ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

ジャンル(スタイル)を学ぶこと

2011-09-06 07:00:45 | Weblog

僕が考えるに、

ギターの上達には、スタイルを学ぶという段階があると思います。

 

つまり、「ジャズ=スタイル」とか「クラシックロック=スタイル」「ブルース=スタイル」

みたいなものだと思います。ジャンルを形成する必要な知識を学ぶ。

 

たとえば、ジャズをやるなら、

1つのポジションでドレミを弾いているのに

訳のわらか無いような複雑なラインに聞こえる手法を学び、研究し、

CM7を弾けと言われたなら、即座に20ほどのフォームで弾いたり、

スイングビートからファンク、ラテンに至るリズムのスタイルと

リズムのデフォルメを学ぶ。とか。

(ちなみにビバップとモードジャズでは、

学び方は本来別で、ずいぶん違うと思いますが。)

 

もっと細分化すれば「クラプトンスタイル」「ジミヘンスタイル」「パット=メセニースタイル」

という感じです。

 

ミュージシャンは、最終的にひとりひとりノウハウの違うもので、

人間は、なんでも弾ける訳でなく、むしろ得意技を磨き上げて、

その得意技で生きて行く。そういう側面があると思います。

 

そして、3音聴いただけで、それとわかるギタリストを目指すのは

相当な道だと思っています。

なかなかここの話しまでレッスンで持って行くには、時間のかかる事ですが。

でも、忘れちゃならないことだと思います。

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