ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

自分に向いてないことが、向いている?

2009-02-21 08:21:38 | Weblog
以前、空手を習いに通った事がありました。
師範が、言ったことがありました。

「空手を始めたい人は、本当は、全員弱虫なんです。
弱虫な自分が嫌で、空手を始めようと思うんです。
空手家は、弱虫から始まっているんです。」

また、先日、心理学の講師をしていた人に聞きました。

「心理学を専攻しよう、と考えるのはね、
実は、自分のことが見つけられず、
一番、自分の内面に悩んでいる人なんだよ。」

結果的に、元弱虫や、元悩み多き人が、そういう仕事を選ぶのは、
それにこだわり、それを克服する事が、楽しみになったからなんでしょうね。

実は、僕も中学の適性検査で「警察官」と出て、
がっかりしました。
吹奏楽をやっていたので「音楽家、芸術家」と出た人が、
なんぼ羨ましかったか。(笑)

でも、適性があったと言われた人が、その職業を選んでいるかと言うと
必ずしもそうと限らない。
最初、多少のアドバンテージがあったとしても、
「目標を決めて、続ける事」で「めざすところ」に辿り着ける。
この事実は、変わらない、と思うのです。


やりたきゃやるべきです。

*****
さて、先日、面白い子と話をしました。
書道は、書道家並み。絵を書けば、プロのようなデッサン力。
バイトでやってる内装業のところでは真剣に職人に誘われているそうです。
でも、音楽やりたい。

うん、好きな事やりなさい。って言いました。

けど、いつのまにか才能を発揮して、それが普通の事でワクワクしないというのなら、
そっちの方面で、ちょっとしんどくなるぐらいチャレンジしてもいいかもね。
出来ない事を見つけて、初めて人間はそれにとらわれるから。

ただ、今は、ゆっくり考えるべきだ。

そして、まず、好きな事をやりなさい。
そういって帰ったんです。

だいたい、やりたいことやらずして、誰の人生やねん。

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