ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

オールドのギターの良さの理由の一つを考える

2022-05-25 12:43:04 | Weblog

オールドのギターの良さの理由の一つを考えてみます。

エレキギターが、開発される前を考えてみましょう。
ギターは、他の楽器に音量面で相手にされなかった。

ギター二人なら、あれだけ弾きまくれるのに、どんな名手も
バンドに入ると音も聞こえない。

ドラムが入ると聞こえない。ピアノが入ると聞こえない。
それが証拠にオーケストラにギターはいない。

それでも、ピアノが普及するまでは、各家庭にギターはあったらしいです。
それこそ、蓄音機が発明されるまでは、
お父さんがギターを弾いて、娘が歌う。みたいな。

で、レコード無いからレコードの代わりに譜面を買う。

*********
脱線しました。

エレキギターが開発された時、
「アコースティックギターに追いつけ、追い越せ」だったと思う。

だから、アコースティック=ギターに似ている、あるいは、
アコースティック=ギターと同じ表現力がある。

だから、「あかん。ギターだけの開発じゃダメだ。アンプも込みで考えなあかんわ」
が、フェンダーのアンプだったんだと思います。

その元々の心意気がのりうつってるのも、当時の楽器にはあると思います。
だから、素材も吟味したはず。

それで、ちゃんとしたクラシック、カントリー、ジャズが弾けることが
念頭にあったと思うんです。

「いや、エレキでないとないと出来ない事があるねえ」は、その後だと思います。

フェンダーのエレピもそうだったと思います。
「ピアノを簡単に持ち運び出来て、大きな会場で弾けたら」
エレピが別物として評価されるのは、発売してからの話、ではないかな、と。

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僕は、最近、テレキャスターが好きです。
一番最初に開発されたギターなんですね。
よく調整されたテレキャスは、確かになんでも弾ける。

でも、テレキャスの名手は、自殺してるんですよ。
ロイブキャナン、ダニーガットン。

気をつけないとね。僕は、まだ死にませんけど。
そこまで上手くないし。(笑)

人は生きてこそですね。
微笑んで今日もお過ごしください。


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