本とパンのあるくらし

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嘘をおぼえた少女

2019年06月23日 | 児童書
11歳の少女アナベルが主人公の物語。
300ページを超える長編ですが、結末が気になって一気に読んでしまいました。

「その年、わたしは嘘をおぼえた」 ローレン・ウォーク

    

家族や友人に恵まれ幸せに暮らしているアナベル。
でも、ベティという少女が現れてから、アナベルの日々は変ってゆく…。

このベティという女の子がひどい。
嘘つきで意地悪で暴力までふるう。

そして、放浪者トビー。
黒ずくめの服装で3丁の銃を手放さない無口な男。
このトビーの存在が物語の要ともなっています。

切なくて劇的な物語。
悲しいけれど読後感は、すっきりしています。

どんなことにも逃げないで、向き合う心を持てるようになっていくアナベルが頼もしい。

誰かを傷つける嘘、誰かを守る嘘、嘘にも色々あるものです。

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コメント (2)
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