ちょっと前だけど、豪快なギターを弾く友人と話しをした。
いつも、彼のギターは男前で 「お前は、かっこいいなあ。どうやったら、そんなに豪快に弾けるんだ?」と聞いたら、「いや。俺は、小心者だ。だけど、逃げてばかりじゃダメだから、1コンサートに一発でもかましてやる、と決めてるんだ」と言った。
ふと、気がついたのは、一流のギタリストの多くが、人一倍大きなプレッシャーを抱えて、
ステージに上がり、普段の自分を人一倍、小心者だ、と思っているのじゃないだろうか?
それを払拭するのは、自分であり、自分の努力であり、物事への考え方ではないか、と思います。
これもある海外の有名ギタリストと話しした時に
「練習というのはね、すごくメンタルなものだと思う」
そう話した意味が今はわかる気がします。
人一倍臆病な自分を奮い立たせて、納得させるのは、結局、自分の弾くギターへの信頼。
だから、小心に自分を感じるのは、実は良い素養ではないかと思っています。
自分の悪いところが見えてるんですからね。直せる。直さなきゃダメだけど。(笑)
神経が細やかで、センスが良いんだと思います。
どうですかね。僕は、そう最近思えるんです。