ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

音楽を伝える楽しみ

2022-08-11 05:34:58 | Weblog

最近、超初心者を教えるのが楽しい。

もちろん、僕のノージャンルな芸風(特に最近それが激しいけど)を
わかってもらってお越しいただく人が、多いのも確かなんですけど。

高校生に帰った気分になります。
その度に「ああ、やっぱり、僕はすごく良い中学、高校生活を送ったのだ」と
思う。

小学校の音楽の先生も、塙先生といって、
すごく良い先生だった。中学の吹奏楽の顧問の久保先生も金田先生も
音楽にあふれた人だった。人生において、クラシックはずっと
聞いて来たし、今、アレンジや様々な仕事が出来るのは、その頃培った感覚によるところが
とても大きいと思う。

しかし、ギタリストとして、今、こうやって仕事が出来るのは、
やはり、高校生の時の友人たちのお陰だと思ってます。
不思議なことに僕の同い年に限って、音楽家として活躍している人間が
固まって出て来ている。現在、プロとして活躍しているギタリストは、僕以外に
3人いるし、クラシックの演奏家も何人もいる。

その頃やっていたのは、放課後、部室でギター二人で、2コードで
延々順番にソロを弾いたり、そういうことだった。
比較的ゆるい遊びばかりしていたと思うけど、
1時間弾きっぱなし、みたいなことはしょっちゅうだった。

最近、その時にやっていたような様々な遊びの体験を
レッスン生と過ごす時間が楽しい。

そして、上達云々以上に二人とも最高に楽しんでしまう時間が
一番、嬉しい、と感じるんです。

コロナの世の中にあって、
自分しか伝えられないことはなんだろう、
自分の取り柄って何?
そもそもレッスンって何?
アーティストって?
なんのために音楽をやっているの?

という問いを自分に投げかけたけど、
今というのは、最も直近の未来で、
それを深く楽しむことが、楽しい毎日で、
そのまま楽しい人生ということになるんだろう、と思うんです。

最後は語っちゃったけど、、、。


 

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