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「太陽の塔」を拝んだ後は(寒さしのぎに)、隣にある EXPO’70 パビリオン に向かいました。
※ 画像はHPより拝借。
ここ EXPO'70パビリオン は、万国博覧の鉄鋼館の跡地を利用した記念館です。
何度か側まで来ているんですが、中に入るのは実は初めてなのでワクワクしています。
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万博のテーマは「人類の進歩と調和」だったかな?
当時のポスターが色違いで飾ってありました。
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「施設の鍵」 1970年3月11日、完工引き渡し式典で渡された万国博施設の鍵です。(模擬的な鍵でしょうけど)
この奇抜なデザインを見て、すぐに「岡本太郎」だとわかりますね。
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「太陽の塔」周辺のメインゾーンの巨大ジオラマが設置してあります。
建築の巨匠 丹下健三氏が設計した お祭り広場の大屋根をぶち抜いた話しはあまりにも有名です。
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万博は世界のお祭りなのに、先進国だけが高い技術力を持って、あたかも進歩したかのように見せる・・・ そんなところ(テーマ)が気に入らなかったようです。
だからと言って、原始のエネルギーに満ちた「塔」で近代的な建物の屋根ぶち抜くなんて・・・ うむっ、さすがですね。
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以前にも紹介したように、内部には単細胞生物から人間に至るまでの進化を1本の樹木に見立てた 「生命の樹」があり、当時は中に入って腕(?)から外に抜けられたそうです。
その内部は近々公開! って話しもあるので、今から楽しみです。
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館内は開催当時のレトロな雰囲気がして、昭和にタイムスリップしたかのような気持ちになります。
万博公園を訪れた際は、EXPO'70パビリオンにも立ち寄ってみてください。
車もそうですが、70年代の工業デザインは本当に素晴らしいものがある。
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今、モノは 進歩 しているかもしれませんが、人は 進化 はしていないなぁ・・・ TAROの作品を見ると、いつもそう思ってしまう。
いわゆる進歩と調和っていうのは、逆だと思うんだよ。
「ぶつかり合うこと」が調和なんであって、
正反対のものがバーンとぶつかり合うことによって両方が開くんだ。 【岡本太郎の名言】より