僕が考えるに、
ギターの上達には、スタイルを学ぶという段階があると思います。
つまり、「ジャズ=スタイル」とか「クラシックロック=スタイル」「ブルース=スタイル」
みたいなものだと思います。ジャンルを形成する必要な知識を学ぶ。
たとえば、ジャズをやるなら、
1つのポジションでドレミを弾いているのに
訳のわらか無いような複雑なラインに聞こえる手法を学び、研究し、
CM7を弾けと言われたなら、即座に20ほどのフォームで弾いたり、
スイングビートからファンク、ラテンに至るリズムのスタイルと
リズムのデフォルメを学ぶ。とか。
(ちなみにビバップとモードジャズでは、
学び方は本来別で、ずいぶん違うと思いますが。)
もっと細分化すれば「クラプトンスタイル」「ジミヘンスタイル」「パット=メセニースタイル」
という感じです。
ミュージシャンは、最終的にひとりひとりノウハウの違うもので、
人間は、なんでも弾ける訳でなく、むしろ得意技を磨き上げて、
その得意技で生きて行く。そういう側面があると思います。
そして、3音聴いただけで、それとわかるギタリストを目指すのは
相当な道だと思っています。
なかなかここの話しまでレッスンで持って行くには、時間のかかる事ですが。
でも、忘れちゃならないことだと思います。