ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

ギター講師になりたい

2010-11-25 05:22:04 | Weblog
プロ指向です。

そういう人に「何になりたい?」と聞いてすぐさま、
「ギター講師になりたい」と言って来る人にここのところ
何人も会っている。

実際、そういう人は結構弾けるし、
近所の子供をつかまえて、簡単なコードを教えたり
出来ると思うし、やっても良いと思う。

けど、音楽を志す人間が、
「こういうアーティストになりたい」
「世の中に無い、新しいサウンドが出来ないものだろうか」
そう考えないで、音楽シーンは良くなるはずも無い。

だから、音楽で飯を食う、その選択肢の一つに
教えるということもあるけど、
まずアーティストとして、最高の活動をしよう、と
願い、やり続ける事無くして、
それは音楽家を職業の選択肢に選ぶ事の意味があるのだろうか。

*********
また、もう一つの事も自分に問って欲しい。
あなたは、ギター講師になって、何を教えるのだろうか?
あなたが描く最高の弟子は、どういう姿をしているのだろう?

僕は、昔そんな議論をして
「ニーズがあって、良いレッスンがあれば、それで良いのではないか」
そんな意見も聞いた。

しかし、教えると言う事に理念がなければ、
ただのサービス業だ。と思う。
理念があるからブレない。理念があるからこそ、人が集まる価値もあるし、
学校も成り立つと思う。
世の中が変化したとき、理念に沿って自分も変化することができる。

そして、世の中が変化してもなお、ずっと変わらない事を
次の世代に広く伝える事が教えると言う仕事だと思う。
次の世代につなぐことが教育というのではないだろうか?
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