アルペジオとスケールを一度、真面目に弾いてみよう。
先日、こういうコード進行のアドリブをどうするか?
という質問が有りました。
プロ志向の20代の人です。
F#m7-5, Fm7, Em7, Eb7, Dm7, DbM7, CM7 ,CM7
ちゃんと僕の理論の話を聞いていれば、
問題なくスケールの設定をできるはずです。
わからなければ、聞いてください。
で、それぞれのコードに対して、どう考えてアプローチするか?
全体の流れの中でどう弾くか?
自分なりの説明をすると理解力がある人でも
丸々2時間かかりましたけど。
その時感じたのは、前の週に、
色々ネタ振りをして臨んだのですが、
アルペジオとスケール練習を一つのポジションで
まずは、自分なりに地道にやってみることです。
「もっと効率の良い方法はないか?」
何かと考えがちですが、素人考えの範囲内で構わないので、
まずはやってみてください。
それからカッコ良くする方法は、説明出来るし、
理解も上達の実感もグンと上がると思います。
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例えば、F#m7-5ですが、F#ロクリアンを弾くところです。
F#m7-5は、よく考えてみるとAm6の転回形でもありますから、
Aドリアンと考えて弾くことも出来ます。
AドリアンとAのメロディック=マイナーは、相似性が強いですから、
使い方によっては、うまくサウンドします。
僕なら、Cメジャーのブルースのつもりで弾くこともあります。
けどね、そういう方向に短絡的に行くと、ソロの深みは出ないと
思うんです。特にあなたが人より、一歩差をつけたいと思うなら。
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せっかく、僕に習うなら、まずは、設定されたコードとスケールを
一つのポジションで弾いてみてください。
特に、あなたが若くてプロ志向なら、どんなジャンルでも、
決して、遠回りではありません。
次から次から、難しい曲をコピーして、同じテンポで弾けるようになって、
曲がりなりにでも、満足出来るレベルに弾けているなら、
そういう事をする優先順位をちょっと上げてもらえれば良いと思います。
実感が最初なくても、しばらく続けましょう。
最初に接した外国語が、まるで言葉にすら聞こえないのや、
文法を知らずに、丸暗記した挨拶などから先のコミュニケーションには、
文法なり、仕組みの理解が必要なのと同じだと思っています。