ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

破綻の無い演奏について

2011-08-18 09:39:05 | Weblog

僕の今のウォームアッププログラムの延長に

非常に楽に音符が繋がる結果が、実際に

何人もの人で証明され始めました。

 

嬉しいです。

そして、非常に上手くいっている人にも、

なかなか上手くいかない人にも、それなりに問題があり、

それを超えて行かなければならないと思っています。

 

さて、プログラム自体は非常にうまく演奏出来るけど

応用の利かない人、上手く音符が繋がらない人の問題を考えてみます。

 

1)リズムが乱れる>ただ慣れていないだけ、あまり気にしなくていいと思います。

  継続的な練習。時間が解決すると思います。

  リラックスして、まず、小さい音で弾いてみよう。

 

2)歌ってない事。バックのサウンドの美味しい音を耳が拾えない。

 

  バックグラウンドのサウンド、コード感と自分のメロディーの響き方が

  認知されてない、あるいは、歌う事をせずに理論的根拠を考えたり、いわいる

  ただランダムに弾いている。そんな状況があると想像します。

 

  僕は、たくさんコードを弾いてみる。あるいは、コードの中の大事な2、3の音を

  追うことも同時にやった方がいいかと思います。

 

  それから、結構やっかいなのは、サウンドを聞き取らないうちにオリジナリティーを

  求める事です。自分の中で聞こえて来るサウンドに忠実でなく、自我に忠実な場合。

  自分にサウンドが聞こえてない事を知り、

  注意深く、1つ1つのコードサウンドを聞き取る時間をとれば良いと思います。

  シンプルなコード進行のたくさんのコードバリエイションを弾いてみるのは重要だと思います。

 

3)練習した基礎パターンをそのまま弾いてしまう。

 

  8小節ぐらい自然な流れを作る事を繰り返してみれば良いと思います。

  練習パターンは、綺麗なビーズや、オーナメントだと思って、一度ネックレスのように繋げてみるんです。

  僕らには手芸は馴染みが無いかもしれないけど。

 

*********

  上手く行きすぎている人も、実はしばらくすると問題を抱えるかもしれません。

これはより高級な悩みなのですが、スタイルにハマってしまうと言う事です。

でも、しばらくは大丈夫です。スタイルというのは、ベーシックな部分で、それにエネルギーを使わずに

歌えることは、次のステップの大きな財産になりますから。

 

それに台本を考える(フレーズのストーリーを考える)だけでなく、如何に感情をこめて喋るか(つまり弾くか)ということも

大事な要素ですから。踊りだしたくなるようにメロディーを弾く事も非常に難しかったりしますし。

 

じぶんなりの次のステップを探して欲しいと思います。

さあ、自由に弾いていいよ!と始めた瞬間に聞き映えが悪くなるなら、

その理由を探す必要があると思います。

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