最近、超初心者を教えるのが楽しい。
もちろん、僕のノージャンルな芸風(特に最近それが激しいけど)を
わかってもらってお越しいただく人が、多いのも確かなんですけど。
高校生に帰った気分になります。
その度に「ああ、やっぱり、僕はすごく良い中学、高校生活を送ったのだ」と
思う。
小学校の音楽の先生も、塙先生といって、
すごく良い先生だった。中学の吹奏楽の顧問の久保先生も金田先生も
音楽にあふれた人だった。人生において、クラシックはずっと
聞いて来たし、今、アレンジや様々な仕事が出来るのは、その頃培った感覚によるところが
とても大きいと思う。
しかし、ギタリストとして、今、こうやって仕事が出来るのは、
やはり、高校生の時の友人たちのお陰だと思ってます。
不思議なことに僕の同い年に限って、音楽家として活躍している人間が
固まって出て来ている。現在、プロとして活躍しているギタリストは、僕以外に
3人いるし、クラシックの演奏家も何人もいる。
その頃やっていたのは、放課後、部室でギター二人で、2コードで
延々順番にソロを弾いたり、そういうことだった。
比較的ゆるい遊びばかりしていたと思うけど、
1時間弾きっぱなし、みたいなことはしょっちゅうだった。
最近、その時にやっていたような様々な遊びの体験を
レッスン生と過ごす時間が楽しい。
そして、上達云々以上に二人とも最高に楽しんでしまう時間が
一番、嬉しい、と感じるんです。
コロナの世の中にあって、
自分しか伝えられないことはなんだろう、
自分の取り柄って何?
そもそもレッスンって何?
アーティストって?
なんのために音楽をやっているの?
という問いを自分に投げかけたけど、
今というのは、最も直近の未来で、
それを深く楽しむことが、楽しい毎日で、
そのまま楽しい人生ということになるんだろう、と思うんです。
最後は語っちゃったけど、、、。