して受付まで持って行かなければなりません。・・・こんなに風情のある建物なのにちょっと残念な気分です。・・・



浴場への入口です。・・・ちょうど1枚目の写真の建物の裏側になります。
手前が「男湯」で奥が「女湯」です、そして、見てわかるように、ここで「履物」を脱ぎます。・・・この「元禄の湯」は、脱衣所と浴室が一緒になっているのです。・・・ 。



どうですか・・・? この大正ロマネスクを用いた【元禄の湯】は・・・
ガラス越しに照らされた陽の光で浴室全体が不思議な空間に感じられ入浴する前から「この雰囲気」に完全にやられてしまいます。・・・
温泉雑誌などではよく目にする光景(浴室)ですが、実際に行って目で確かめると「それらが持つ」歴史的重みが肌で感じ取れます。・・・



川底から湧き出る源泉を吸い上げ、水に沈めたパイプに通して冷ました源泉と熱い源泉を合わせることで適温として、湯船の底の「穴」から流出してかけ流しています。
それにしても綺麗な温泉ですね。・・・
お湯はなめらかで肌当たりもよく、わずかな硫黄の香りが気分を高め、湯船に身を沈めてじっとしているだけで幸せな時間がゆっくりと過ぎていきます。
露天風呂は景色と入浴が素晴らしいコラボレーションを演出してくれますが、この「元禄の湯」は、建物と光が他とは一味違った癒しを演出してくれます。・・・

そして、この浴室には5つの特徴的な湯船の他にもう一つの「施設」があります。
これです。・・・



張り紙でわかりますよね。・・・そうです源泉の蒸気による「蒸し風呂」です。・・・ せっかくですので「蒸し風呂」にも挑戦です。・・・



このタイルの上に横になって戸を閉め切ります。・・・中は真っ暗で蒸気と熱気でもの凄いことになってました。・・・しかも横たわるタイルも熱い・・・
5分が限界でした。・・・  (脱水で倒れても、閉め切った状態では誰も気づかないですよね・・・

今日は、一番風呂(一番乗り)でゆっくりできたのですが、時間が経つにつれ来客も増えてきました。・・・ 一つの湯船を独占して使うためにも早い時間の入浴がオススメです。・・・

有名な浴場とあって、入浴者の多くが記念にカメラで撮影してました。・・・中には一眼レフのカメラを持ち出している強者も・・・ しかしながら、みなさん裸で隠すとこも隠さずカメラで一生懸命撮っている姿に笑えました。(異様な光景に・・・ 自分もその中の一人ですが。・・・

四万温泉「積善館」は大正ロマネスクと光が生み出す素晴らしい空間で湯に浸れる温泉でした。・・・近代化が進み「速さ」を競う時代において、ここではそんな事とは全く無縁で「時間」がゆっくりと流れている・・・そんな素敵な温泉でした。・・・



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第7回厳選・源泉温泉「床鍋鉱泉」

2008年10月18日 | 厳選・源泉温泉
今回は富山県氷見市にある「床鍋鉱泉」の紹介です。


国道415号線で羽咋方面から氷見に抜ける途中で右折し山の中へ・・・(今回も山の中に入って行きます)
道は舗装され(道幅もあり)途中に標識もありますので迷う事は無いと思います。


しばらく上ると山の中に1軒の建物が見えてきます。 ここが今回紹介する「床鍋鉱泉」です。


この温泉は150年の歴史があり、昔から地元の人に親しまれてきました。
獣がこの水で傷を癒しているのを里の人が見て発見したという話しも残されています。
日帰り入浴料1回500円


これが床鍋鉱泉の湯舟です。
泉質はナトリウム塩化物炭酸水素塩泉、PH9,11の低張性アルカリ性冷鉱泉、源泉温度が15,7℃のため加熱して使用しています。
水色は無色透明で、ほんのり硫黄臭がするかなって感じの普通なお湯なんですが、
入った瞬間! お湯の素晴らしさに気づきます。


お湯が ヌルっ として肌にまとわりつきます。
上の写真や浴槽の写真の感じから、何となくヌルっとした感じが伝わりませんか・・・?

普段、ご家庭のお風呂に入っている方は、この「ヌメり」に驚くこと間違いありません!
東北や北関東などの温泉では「アルカリ性」のヌルっとした温泉・・・「うなぎ湯」はよく見かけますが北陸ではまずお目にかかれません。
このような温泉は「美人の湯」として知られ「美肌」「美容」に効果があります。

入浴後の肌は驚くほど肌がツルツルでした・・・  男の私でも「肌が白く」なった気がしたので、
ぜひ女性の方にオススメしたい温泉です。

この温泉は加熱しているかから大したことないだろうと、勝手に思っていたのが見事に崩れました。
そこらの名だたる有名な旅館なんかよりも素晴らしい 魅力的な温泉です。

金沢からも1時間30分程で着きますので、美容のためにも「床鍋鉱泉」を一度訪れてみてはいかがですか。

床鍋鉱泉の浴槽のお湯は外に汲み出す事が禁止されています。
入浴前のかけ湯をする時はシャワーのお湯を使うことになっているので、入る時はちゃんとルールを守りましょう。
前に紹介した 太田の湯 では石鹸やシャンプーの禁止があったりと、みなさん貴重な湯を守るためにいろいろ努力しているのです。


ロビーに行くと「床鍋音頭」と言うタイトルの CD が置かれていました。
どんな曲なのか興味がありましたが、さすがに購入する勇気はなかったですね・・・ 
一度、聴いてみたい気もしますが・・・(キモト)

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第6回 「厳選・源泉温泉」犀末温泉 神仏湯

2008年09月15日 | 厳選・源泉温泉
今回の「厳選・源泉温泉」は地元の金沢にある秘湯???というより珍湯を紹介します。

金沢近郊の温泉といえば湯涌温泉が有名ですが、数年前テレビで放送(取材)され一気に注目を浴びた秘湯?珍湯があります。・・・しかも、「それ」は山中ではなく、住宅街の外れの犀川沿いにあるのです。・・・
場所は、大桑のグランド横の農道(あぜ道)を上がっていきます。・・・



今回は「山の中」ではありませんが、足場は最悪です。・・・ 車で行くには、それなりの覚悟が必要です。・・・ 今回もお決まりの「こんな所に温泉なんかあるんかい?」って気分になります。・・・
悪路を進むこと数キロ・・・何か見えてきます。・・・



突如、道が開け辺り一面ガレキの山・・・そして廃材処理場が現れます。・・・ しかし、みなさん屋根のマークをよく見てください・・・ そうです、これが今回紹介する温泉、「犀末温泉・神仏湯」です。・・・



ちゃんと「看板」もあります。・・・
この温泉は末町犀川沿いにあるところから犀末温泉とついたようです。・・・ しかも、先ほど書いたように、川沿いでも対岸から見える事も無く、標識も無い、道が整備されているわけでもないため秘湯マニアや地元の方のみが利用する、知る人ぞ知る温泉なのです。・・・ 
(初めて行くと、よくこんな所に建物(温泉)が・・・ まるで外界から遮断された感があります。・・・

敷地内に行くと従業員の方が忙しそうに重機で廃材の解体処理に追われてました。・・・ 恐る恐る「今日、温泉に入れますか・・・?」とたずねると・・・「今日は湯をはってない」との回答が・・・ 残念と思った瞬間・・・親方が自分のために沸かしてくれる事になったのです。ラッキーでした。・・・

そして、ここの廃材の利用法がわかったのです。・・・見てください。・・・



わかりました・・・? ここの温泉は、冷泉のため沸かして使用しています。
その燃料となるのが「廃材」です。建物の横には巨大なのガレキの山があり、それを燃やした熱で源泉を沸かしています。・・・(私一人のために仕事を止めて・・・感激でした。・・・



建物はバラック調で手作り感満載・・・ ご家庭の不用になった物や廃材が転がっており、いかにも「それらを集めて造りました」・・・て、感じで「いい味」を出しています。・・・ 写真は浴室の入口です。



室内も明かりが少なく「けっして綺麗」とは言えません・・・ そしてソファーやテーブル、室内用具も拾い物?に見えますが、建物の造りには関心します。・・・
そして、壁には源泉かけ流し100%(加熱)の文字もありました。・・・



待つ事、1時間・・・これが「犀末温泉・神仏湯」の風呂です。
浴槽に西日が当たり、いい感じです。・・・
成分はナトリウム塩化物泉で1分間の流出量は13・3ℓ、温度は23,5度の等張性の冷鉱泉です。それを沸かして適温にして使用しています。色は無色透明、味に塩気があり、若干の粘気を肌に感じます。・・・ 塩泉のわりに長湯をしても疲労感も少ないので、ゆっくりと入浴できました。 また、このお湯は「傷」に大変効果があると評判です。・・・



建物の浦から噴出した源泉が、ボイラーで温められ浴槽に勢いよく注ぎこまれます。・・・
1時間、浴槽の横でじっと溜まるのを見ていました。・・・ なんと贅沢な時間でしょう・・・ 生まれたての源泉を肌で体感できるのです。・・・
外からはパチパチとマキの燃える音と、煙の香りが漂い、田舎の五右衛門風呂を思い出して懐かしい気分になります。・・・ 時間をわすれて風呂を独り占めです。・・・



露天風呂もありますが、今回は入浴できませんでした。・・・(次回に期待)
浴室から見た外の眺めです。・・・周りの田園風景とダンプカー・・・そして、ボイラーの後ろにあるガレキの山がよく見えます。・・・(ここが廃材処理場だってわかるでしょ・・・



目の前には「犀川」が流れてます。
その川の右手には立派な「滝」が落ちているのが見えました。・・・きっと、その滝にも名前なんて無く、誰も存在なんて知らないんだろうな・・・
この「犀末温泉」もそんな、知る人ぞ知る温泉です。
金沢の街中の温泉で、誰も居ない・・・誰も見えない・・・何も無い・・・いこういう「素晴らしい所」は、いつまでもそっとしてあげたい・・・ そんな温泉です。・・・ 
この温泉には何もありませんが、何も無い贅沢?とジャンクフード的な美味しさを体感できる素晴らしく楽しい?温泉施設?です。・・・

(注)土日のみの営業ですが、必ず入浴できる保証はありません。また、大桑グランド側から行くより、滝亭の向いの道(農耕車以外立ち入り禁止の看板がありますが)から行った方が安全です。・・・(キモト)

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第5回 「厳選・源泉温泉」 太田の湯

2008年08月19日 | 厳選・源泉温泉


最初に「夏らしい写真」を1枚お届けします。・・・

この写真は富山県氷見市にある「雨晴海岸」です。そして、目の前に広がる海は「富山湾」です。・・・
今回の「厳選・源泉温泉」は、この海岸の裏手にある、「太田の湯」を紹介してみようと思います。

氷見市内から高岡方面に、国道415号線で向い雨晴海岸を過ぎたあたり渋谷(ちょうど写真の辺りです)で山手の方に右折します。(脇の側道です)



そうなんです、今回は「海」と思ったでしょうが、違います・・・今回も、この先に「温泉」なんかあるんかい・・・? って道をひたすら上がっていきます。・・・ 1本道で所々に標識がありますので、道に迷う事はありませんが、道幅はかなり狭いです。・・・  しかし、年季の入った標識を見ると期待が高まりますね。・・・



海岸線から山道を4kmほど登った所(山道の終点)にあります、これが「太田の湯」です。 周囲の景色とはミスマッチな鉄筋の建物です。・・・

話しによると、「太田の湯」は1200年の歴史と、白鷺が古池谷(太田)の水で傷を癒したという言伝えがあり、万葉時代から「薬」として重宝されていた水のようです。話しを聞くだけで期待が持てます。・・・さっそく風呂に行ってみましょう・・・(入湯料 500円・1時間) 入湯時間は厳守です。再三確認させられました。・・・
施設は療養場となっており数名の方が体を休めていました。そして、肝心の浴場は建物の2階になります。・・・



これが、「太田の湯」の浴場です。室内は、薄暗く水蒸気がムンムンと立ち込めてます。
泉質は弱アルカリ性硫化水素泉で硫黄・ホウ酸ナトリウム・鉄分を含みます。色は無色透明とありますが、ホウ酸成分のためか、やや緑がかって見えます。流出口周辺は、温泉成分で変色しているのがわかりますか・・・?



この施設内、地下800mから自噴している「水」を沸かして使用しています。温度は41~42℃ほどでしょうか・・・? 適温で気持ちよく入れます、お湯は肌触りも優しく嫌味がありませんでした。それ以上に、この「お湯」は皮膚疾患にかなり効果があると評判なので、皮膚の弱い(キモト)は有効時間の1時間たっぷり使って入浴しました。・・・

そしてこの「太田の湯」では、時間制限の他にもう一つ「厳禁」なことがあります。・・・それは・・・



【オチャサイズ・ネタ】  「石鹸やシャンプーの禁止」です。・・・
つまり、「体を癒す湯」であって「体を洗う湯」ではないのです。・・・私も、これまでに多数の温泉に入って来ましたが洗体を禁止している温泉はあまり記憶にありません。・・・洗剤で温泉成分が変わるからでしょうか・・・? どちらにせよ、このような「制限」は温泉通には大歓迎です。(お湯を大切にしている証拠ですね・・・



毎回のごとく、入浴後は気持ちのいい汗をかきます。・・・
それを見ていた女将さんが自噴したての冷たい「源泉」をコップに淹れてくれました。
源泉(水)の一部は、玄関先で汲むことができます。(建物の右手にある自販機みたいな所です)この日も何人かの方が車で来てポリタンクに水を汲んでいました。



これが、「太田の湯」の源泉です。 若干、炭酸が効いて鉄分の味がしました。飲用すると胃腸病にもいいそうです。この水は、先ほども書いたように「皮膚疾患」に効果があると全国的にも評判らしく、女将さんは、この水をポリタンクに入れて県外に送る準備をしていました。 特に火傷や術後の皮膚に効果があるそうです。(使い方は、水を染み込ませたガーゼなどを患部に当てて使用するとのこと)

いや~温泉も「お茶」と同様に色々な効能や使い方がありますね。・・・どちらも超魅力的です。・・・

「太田の湯」は代々、その水を守り続けて今日に至ってます。・・・温泉は「天からの恵み」だと言うことがよくわかります。・・・まさに、温泉も石油と同じ「地球の資源」の一つですね。
我々日本人に与えられた素晴らしい「文化」だと思います。・・・(キモト)

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第4回「厳選・源泉温泉 神代温泉」

2008年07月19日 | 厳選・源泉温泉
今回の「厳選・源泉温泉」は富山県氷見市にある神代(こうじろ)温泉を紹介します。

金沢から国道8号線で富山方面に進み、高岡北IC方面に向かうように左折し、県道37号線で北上して氷見方面に進みます。・・・ルートは複雑ですので事前に調べて行く方が安全です。・・・標識も少ないので、初めて行かれる方は「山の中」にあるため、道が合っているのか心配になります。・・・

町を外れ2キロほど山道を上がっていくと看板が見えてきます。・・・

道は舗装されていますが、車2台がやっとの道幅です・・・対向車も人影もほとんど見かけません・・・こういう道を進んでいると期待で胸が高まります。・・・・・・さらに上がって行くと左手にポツんと一軒だけ建物が見えてきます。(意識しないと通り過ぎてしまいます。)

ありました、これが「神代温泉」です。

前回、来た時は「休業」だったので今回も不安でした。・・・
案の定、今日も開館しているが宿の人の反応もなく、諦めかけたその時・・・奥から主人が出てきて入浴OKでした。(この手の温泉は、平日は湯を抜いている事が多いんてす)

温泉発祥の由来には、仙人や上人が発見したとか動物が傷を癒したなど「伝説」がついているものがありますが、この「神代温泉」はもっとリアル(現実的)ですよ。
1950年、石油会社が油田を掘り当てようとして掘削して、湧き出したのが石油ではなく「温泉」だったのです・・・。これが、「神代温泉」の始まりです。
全盛期には宿の周りにパチンコ店や食堂などあり、廊下まで人が寝ていたほど「温泉地」として栄えていたいたそうですが、今ではその面影もなく、山の中でひっそりと営業しています。(温泉好きが来るだけかな?)

風情ある扉を開けて中に足を踏み入れると・・・・



これまた「林道温泉」同様に「昭和」にタイムスリップしたかのようです。・・・
そこにいると、当時の様子が目の前に浮かんでくるかの様な錯覚に陥ります。・・・
お風呂場はこの奥、突き当たりを左折した所にあります。(入湯料 500円)



これが「神代温泉」の浴室です。
初めに目に飛び込んでくるのは赤茶色のお湯の色です。
これまた「秘湯」にヒットした感じでしょ
泉質は「含炭酸鉄強塩化泉」 噴出量は毎分120リッター、噴出温度52度のお湯が200m離れた浴槽に注がれて適温になります。そして、そのまま掛け流しで使用されています。



お湯は年季の入った鉄の配管から勢い良く流れています。
写真でもわかるように、色は最初「無色透明」ですが、空気中に放出されると「酸化」され「赤茶色」に変化します。 そんなお湯が惜しみもなく24時間流され続けています。





湯に浸かってみると、想像した以上に癖もなく滑らかで、すぐに体が温まります。(塩泉の特徴)冬場は最高ですね~ 味は、鉄分が強く、かなり塩辛いです・・・。
浴槽の淵や浴室の至ところに赤茶色の成分が付着していて、温泉の成分の強さを感じることができます。湯船に「タオル」を入れることは、温泉通の中ではタブーなのですが、タオルにお湯を染み込ませただけで、茶色に染まってしまいます。

2枚目の写真でも確認できるように、お湯が循環(再利用)されることなく掛け流されています。・・・その溝にも赤茶色の温泉成分が付着しています。
それと、写真ではお湯の色が混濁しているので解りにくいのですが、手前から向こう側は水深が一段深くなってますから注意が必要です。

お湯に浸かっているとお湯の匂い(鉄分の匂い)と刺激で、全身の疲れが汗と一緒に流れていきそうです。・・・貸切状態だったので、1時間ほど一人で独占してました。そして、風呂上りは恒例の汗が止まりません状態に・・・

(注)塩泉ですので、入浴後は海水浴に行った後のように体がベタベタします。気持ち悪い方は洗い場のシャワーで洗い流して下さい。
北陸では塩泉は多いのですが、こんな色のお湯は珍しいですよ、探しても行く価値はありますので一度行って見て体験してみて下さい。・・・おすすめです

・・・・・・・・・と、ここまでだと、どこにでもある「温泉紹介」ですが、ここからが「オチャサイズの厳選・源泉温泉」の本領発揮です。・・・

「オチャサイズ・ポイント」  この風呂場はもちろん男女別にありますが、その「仕切り」はとても仕切りとは思えないほど「お粗末」な物です。・・・ご覧下さい・・・


「うぉ~」

そうなんです、男湯と女湯の仕切りが低いのです。(1.7mほど)浴槽にいたっては何と簾で区切られます。・・・その隙間からは向こう側がまる見えなんです。(手前が男湯で、奥が女湯です)
今回は一人でしたが、女性の方は勇気がいるかもしれません・・・
こんな温泉も秘湯ならではですね・・・

そんな温泉に感動?しながら、湯上がり温泉成分表を見ていた時のことでした。
・・・この温泉の成分に驚く効能があったのです。・・・



わかりましたか・・・? あえて説明はしません・・・何を言いたいかは想像にまかせますが・・・
この温泉は「男性」にとって(いろんな意味で・・・)ありがたい温泉かもしれませんね・・・

神代では、石油は発掘されなかったけど、今に至るまでこんな素晴らしい温泉が湧いています。・・・男性のみなさん一度体験してみてはいかかですか・・・?(キモト)

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第3回 厳選・源泉温泉「林道温泉・観光荘」

2008年06月20日 | 厳選・源泉温泉
今回紹介する温泉は、富山県南砺市(城端)にある「林道温泉」です。国道359号線で小矢部~福光を過ぎて「城端町」に入ります。その「城端町」の山の縁に注目していくと・・・・・・・・ありました「林道温泉」です。・・・



写真でもわかるように、本当に山の裾野にポツんとあります。2~3Km離れた平野からも見えますが、それが「温泉」だと誰も気づかないでしょう・・・  それを目指し、田んぼの農道を登っていくと・・・・・到着です。



これが「林道温泉・観光荘」です。・・・・今回も期待して下さい。
ここを訪れるのは4回目になりますが、いつ見ても、あやしい~雰囲気満載です。それがイイんだけどね・・・
旅館?には駐車場がないため、そのまま敷地内に入ります。 そして、この温泉は70~80歳過ぎの「おばあちゃん」が一人で運営しているから驚きです。・・・・



どうですか・・・・「昭和」の匂いがプンプンするでしょ。・・・
一歩足を踏み入れたとたんタイムスリップします。浴室は奥に男女別にあります。(入湯料400円)



これが林道温泉の浴室です。
秘湯の・・・というよりは普通の銭湯といった感じがします。しかも写真でもわかるように「外からまる見え」なのです。・・・
この「林道温泉」の泉質は珍しい「炭酸泉」で温度は12~14度しかありません、ですから400mほど離れた源泉口から(湯)を引いて加熱しているのです。・・・
見た目は普通の「お湯」なんですが、体に炭酸の泡が付着して「お湯の力」を感じます。
(注)季節によって炭酸の含まれる量が異なります。・・・
宿の「おばあちゃん」も、こんな年をとってまで一人で運営しているのは「この水があるからやちゃ」 と、自信を持って自慢したました。・・・ 温泉の成分的にも珍しく、温度の高い「炭酸泉」は有馬や九州に存在するのですが、炭酸水(冷水)として噴出しているのは日本でも珍しく、大学の教授が研究に訪れているそうです。(ロビーに名刺がありました。・・・)



浴槽内は加熱してますが、蛇口は冷水です。・・・ 一口飲んでみると、若干の甘味と鉄臭がありますが、口の中ではじける感じは、紛れも無く「サイダー」です。・・・ レモンを入れたら「レモンスカッシュ」になりそうです。・・・
「がぶ飲み」してみたい気がしますけど、この水は「飲用許可」がありませんので飲むのはあくまでも自己責任となります。
しかし、飲んで体が良くなったっという人がいるそうですよ。・・・(衛生上の問題で体には効きそうな気がします。) 
いいお湯に感動しながら1時間ほど風呂場で過ごしました。・・・

そして・・・ 風呂あがりに脱衣所の「ある物」に目が留まりました。これです・・・・・



【オチャサイズ・ネタ】  わかりますか・・・・???  体重計と、その隣はおそらく「足裏をマッサージする物」なんでしょうが・・・アップにしますよ・・・よく見てください・・・・え・・・?



「ビ・ビールの王冠」・・・
置いてあるのだから、怪我することは無いだろうと、恐る恐る乗ってみました。・・・ これが、以外と気持ちがよかったりするのです。・・・

いや~最高です・・ 毎回言いますけど、こんな体験は「街」では絶対にできません。本当に楽しいですよ「温泉」は・・・
素晴らしい源泉とレトロな雰囲気を守る暖かい「おばあちゃん」・・・そんな人情に溢れた、いい温泉宿?です。・・・(キモト)




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厳選・源泉温泉 中宮温泉「 にしやま旅館 」

2008年05月19日 | 厳選・源泉温泉
今回紹介する温泉は霊峰白山の麓に湧く中宮温泉「にしやま旅館」です。この温泉は歴史が古く、白山開山の祖、泰澄大師が発見したといわれています。



中宮温泉は4軒の宿が川沿いに並んであります。 この温泉は、秘湯を満喫できるマニアックな温泉です。
そして、これが「にしやま旅館」の玄関です。「日本秘湯を守る宿」の提灯(ちょうちん)です。・・・・入湯料500円(大人)



これが風呂場です。いや~いいですね~秘湯の雰囲気満点でしょ源泉温度65度・入浴温度45度、温泉成分は「含重曹弱食塩泉」で古くから「胃腸の湯」として飲泉としても用いられてきました。水色は、やや混濁でエメラルドグリーンがかってます。味は鉄の成分の臭いありますが、飲みやすいですよそして、この浴室には温泉の他にある秘密があります。 ヒントは上の画像にありますが解りますか・・・?  答えは最後に・・・

この温泉の魅力はこの内湯だけではありません、4階には露天風呂があります。この露天風呂にも、「ここならでは」の味が満載です。



これが、その露天風呂です。内湯同様、源泉かけながしで無加水・無加熱ですよ。3人が入れるほどの大きさです。そして、この露天風呂の魅力は単なる展望だけではありません、見てください・・・・



これを見て「うあ~汚い」って思った方・・・ 誰でも最初はそう感じるでしょうが、実は違うんです。・・・ この「藻」みたいな物体は温泉の成分が太陽の光でクロレラ珪藻(けいそう)が出来るためです。 決して不衛生なものではなく体に良い成分なのでそのまま安心して入浴できます。入ると浴槽の床全体が珪藻で覆われていてツルツル滑りますので入る時は注意が必要です。
こんな魅力的な風呂は都会には絶対に存在しないでしょ・・・

そして、1階に戻って内湯の「秘密?」の答えです。
浴室には湯船が2つありまして、実は混浴なんです。・・・ えー・・・?  見て下さい。



こちらが男性で・・・



こちらが女性です。・・・

理由は、あえて書きませんが想像におまかせします。・・・ 大木に温泉成分が付着したわりには結構リアルですよ・・・  ここの注水口のオブジェ?を見て、ある方の記事に「温泉の本来の形は混浴だ」と書かれているのを思い出しました。・・・(実際は混浴ではありません)

どうですか・・・? 温泉っていいでしょ・・・  普段では味わえない楽しみが沢山あります。・・・ オチャサイズ運動でストレスを発散させるのもいいですが、たまには、いい湯に浸かって日頃の疲れをリセットするのもいいですよ

「オチャサイズ」では旅行雑誌に書かれてない様な内容で、色々な「穴場」を紹介して行きます。


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第1回厳選・源泉温泉 「白山 杉の子温泉」

2008年04月23日 | 厳選・源泉温泉
白山市(旧吉野谷)にある杉の子温泉です。 国道157号線を白峰方面に走っていくと右手に看板が見えて来ます。白山スーパー林道やスキーに頭がいっていると見逃してしまいますので注意です。



この温泉はアルカリ性単純泉・噴出泉温度が42,5度なので加水や加熱する必要がなくそのまま湯船に注がれています。もちろん循環などせず(無ろ過)、かけ流しされています。ポイントは源泉の温度が42,5度というところです。全国で源泉の温度が適温な温泉はそうありませんよ。・・・



これが杉の子温泉のお湯です。なめらかで肌当たりも良く無味無臭です。(飲用可)この日も5~6人来てましたよ。ほとんどの方が体に疼痛をかかえており治療がてらに毎日温泉に通っているそうです、みなさん口をそろえて「ここの風呂に入ったら他の風呂には入れんぞ」・・・と話してました。
手軽に源泉の醍醐味を味わえる貴重な温泉です。
金沢からでも1時間程で着きますので、まだ入ったことのない方はドライブの帰りにでも寄って見て下さいね。・・・(キモト)

あっ、一つ言い忘れました。・・・ 入浴後に無茶苦茶、気持ちのいい汗をかきますのであしからず。

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