ひとりっこのアルツハイマー介護

要介護5の父(2011他界)と人工透析でアルツハイマーの母のひとりっこ介護と、介護で自分の人生を犠牲にしないコツ

認知症予防アロマテラピー、のブームの火付け役、浦上先生の講演を聞いてきました

2014-09-02 22:42:50 | 介護アロマ
「精油による認知症予防」というセミナーに参加してきました。
講師は鳥取大学教授の浦上克也先生。

アルツハイマーは記憶をつかさどる海馬の破壊のまえに、嗅覚から破壊させるという流れがある

この研究結果が認知症予防にアロマテラピー(芳香療法)のきっかけだったようです。


テレビ放映後、アロマだけが取り上げられて、日本中からラベンダーが消えたり、先生の元にメールが殺到してたいへん困惑されたそうです。


具体的な香りの使い方は以前の記事でも書きましたが、今回あらためてポイントをまとめておきます。


***以下、教授のお話***


ラベンダーは「真正ラベンダー」

ローズマリーは「ローズマリーカンファー」種
でないと効果が期待できない

(ローズマリーは他にローズマリーシネオール、ローズマリーベルベノンという種類があります)


午前にローズマリーとレモンをの精油を2対1の割合で

就寝時に真正ラベンダーとオレンジの精油を2対1の割合で


両方をセットで使わないと、脳の認知機能(記憶)はよくなったり悪くなったりと安定しない


市販でいろいろ出回っているが、(先生は)懸念している。合成や、効果のないものを買っている人がいるのではないか。


***ここからアロマテラピー専門家としてのわたしの補足***

☆香りは強ければ効く、というものではありません。

かすかに、ほのかに、で十分です


☆購入はアロマテラピー専門店で(生活の木、二ールズヤードなど)


☆もしも(一緒に暮らしていない)ご両親にプレゼントするなら、正しい使用法をきちんと教えてあげてください

たとえば、直接肌につけたり、一度に大量に使用することはNGです。



午前と午後で香りがわかれている理由は、人の自律神経の日周リズムにあったはたらきをする精油があてはめられているからです。



先生がおっしゃっていたのは、認知症の早期発見がどれだけ重要か、ということ

認知症予備軍は400万人もいるとのことです。

がんなら早期発見することで治療の選択肢が増える、それと同じことなのにどうも皆受診を先延ばしにして、困った事態になってから病院にいくから施設しか選択肢が無い・・・という状況を生んでいるのが問題、とのことでした。


まだ受診を迷っている方がいたら、認知症は老化現象でなく立派な病気だと気づいて欲しいなと思います



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