ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

コードの広げ方のさらに地の果てまで。

2018-07-17 07:58:15 | Weblog

うちの教室では、中級以上には伝統になっている、
テンションコードの拡張の話ですが、
それを超えたコードの拡張原理を
新しくまとめてみました。

**********
ギターのコードの習得を考えるに、
1)ローコード
2)セーハを使った基本コード
3)伝統的なテンションコード
4)トライアド+αあるいは2音、3音を使った
省略形によるコードの発展
5)開放弦の可能性を探るコンビネーション、の追求。
6)アッパーストラクチャーを使った
伝統的なテンションコードの打破

などが、あると思いますが、
数学教師で、元生徒さんのMさんの数年前の提案が
気になり、家にお越しいただき、2時間ほど、数学的レクチャーを
受けました。
***********
彼が話すのに
「選ぶ音に限りがあり、個数が決まっていれば、
数学的に組み合わせの数も、その総数は限定されるはず」と言う。

では、数学的に何個の総数があるのか?
例えば、Ionian由来のCM7から、
テンションを含めて6つの音が使用可能で、
そのうち4音を選びだす公式は?
と考えていくわけです。

今までの、岡本教室で教えてきた可能性の
倍の数字が出てきました。(笑)

***********
また、4音の基本的な構造も
ギタリストの見地を一度除外して数学的に考える
ことも二人でやってみました。
これはでも、音楽大学ぐらいでは、当然やっている範囲では?
とは、結果的になりましたけど。

***********
僕は、こういうやり方は好きで、ひな形を打破するには、
パンクロック的な精神で実験に近いものを繰り返すことは、
結構、必要だと思います。

興味がある人は、言ってください。
ただし、一緒に研究することになると思います。





この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昨日のYUKIライブセミナーを... | トップ | 『京都RAG音楽義塾』のギター... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事