ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

僕と佐藤弘樹さんと『生ラヂオ』

2019-07-13 02:48:44 | Weblog

αステーションFM京都、佐藤弘樹さん。
少し書かなければ、と思いました。

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αステーションFM京都の人気DJ佐藤弘樹さんが亡くなり、
αステーションでも、追悼企画が組まれています。

αステーションの様々なディレクターさんたちと話をしたりする中、
『生ラヂオ』というのが、佐藤さんの中で大きな存在であり、
心のよりどころであったというのが、段々わかってきました。

正直、年に1回のイベントのために、
時折会ってはいましたが、ここまで大切に思ってくださっていたとは、
思っていませんでしたので、大変光栄に思います。
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佐藤弘樹さんとの出会いは、RAGのプロデューサー河上ひかる氏の紹介で、
朗読イベントを提案されたのが最初でした。

佐藤さん、ひかる氏、岡本が、最初の『生ラヂオ』でした。
その後、秋田 美幸さん(DJ)Makotoさん(ボーカル)榊原明子さん(ピアノ)
マーティーブレイシー(ドラムス)など、が増えました。
良いチームだったと思います。
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『生ラヂオ』の特徴は、強烈な女性陣からのダメ出しでした。

弘樹さんと僕は、「チームに女性の目線は、絶対必要。」
と言うのが、共通の意識だったと思います。
それは、本当に勉強になった。

本音で語る女性陣の存在が、弘樹さんには、心地良かったのではないかと思います。
実際、女性陣に囲まれ、モテモテと言う感じでしたから。(笑)

でも、結構、彼女らは、褒めることにも気を使っていたと最近聞きました。
女性陣は、母親と喜び組を行ったりきたりしてたようです。(笑)

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僕は、いつも弘樹さんが言うことは、全面的に一度は受け止めて、
なんでも実現しよう、と言うスタンスでした。

僕は、プロジェクトと言うと一歩前に進めば、
反対意見が出たり、困難にぶち当たるのが常だと考えていましたから、
自由に考えて、気軽に声をかけてもらえる人間が一人居るのは、
大事だと思ってましたから。
まあ、何より弘樹さんの大ファンだったからなんですけど。

男同士だったからでしょうか。
弘樹さんと僕は、生き方とか考え方が綺麗であることを
競っているところがあったかもしれない。

不思議なぐらい、弘樹さんの前では、
素直で率直でいることができた。

世界情勢から、宗教まで本当に色々話した。
僕が「これからは宗教は、
それぞれ個人の中に見つけて行く時代になると思う」
と話したら、ウンウンとうなづいてくれ、
生ラヂオの新しいコンセプトになったりした。

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誰にも好かれる人で、
「本当に失言とか、人を悪くいうことがないですよね」
と言うと
「まあ、そう言うことは考えもしないことだねえ(笑)」
と答えられたこともある。

ダンディーであることが知られた佐藤さん。
生ラヂオのメンバーの前では、キュートな、
おっとりとした面を見せる時もあった。

「あれはどうするんですか?」
「いや、考えたこともなかった。ごめんごめん。」
そんなことも多く、そこを一つ先回りすることに、
やりがいを見つけたりしていました。

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だから、今回、最後までマイクの前に立つ、と
言う弘樹さんの決断は、ビックリして、
そして、最大級の敬意を表したいと思います。

正直、僕は、弘樹さんは、もう少し軟派で、
呑気な人だと思っていた。本当に失礼しました。

彼の26年続け、そして愛したラジオと言うもの。
そして、やはりダンディーでストイックであり続けた、
その姿勢を胸に焼き付け、生きていきたいと思います。

そして、弘樹さんなら、どう言うだろう?
と思い、生きて行くと思います。

それにしても早過ぎる。残念です。


佐藤弘樹さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました。







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