PLANT-5 境港店視察
淡路市に出店を願い出ている同規模の大型ワンストップショピング
施設を境港市役所および竹内団地にあるPLANT店現地調査に行ってきた
境港市は人口37,392人と小さい中に陸、海を生かし、うるおいと
環日本海交流の拠点として米子、松江市等あわせ約40万人の移動人口を
有し従業員280名(地元雇用パードむ268名)二交代制営業
初年度売り上げ70億円を計上〔2年目80億目標、経理は福井本社一括方式〕
地元商店街はH4年より当地出身の漫画家ゲゲゲの鬼太郎で知られる
水木しげる氏にあやかり水木ロード整備や商店街空き1店舗200万補助など
総額10億円投資で全国より年85万人の観光客を迎えPLANTの影響少なく
かえってPLANT客が立ち寄ってくれる効果があるようで共存共栄が計れて
いるようだ。
地産地消をうたい文句に魚類仲卸2社、青果、牛乳など地元密着はかり
コミュニテイセンターとして年間270万人を集客させていた
市としては税収の延び悩むなか米子等近隣市町へ行かれるより境港に
張り付かせる方が年間約5000万の増収となるところからトントン拍子に
事が運び現在2年目を迎えていた
開店までの経緯について
① PLANTより鳥取県企業局に土地借り受け申し込み提出
② 境港市長宛に出店要望書提出
③ 境港竹内工業団地企業誘致推進会議開く
(市長、産業環境部長、市議会議長、商工会議所正副会頭
鳥取県商工労働部長、企業局長 7名)
④ 地元ホームセンター等(大規模小売店舗)より反対陳情書知事へ提出
⑤ 竹内団地大型小売店出店を支援する会より鳥取県、境港市、議会、
県企業局に対し賛成要望提出
⑥ 民主商工会より反対陳情提出
⑦ 企業誘致推進会議(2回目)開催→進出計画了承
申し合わせ事項の主な内容
: 地元優先雇用 : 地産地消の取り入れ : 地元優先テナント確保
: 境港FAZにできる限りの協力 : 地元行事への積極参加
: 交通安全対策、廃棄物の分別収集処理徹底
: 店内コミュニテイスペース、観光案内等の設置
⑧ 企業局→PLANTへ敷地78,759㎡ @574
20年間貸借を報道機関に発表→契約締結
⑨ 大規模小売店舗届け出→鳥取県受理
⑩ 届出書の縦覧開始(4ヶ月間)
⑪ 地元住民説明会開催
⑫ 起工式 H15.12.13
⑬ 開店 H16.7.6
今後の流れ
淡路市全体約15万人の商圏のなかに売り場面積5000坪年間売り上げ
55億円を計画の大型店進出はジャスコ、サテイほか大型店にとってはライバルで
あると共に淡路市の零細小売店に取っても死活問題であり、新市づくりの
活性化を考えたときメリット、デメリット、どのよう取り組めば共存共栄できるか
市の活性化のために島外就職の息子達を島に連れ戻した高齢店主の
悩みは深刻である。(後継者として家庭を持ち子育てをして市の人口減に
歯止めを掛けてきた人達の今後も考えた政策作りが特に重要)